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2017.01.28(最終更新日: 2017.06.02 ) 3107 views

4K映像基礎(3)BlackMagic DaVinci Resolve 12.5の可能性

ロサンゼルスと日本を拠点に映像制作を承っております。映画、TVCM、ミュージックビデオからVR動画ま...

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DaVinciは仕事用の編集ソフトになり得るか?

先日新しい短編映画の製作・撮影が終わりました。

使ったカメラはRED DragonとSONY a7s II(録画はAtomos Shogun Inferno)で、REDはRAWで6K撮影、a7sはProres422HQでUHD-4Kを録画フォーマットに使用しました。


これから編集ですが、僕は初めてBlackMagic DaVinci Resolve 12.5を編集ソフトに使うことに決定、早速取り掛かっています。

今回は、Black Magic Designが無料で提供している4K対応編集ソフト、DaVinci Resolve 12.5の可能性について、他者が提供している編集ソフトと比較しながら考えます。

rippletrainingより

本格的に仕事用の編集ソフトとして、DaVinciを取り入れようと思っているのでフリーランスで編集の仕事をされる方は検討してみてください。

DaVinci以外の編集ソフトで4K作業の検討

多分お仕事で編集をされている方はAdobe PremiereかApple Final Cut Pro7が主流。CM業界で働かれている方はAvidという方もいらっしゃるかもしれません。
中にはFCPXやiMovie,EDIUSやSONY Vegasを使って作業される方もいるかもしれませんが、主流なのは最初に述べた3つのソフトだと思います。

今後4Kの動画編集がTV、ウェブともに主流になっていきます。
NHKのBSが4Kの衛星放送をリオ五輪と共に試験放送始めたように、確実に4Kでの作業が出来る人のニーズが高まっています。
なので4Kでの編集ワークフローを行う際に最も理にかなった編集ソフトという視点で話を進めます。

Final Cut Pro 7

まず、Final Cut Pro7 (FCP7)は4Kに対応していません。
ただ、1080Pプロキシへ変換して、オフライン編集をしてからXMLでDaVinciへ移行>4Kへ再接続・タイムラインの再現>カラコレ>マスタリングという方法をされている方も見かけます。
FCP7はProres422でのプレイバックがスムーズだし、トリムツールやマグネットツールがとても快適に使えるので、FCP7ファンは未だに多いです。

EDIUS & SONY Vegas

EDIUSとSONY VegasはWINDOWS7,8のみの対応ですが、4K作業が可能です。ただEDIUSは4K,H264を推奨していますが、それよりも高画質なファイルフォーマットに対応しているかが分かりません。
ウェブサイトでのサポートが乏しいのもあって、十分な情報がありません。SONY VegasはSONYのUHD4Kカメラで撮影に使われる動画フォーマットには対応出来るようですが、こちらも情報不足。

Adobe Premiere

4Kの動画編集で使われているのはAdobe Premiereだろうと思います。
PremiereはMAC,WINDOWS両方のOSシステム対応なので、互換性もあって、編集をするコンピュータが変わっても対応が簡単です。
4K素材のネイティブ編集が可能で、対応している動画フォーマットの数もとても多いです。
インターフェイスを自分の好きなようにカスタマイズ出来るので、使いやすいしAdobeのAfter EffectやPhotoshopとの連携も良好です。

課題は3点
1) 色編集をDaVinciなどへ移行するためにXMLを準備して、ファイルの再接続をする手間がかかる
2) DCI-4K (flat, scope)の書き出しを行い、DCP(Digital Cinema Package)を準備するために外部のプラグインを購入する必要がある。
3) すでに取り込んでいる素材を、後からバッチでプロキシ(Proxy)作成しようと思うと、少し手間がかかるのが面倒くさい。

AVID Media Composer

Media ComposerはAVIDが提供している編集ソフトですが、これもPremiereに負けじと劣らないソフトです。
このソフトの特徴は動画素材を一度DNxHDというファイルに全て変換し直してから作業するところです。
必ずオフライン用PROXYを作成するので、Adobe Premieretの様なプロキシ問題は起こりません。
試していないですが、なんと8Kのネイティブ編集が出来るとのこと。今後PremiereやDaVinciも8Kに対応しなくてはいけないようになりますが、Media Encoderは一歩先を見ています。

インターフェイスはPremiereやFinal Cut Proに似ているので作業は簡単です。
さらにAvid MCはネットワークシステムを使って、複数のエディターが同時に同じプロジェクトファイルを共有することが出来ます。
詳しくはISIS1000についてコチラから学んでください。

詳しいAvid MCの情報はコチラからも学べます。

課題はPremiereと同じ2点
1) 色編集をDaVinciなどへ移行するためにXMLを準備して、ファイルの再接続をする手間がかかる
2) DCI-4K (flat, scope)の書き出しを行い、DCP(Digital Cinema Package)を準備するために外部のプラグインを購入する必要がある。

DaVinci Resolve Studio 12.5

DaVinci Resolve Stuidoは今まで上に書いた作業のうち、8Kネイティブの編集以外が全て可能。
さらにPremiereとAvid MCの課題である、カラコレソフトへ移行する必要も無く、DCI-4Kを使ったDCPの書き出しも可能(Easy DCP)です。(ただしDCI-4K編集・書き出しは有料版のみ)

さらに多くの機能が搭載されていますが、DaVinciの機能については次回お話します。

まとめ

こうやって見てみると、Adobe PremiereやAvid MCは4Kの作業を全く問題無くできますが、最終的にはDaCinviや他のプラグインを通してカラコレ・DCP(マスタリング)をするのが映画製作の常になっているようです。
これはアメリカの標準だけかもしれませんが、カラコレをこれからは簡単に誰でも学ぶことが編集の一環になれば、さらにクリエイティブな作品が多く生まれるのでは無いかと思います。
DaVinciの編集ソフトとしての使い勝手については、現在進行形で製作中の短編のクリップをお見せしながら報告します。
ではまた次回

気になる制作ノートは、
クリップしておくと
あとからいつでも見返したりできます。

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