2017.01.31(最終更新日: 2017.05.17) 3396 views

VR(360°)動画撮影をして気づいたこと

ビデオグラファーとして、ノンフィクション・コマーシャル映像の制作を行う。プロジェクトに寄り添った形の...

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360°(VR)動画で長野北信地方を発信するというプロジェクトを現在やっており、
今回ロケハンを兼ねたテスト撮影を行いました。
テスト撮影をしたフッテージの一部がこんな感じになっています。

使った機材

今回使ったカメラは、GoProを6台つけて使用する360用リグ、360HERO。
そして照明用のライトポールを三脚的に使用。
通常のカメラ用三脚だとカメラに雲台部分が写ってしまうので
できるだけ映る部分の少ない、ライトポールにしています。
地面に近いところで撮影するときのために、ゴリラポッドの小型三脚も持って行きました。
そして絶対に必要なのがGoProのリモコン、ARMTE-002-AS。
6台同時に録画ボタンを押すのは大変なので、同時録画のために使用します。
あと写真に写っているのは充電用のUSBハブです。
6カメラ+リモコンを充電できるように7ポートのものを用意しました。

今回はテスト撮影のため、音の収録は行わず、音の機材は持って行きませんでした。
本番では、音の別撮り用にサウンドレコーダーとピンマイクを持って行くと思います。

撮影して気づいたこと

とにかくバッテリーが1時間くらいしか持たないので、予備のバッテリーが必要

参照元:amazonより

とりあえずGoProのバッテリーが1カメラに1つずつしか持って行かなかったのですが、
やっぱり1時間程度しか持たないので、今回もすぐに電源が切れてしまいました。
現場で360度での映像確認ができないので、「念のため」の撮影が多くなってしまい、
なんだかんだで何度も撮り直してしまい、結局バッテリーがなくなってしまうという事態に。
やはり予備のバッテリーはいくつか必要でした。

リモコンは絶対に必要

参照元:ヨドバシカメラより

今回GoproのリモコンであるARMTE-002-AS を持って行ったのですが、これは絶対に必要です。
Goproが6台あるので、1ボタンで6台同時録画できるようにするために、
リモコンがあると便利です。(GoPro最大50台と同期できるというスグレモノ!)
※実際は同時録画しても、コンマ何秒カメラごとに撮影スタートはズレてしまうので、
ソフトウェア上でモーションかサウンドで同期します。

その場で撮影の確認ができないため、経験が命になってくる。そのため、繰り返し撮影をすることが大切


今回の基材の場合、その場で360での映像確認ができないため、
どう撮影するかは経験による部分が大きくなるなと感じました。
特に難しいのは場所の選定で、どこに行けば迫力があり良い映像になるのかというのが
いろいろな場所で撮影してみて、VRで確認していかないと感覚がつかめないかなと思いました。

何気なく撮った階段が意外と良い、段差があるところは撮影に向いているかも

撮影して、VRで見てみて気づいたのですが、今回撮ってみた急な階段が目の前にあるカットが、
VRで見てみると現実よりも迫力があって結構良かったです。

VRの撮影場所を選定するのは、まだわからない部分が多いのですが、
高いところや高低差があるところ、見渡しが良いところというのは大切になりそうです。

編集のスティッチが結構大変そう・・・

今回編集ソフトはGoProに買収されたKolorという会社のソフトウェアを使ったのですが、
6つの素材をくっつける作業がなかなか大変。
切れ目でてしまって、その補正がまだまだうまく行っていません。工夫が必要そうです。
そしてまずそれ以前に、こんな形で撮影した動画ファイルが
(カメラ6台分で)通常の6倍になってしまうのでそれを整理するのが大変、、、
(こういったファイルを簡単に整理するアプリとかあったら教えてほしい、、、)
追記:鎌田さんが記事を書いてくださっていたこのソフトが整理に便利でした!
撮影した動画のファイル名を重複させないために必要な整理ソフト 『Shupapan』

さらに、単純につなぎ合わせただけだと、このように顔が切れてしまうので、補正していきます。

この作業が意外と時間がかかり、カット数が多くなるとしんどそうです。

カメラとの距離感に注意が必要そう

風景の中で、遠くから人がカメラに近づいてくるカットを撮ってみると、
最初に写っている風景の部分がうまく繋がるように調整すると、
人間がカメラに近づいてきた時に、写っているものの距離感が変わってきて、
人間の顔などに切れ目がかなり出てきてしまいます。
1カットの中で距離感が変わると、切れ目が見えやすくなるのかなという印象です。
そしてカメラに近いところにものがあると切れ目が目立つ印象も。

近づきすぎると切れてしまう・・・

顔と胴体が・・・

3~5m以上は間を空けて撮影するのが良さそうです。

以上が今回撮影してみて気づいたことでした。
まだ撮影・編集は続くので続編も書きたいと思います。

気になる制作ノートは、
クリップしておくと
あとからいつでも見返したりできます。

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