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2017.03.21(最終更新日: 2017.05.17 ) 1050 views

【書き起こし】正しいカラーマネジメントをするための色基準とは? (presented by EIZO/x-rite)

「少人数スタイルで動画づくりを行う"ビデオグラファースタイル"のクリエイターが集まる場」 「ビデオ...

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この記事は、2/28開催のVideographer’sNightの内容を一部編集したものです。
今回のテーマは『カラーマネジメントとモニターキャリブレーション』。
ゲストにEIZO様、x-rite様をお迎えし、カラーマネジメントやモニターキャリブレーションの概要と色の基本についてお話しいただきましたので、内容を抜粋し数回の記事に分けてお送りいたします。

ビデオグラファーの一つのあり方として、企画撮影から編集、さらにカラーグレーディングまでを行なう映像制作のスタイルは今や珍しくありません。
LogやRAW収録、Davinci Resolveを使ったグレーディングも当たり前のものになり始めましたが、その中で最も基礎的で重要でありながら、ないがしろにされがちなことにカラーマネジメントとモニターキャリブレーションがあるのではないでしょうか?

本日は導入としてカラーマネジメントには欠かせない、色の基本について概要をお伝えしていきます。

そもそも色とは?

まず、波長と色の関係についてですが、色は電磁波とよばれる波長の一種です。
電磁波には、宇宙空間を飛び交う高エネルギーの放射線をはじめ、医療現場で使われている、ガンマ線・X線、また、太陽光に含まれる紫外線・可視光線、赤外線、また、レーダー波・UHF・VHFなどのテレビ電波・ラジオの電波・低周波などの電波といった種類があります。その中で目に見える部分が「可視光線」と呼ばれ、人の目で見える波長、いわゆる光のことを指します。

カラーマネジメントとキャリブレーションが重要なワケ

プレゼンテーションのはじめにスクリーンを使用した視覚テストを実施。
スクリーン上の緑色と赤色を注視した場合、脳が強い刺激を受け、スクリーンが白色に代わっても脳によって認識されたそれぞれの補色が目の前に残像として焼きついたり、覚えていたはずの色(記憶色)が実際には違っていたりと人の目が認識する色は曖昧であることを再認識しました。

彩度の高い色には鈍感ではあるもののグレーのような無彩色にはとても敏感な人の目。
そのためグレーはカラーチャートでも基準として取り入れられています。
(一般的に18%グレーや40 IREグレーと言われる)

このように、人の視野や色を認識する力には制限が多いことからカラーチャートの使用やモニターキャリブレーションが重要となってきます。

映像制作における色表現の基準

続いて色表現の基準として、映像制作で用いられるRGB座標に沿った色域がどういうものかを見ていきます。
まず、RGB値と色について簡単に解説しましょう。
映像編集の際はパソコンでデータを扱うことになるので、RGBの値が関わってきます。
ここで、RGBの数値は色を特定していないので、まず色をつける必要があります。
色を付ける=プロファイル(Rec.709やsRGBやAdobeRGBなど)を指定するということです。

次に色表現の基準として、L* a* b*の概要を説明。今回は中でもRec709やsRGB、
DCI-P3などの映像業界の標準規格について、色域や色表現がどういうものかを見ていきます。

これは色空間を2次元化して色域を投影したグラフです。
xy座標系での色域領域を表し、中でも人の見える色域が馬蹄形で表されています。
まずRGB座標とは、可視域空間を2次元化した色域(馬蹄形)の中の位置を表すものです。
x軸とy軸で色域領域が表されています。

RGBの種類

そもそもRGB(色空間)は現在大きく分けて2種類。  
国際標準規格となる sRGB(standard RGB、エス アールジービー) と
Adobe社によってクリエイター向けに提唱されたAdobeRGB(アドビ アールジービー)です。
このsRGBとTV放送や映像制作で用いられているRec.709(レック709)のRGB座標は同じです。

sRGBとAdobeRGBのB(青)とR(赤)は座標上同じ位置でG(緑)の彩度が高いため、
YellowやCyan系も含め、色の表現できる範囲が広くなっています。
さらに次世代放送4K8KやHDR向けRec.2020はRGB全てでさらに広い色域を規定しています。

撮影時、Rawなど映像信号に全く色のない状態からRec.709(sRGBの色空間)にデータを変換し作業するか、AdobeRGBやRec.2020の色空間で作業するかを決めることで違いが生じるということです。(詳細は次回)
ちなみに、Rec.709とsRGBではこの2つは同じ色域ですが、ガンマ値などが異なるため編集などの際は違う色合いに見えます。 

それぞれの色空間はRGB座標が全て異なるので、255階調(8bit256階調)で説明すると、例えばGの純色(R0 G255 B0)をsRGBで規定した色とAdobeRGBで規定した色とでは座標が異なり全く違う色で表現されるということになります。

したがって、撮影・編集・グレーディングの作業で色域の違いを正確に把握することが重要で、編集や映像確認用モニターがその色域を正確に表現できていない場合、正しく作業できないということになります。

また、現状のカラーマネジメントにおける問題点としてあげられるのは、今まで主流とされていたiMacのRec.709、あるいは最近使用されるようになったDCI-P3とAdobeRGBよりも狭くsRGBよりも広い色表現が普及してしまっていることです。

と、かなり掘り下げたところまで話が及んでしまいましたが ・・・

まとめ

そもそもカラーマネジメントは
「何を色の基準にしたらいいかわからない」、
「電話でいくら色を伝えようとしても実物で見てもらうまで色の感じが伝わらない」など
色基準の問題を解決するために始まりました。

一言で言うとすれば、カラーマネジメントとは

ICCプロファイルを使って異なるデバイスの色を統一するシステム 

です。

ICCプロファイルとは、異なるデバイスの色を調整するシステムで、色温度や色範囲(RGB座標)、ガンマ(2.2が標準)を確認できる国際カラーコンソーシアム規格のプロファイルです。
動画系のガンマ基準はしばらく2.2だったものが現在、「Rec.1886」というガンマカーブになり、
ほとんど2.4に近いガンマに設定されています。

分かりやすくしますと、カラーマネジメントは

「それぞれのプロファイルを使って共通の色空間を共有する」

ということです。

キャリブレーションの重要性については
「モニターキャリブレーションの必要性について」でご紹介します。

気になる制作ノートは、
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