2017.03.28(最終更新日: 2017.05.17) 1550 views

撮影現場でのカラーチェッカーの使用方法(標準露出の取り方)

「少人数スタイルで動画づくりを行う"ビデオグラファースタイル"のクリエイターが集まる場」 「ビデオ...

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この記事は、3/24開催のVideographer’sNightの内容を一部編集したものです。
EIZO/x-riteによるカラーマネジメント・モニター講座第2弾!
前回に引き続き、ゲストにEIZO様、x-rite様をお迎えし、カラーマネジメントやモニターキャリブレーションの概要と色の基本についてお話しいただきました。その中から、今回は『カラーチェッカービデオ(カラーチャート)を活用した標準露出の取り方』についてお送りいたします。

標準露出で撮影することの重要性

カメラには、再現・記録できる明るさの範囲が限られています。その範囲を超えてカメラに光が入ってくると白飛びが起きたり、その逆に黒つぶれをしてしまいます。そのため、撮影対象を適正な露出の中で撮影することが必要です。
また、異なるメーカー・機種の複数のカメラで収録をするときや、LogやRAWなどでの収録の場合は特に、露出(明るさ)を適正な値に合わせて撮影することが重要となってきます。そうすることによって、ポスプロ時に明るさを合わせる手間が省けたり、カラコレ時に適切に編集が行えるようになります。
※ホワイトバランスを取る(白を取る)ときに似たような作業を行いますが、今回は露出を取るときのお話です。

ColorChecker Videoの使い方

x-riteのカラーチェッカーには、表面に色彩、肌色、照明チェック、グレーの各チップが含まれています。今回は、真ん中の4つのチップを使います。
真ん中のチップは、上から、

白色ハイライト
18%グレー(40 IREグレー)
50%グレー
ブラック

となっています。

1. カラーチェッカーを被写体の場所に置きカメラに向ける

画角を決めたら、カラーチェッカーを被写体の場所に置きます。(写真は置いていますが、できれば撮影対象に近い場所で持ってもらうのが良いです。)その場所の照明の光や外光などが当たった状態にします。

2.ウェーブフォームモニタを見ながら標準露出を合わせていく  ATOMOS社のSHOGUNや、最近発売されたPanasonicのGH5にはウェーブフォームモニタが内蔵されています。

  GH5のウェーブフォームモニタ

SHOGUN INFERNOのウェーブフォームモニタ

カラーチェッカーが画面いっぱいになるようにズームをして、このウェーブフォームモニタを見ながら、写真のように、18%グレーがおよそ40%の位置に来るように露出を合わせることで標準露出が得られます。適正露出は厳密にはカメラによって値が違いますが、各社のガンマカーブの標準露出が40%前後のため、およそこの程度に合わせた露出が標準露出といえます。

なぜ18%グレーに合わせるのか

そもそも、18%グレー(40 IREグレー)とは、黒の中に白が18%入っている状態で、人間の目で見てちょうど黒と白の中間に見える色です。人間の肌や、日常的な景色などの平均的な反射率が18%の状態と言われていて、18%グレーを再現できれば、被写体の暗部や明部を再現することができます。

気になる制作ノートは、
クリップしておくと
あとからいつでも見返したりできます。

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