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2017.02.11(最終更新日: 2017.07.31 ) 630 views

ブラックマジックデザイン、ライブプロダクション関係の新製品3モデルを発表・発売

映像制作に関わる製品情報、レビュー、制作ノウハウ、制作者やメーカー開発者インタビューなどを掲載する映...

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ブラックマジックデザインは2月6日12:00 (太平洋標準時刻:日本時間7日のAM5:00)にライブプロダクション製品のプレスカンファレンスにおいて3つの製品を発表した。その3製品はワールドワイドで即日発売を開始している。日本においては、2月10日(金)に日本のプレス向けに担当の同社、岡野さんが新製品について説明を行なった。

 ブラックマジックデザインが、NABやIBCなど大きな展示会のタイミングでない時期にこういった製品群を発表するのは初めてで、しかも即日出荷を開始するのは例がない。これまではNABで発表された製品が数ヶ月から1年くらいかけて出荷されることも多かったが、1年近くかかるとその間に技術のトレンドがかわることもあり、また当初アナウンスした機能が実装されないこともあったりで、製品の告知とリリースを見直そうということがあったようだ。

 今回の新製品はATEM Television Studioの後継にあたるATEM Television Studio HD、記録メディアをSSDからSDカードに変更したレコーダー、HyperDeck Studio mini、そしてまったく新しいラインナップになるBlackmagic Web Presenterの3機種。

 こういったモデルを開発した背景としては市場の変化があるという。ブラックマジックデザインは2012年にはUltra HD、6G-SDI、12-SDIというように放送局やポスプロが求める技術を追求し、4K撮影から伝送、スイッチング、収録まで4Kのワークフローを低価格でいち早く実現してきた。先端の技術を、どこよりも速く、より安くという方針で邁進してきたが、この3、4年、映像制作市場に放送局、ポスプロ以外に違うビジネスが広がってきたという。放送とは関係のない施設での映像収録や企業内での映像記録、配信、ライブストリーミング、デジタルサイネージなどである。そういった現場からのリクエストが多く寄せられるようになってきた。より横の広がりのある多様な市場向けに企画されたのが今回の製品群である。

ATEM Television Studio HD

 前モデルのATEM Television Studioはハードウェアのコントロールパネルを割愛することで10万円前後の価格でHDのスイッチングを実現したモデルで、この製品の大ヒットによりスイッチング収録の件数が増え、カメラマンがカメラだけでなくスイッチャーまで所有するようになったという画期的な製品だった。

 従来モデルでユーザーから寄せられた問題点としては、6入力というのが少ない、コントロールパネルが別途必要であり単体で使えない、簡単な設定もPCが必要になる、AUX OUTがないことなど。これまで機能追加はソフトウェアのアップデートで対応してきたが、このあたりの不満はソフトウェアでは解決することができない。そこで、Television Stduioは終了させて、新製品であるATEM Televison Studio HDを投入することに決めたという。価格は113,800円。大きく進化を遂げているが価格は据え置き。サイズは2/3Uサイズ。

 今回はスイッチャーとパネルが一体になり、これまでソフトウェアでやっていたスイッチングやメニュー設定を本体操作で行えるようになった。また入力はHDMI4入力、SDI4入力の計8入力に拡大。プログラムアウトに加えて、AUX OUT、XLRでのアナログオーディオ入力が加わった。もちろんマルチビュー機能も内蔵。DVEを内蔵し、PinPや多彩なトランジションに対応。トークバック機能、クロマキーも内蔵。オーディオミキサー機能も内蔵する。ちなみに本体パネルのスイッチの上のLEDは簡易的な音声レベルメーター。

 従来どおり、ソフトウェアコントロールもでき、複数人で役割分担のオペレートも可能。

 20系統のメディアプールはフッシュメモリーで内容を記憶しており、再起動後も内容を記憶している。

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HyperDeck Studio Mini

HyperDeck Studio Miniは、1/3Uサイズのレコーダー。HyperDeck Studioの機能を記録メディアをSSDからSDカード(2スロット)にすることでコンパクトな筐体に収めた。78,980円。6G-SDIを搭載し2160p30までの入力に対応。記録コーデックはProResで、ファームアップでDNx系にも対応する。

ダブルスロットだが同時記録には対応せず、リレー記録のみ。記録時間は以下の通り。高速のUHS IIタイプに対応。

新たに搭載された機能としてFTPファイル転送に対応。メディアに記録された映像をファイルとして流すことができるようになった。

レコーダーとしてだけでなく、デジタルサイネージのプレーヤーとしても使える。リファレンス接続とシンクジェネレーターを内蔵しているので、複数のHyperDeck Studio Miniを接続/ロックして、完璧な同期で再生することができる。たとえば複数のUltra HDディスプレイにビデオを同期再生し、高解像度マルチスクリーン・デジタルサイネージを構築できる。

裏面端子部。SDI入力、リファレンス入力、そしてデュアルリンクまたはフィル&キー出力に使用できる2つのSDI出力端子を搭載。USBはUSB-C端子。

HyperDeck Studio MiniはTeranex Miniコンバーターと同じサイズなので、必要に応じて最大3モデルを組み合わせて、Teranex Mini Rack Shelfにマウントすることができる。

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Blackmagic Web Presenter

 これまでのブラックマジックデザインになった製品で新しい試み。同社のCEO、グラント・ペティ氏は「YouTube Liveは放送におけるカラーテレビ以来の大きな変革だ」と発言している。Webブロードキャスティングのための製品として開発したのが本機。誰でも簡単に高品質ストリーミングができるデバイスで、ドライバーが不要で、あらゆるSDIおよびHDMIビデオソースをUSBウェブカメラの映像として認識。YouTube LiveやFacebook Liveなどのストリーミング用のソフトウェアやサービスでプロ仕様のSDIおよびHDMIビデオソースを使用した配信が行える。56,980円。

オプションのTeranex Mini Smart Panel(9,980円)と併用すると、2系統の入力を搭載した放送品質のライブプロダクションスイッチャーとして使用できる。

Teranexのコンバージョン機能を搭載しているので、高品質のイメージスケーリングができ、SD/HD/Ultra HDソースは自動的に720pに変換され、出力はインターネットでストリーミングするために、USB経由でコンピューターに送信される。フレームレートはネットの回線しだいで25、20、15、10、5fpsにフレキシブルに下げて出力する。

 2系統の入力があり、同期がとれるので、ライブプロダクションスイッチャー的にも使用できるし、HDMIからSDIへの変換コンバーターとしても使える。

1/3Uラックサイズなので機材ラックに最適。Teranex Miniコンバーター、HyperDeck Studio Miniレコーダーあるいは、ATEM Television Studio HDもラックに並べてマウントできる。

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●この記事は映像制作のための情報マガジン「ビデオSALON」より転載

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