tdcg bold box camera clip comment director drone edit effect h1 h2 img lighting link list makeup music ol pc place producer search software tag ul video videographer view voice vook_note vook_port vook animation music2 notice user color
2017.01.31(最終更新日: 2017.05.17 ) 1932 views

モバイル編集環境に最適のポータブルストレージはどれ?

ノンフィクション・ビデオグラファー CM制作会社で制作進行として勤務後、2012年からビデオグ...

  • 0

私は地方や海外を舞台にしたショートドキュメンタリーの制作が最も多い仕事で、撮影から編集までを自分で行っているため、基本的に制作環境をモバイルベースにしています。

撮影機材はできるだけ軽くまとまるようにして、編集はMacbookProを使い、ロケ先でも修正作業や仮編集、素材の整理などできるようにするという形です。

そんな環境で、常に気になっているのが「どんなポータブルストレージを使って作業するのか」ということです。現状、東京のオフィスに戻ったときに撮影素材や編集素材をバックアップHDDにコピーしますが、編集に使う素材を入れた作業領域は常にポータブルストレージの中に作っています。

そうした中で、どのタイプのポータブルストレージがベストな作業ストレージなのかを追い求め続けてきました。

①USB3.0のポータブルHDD

最初に使っていたのはUSB3.0接続のポータブルHDDです。安価で手に入るのはよいのですが、スピードはそれほど早くありません。プレイバックのスピードはHDであれば問題ないですが、ビンに入れてある素材をスクロールしたときのサムネイル表示の遅さが気になっていました。


USB3.0接続のポータブルHDD。写真はG-Technologyの「G DRIVE ev RaW」。
USBのHDDの中でも7200回転で高速なので、撮影素材バックアップに愛用中

「G DRIVE ev RaW」をUSB3.0でMacbookProに接続したときのスピード。
ポータブルHDDは早いものでもこのくらい。

②ThunderboltのポータブルHDD

ということで、次にThunderbolt接続のポータブルHDDを使用しました。よく箱の裏などに「ThunderboltはUSBに比べて速度が○○倍!」とか書いてあるので早くなるもんだと思って導入したのですが、測ってみるとほとんど全くUSB3.0のHDDと速度は変わりませんでした。

なんでだろうと思い、調べてみて初めて気づいたのが、ポータブルHDDの場合は「接続ケーブルのスピード」>「ディスク自体のスピード」だということ。

2.5インチHDDのスピードは良くても100MB/sくらいなので、USB3.0の最大速度すら達していない。なのでより早いThunderboltを使っても別に早くならない!という事実でした。

③ポータブルHDD2台(RAID)

そこで次に手を出したのが、HDDを2台搭載したRAIDのポータブルHDDです。RAID0を組めばシングルHDDより速度がグッと上がります。値段は少し高いですが、4TBの大容量で、RAID0がポータブルで組める点は魅力です。

問題は、重量が重いということと、RAID0なので、2台搭載されているHDDのどちらかが壊れた場合、データが取り出せないというリスクがあることです。

HDDを2台搭載したポータブルHDD。写真はWestern DigitalのMy Passport Pro 4TB

④ポータブルSSD

そして今回たどり着いたのが、ポータブルのSSD。SSDのスピードにはずっと魅力を感じていましたが、容量の少なさが作業用ストレージとしては致命的でした。480GBでは、1プロジェクトの素材を全部収めきれません。そんなときに見つけたのがSandiskの新型SSD。

値段は10万円付近で圧倒的に高いのですが、容量が1.92TBあります。
これはポータブル編集環境にぴったり!ということで、
SanDiskさんにお借りして使わせてもらいました。

ポータブルSSD。写真はSandiskのエクストリーム900

エクストリーム900をMacbookProにUSB3.0で接続したときのスピード。HDDとくらべて圧倒的な速度!ちなみに新型MacbookProなどに搭載されているUSB3.1Gen2でも接続可能で、その場合850MB/sの最大速度が出る模様。
これは内蔵SSDと同等かそれ以上の速度!

数字上のスピードももちろんなのですが、体感として一番感動したのは、編集ソフト上でのビン内の素材サムネイルの表示の速さです。

ドキュメンタリーだと、カット数が多く、かなりの数のカットの中からほしいカットを見つけないといけない場合が多いのですが、その素材探しの時間が圧倒的に短縮できました。作業時間と、作業時のストレスが激減して、これなら10万の価値あるな。。。と思ってしまうスピードです。(ちなみにB&Hで買うと740ドルくらいで買えるので送料を考えてもお得です。。)

現在のストレージ運用環境

ということで、現在私のモバイル環境でのストレージ運用は、撮影した素材をロケ先のホテルなどで、作業用のSSDとバックアップ用のポータブルHDDにコピーして、オフィスに戻った際にはオフィスのバックアップHDDにもコピーして、SSDで作業を進めるという形になりました。

モバイル環境での作業ストレージに悩んでいる方、参考にしていただければ幸いです!

気になる制作ノートは、
クリップしておくと
あとからいつでも見返したりできます。

ログインするとコメントできるようになります。
ログイン  新規登録

Vook最新情報をお届けします

@VookJp Vook Twitterアカウント

Vookで開催しているイベント情報