2017.01.28(最終更新日: 2017.05.17) 5227 views

[インタビュー撮影] 照明チュートリアル 室内篇

ロサンゼルスと日本を拠点に映像制作を承っております。映画、TVCM、ミュージックビデオからVR動画ま...

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室内撮影で明かりを完全にコントロール出来る時、用途に分けて照明を使い分けることが出来ます。
今回はRealm PicturesのVimeo動画チュートリアルを解説しながら照明の話をします。
聞いたこと無い制作会社でしたが、チュートリアルはとっても良いです!
英語が分からなくても大体わかります。

今回の撮影に使った照明は6つ。
どれもアマゾンで買えるような小さい照明を使っています。
多分少し明るめのLEDライトだと思います。
1000W以下の小さな照明で、明るさはキーライト、バックライト、背景、トップの順。

まずはキーライトから

まず、試しに真正面から彼女に向かって照明を当ててみると...

DSLR Lighting Techniques from Eve Hazelton より

これでは背景と被写体が同じ明かりに照らされてしまい、立体感が出ません。
背景が暗くなるように照明を左にずらしてみました。

DSLR Lighting Techniques from Eve Hazelton より

すると?

DSLR Lighting Techniques from Eve Hazelton より

背景は潰れましたが、被写体にコントラストの強い影がついてしまいました。

この時、照明はキーライトから作ってます。
内容、被写体の体格、観客との距離感などがキーライトの決め手です。
例えば、被写体がカメラを直接見て話す場合と、インタビュアーに向かって話す場合では目線が違います。
目線が違う場合は、カメラに向かう被写体のアングルも変わるので、合わせてキーライトも調整します。

例えば、男性と女性のインタビューでも、照明は変わります。
女性の場合は、基本的に顔に映る影を少なくした照明が好まれます。
そのため、キーライトは男性よりも正面よりです。

男性の場合は、照明に角度をつけた方が輪郭が綺麗に出たり、影が強くなったりして好まれることが多いです。
もちろん人それぞれ好み、性格なども違うので、それに合わせて照明を変えることが出来れば、良いですね。

この時に、キーライトが全体のトーンを決めるので、他の照明はあとから足していくんです。

この時に、キーライトは画面のどちら側から照らすか?
基本は、フレーム内の被写体の両サイドスペースの広い方からです。
画面中央が自然と一番明るく感じるからです。
人間の目は、明るいところへ自然と向かいます。
この時に、キーライトが画面の中央では無く、端の方を照らしていると、左右がアンバランスな感じになります。

ソフトボックスを使う

次はコントラストを取るためにソフトボックスを使って、照明自体を大きくします。

DSLR Lighting Techniques from Eve Hazelton より

ソフトボックスを使う理由は、照明が作る影がソフトになって被写体の見栄えを良くするからです。
もう一つ大事なことがあります。
アイライトです。
アイライトは被写体の目に反射する照明のことです。

アイライトは必ずと言って良いほど必要です。
なぜでしょう?

観客の目線を考えるとわかります。
人間は話を聞く時、相手の目を見るのが礼儀ですね。
撮影時、アイライトを作ることで、被写体の目に自然と観客の目線を持っていくことが出来ます。
それに目がキラキラして話も面白そうに聞こえます!コレほんと。

DSLR Lighting Techniques from Eve Hazelton より

ソフトボックスの白いシーツのことを、ディフューザー、もしくはディフュージョンシートと言います。
ソフトボックスが無い場合は、他のディフューザーを代用しても同じ効果が得られます。
ディフューザーには様々な厚さがあり、これに寄っても肌の質感、影のソフトさが変わります。
一時期、風呂場のカーテンを使ったり、クッキーを焼く時に使う薄い紙を使ったりしてました。
案外イケますよ(笑)

ソフトボックスを使うと照明がどうしても暗くなってしまいます。
被写体の露出が正しいかを確認しながら、次へ進みまショッー!

頭上から当てる

次に頭上にセットしておいたトップをオンにします。

DSLR Lighting Techniques from Eve Hazelton より

これで髪に照明があたり、さらに立体感が出ます。
顔に影がかからないように気をつけてください。

DSLR Lighting Techniques from Eve Hazelton より

右後ろのバックライトを当てる

そのあと、画面右後ろから被写体に向けてバックライトを調整します。

DSLR Lighting Techniques from Eve Hazelton より

これで彼女の輪郭が浮き出てきて、顔もスリムになりました。
この時のコツはバックライトは被写体を挟んで、キーライトとは反対側から照らします。
これも、バランスをよくするための工夫です。

DSLR Lighting Techniques from Eve Hazelton より

最後に3灯の小さな照明を、被写体に使っている灯と違うホワイトバランスで、背景を照らします。
これで更に被写体と背景を色でも、区別化することが出来ました。

DSLR Lighting Techniques from Eve Hazelton より

これで完成です!

DSLR Lighting Techniques from Eve Hazelton より

気になる制作ノートは、
クリップしておくと
あとからいつでも見返したりできます。

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