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2017.06.22(最終更新日: 2017.06.23 ) 1106 views

AEでオサレなガラス越しスライドショーを作る

大学在学中、映像と演劇の融合を目指し発足した「ガイプロジェクト」に参加、以降、舞台映像、舞台撮影を中...

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海外のAEテンプレートでよく見かけますが、ガラス越しからスライドしながらイメージがワイプしてくるような、なんとなくオサレに見えるスライドショーを簡単な方法で作ってみます。今回はスライドショーですが、この表現は応用範囲が広いので、よろしかったら一度作ってみてください。今回は、数ある方法の中から自分が現状でいちばんシンプルに作れる、と思った方法をご紹介します。

まずは今回の基本的なエフェクトレシピです。(細かい味付けは省きます)

1)アップスケール(ディテールを保持)

2)ブラー(ガウス)

3)ドロップシャドウ

どれも基本的なエフェクトのみで、とてもシンプルです。ではさっそく作ってみましょう。

【Step1.シェイプを作成】

まずは1920x1080の29.97fps、デュレーション10秒程度でコンポジション(以下コンポ)を作ります。コンポ名は仮に「GlassSlide」としておきます。次に適当な背景を作ります。今回は平面にグラデーションで白からライトグレーの濃淡をつけた背景を作ります。(今回も全体的にシンプルにモノトーンで作例を作ってみます。)
次にシェイプを作ります。タイムラインもしくはコンポを選択した状態でツールバーの「シェイプ」のアイコンをダブルクリックする事で、コンポのど真ん中にコンポサイズのシェイプが一瞬で出来ます。

サイズ変更をします。シェイプのプロパティで、コンテンツ/長方形/長方形パス、で、たとえば850x2000とします(のちに必要に応じて調整で変更してください。)塗りの色は濃い目のグレーに設定します。線は「無し」にします。
次にシェイプのプロパティを開き、トランスフォーム/回転で、30度くらいにしておきます。この時点で、コンポ内ではグレーの菱形状のシェイプに見えていると思います。シェイプの回転によって上下端がコンポ内にバレるようなら、シェイプの縦幅を長くして完全にコンポの外に端が出るように調整します。最後にこのシェイプの名前を仮に「org」と変更しておきます。この「org」シェイプは今後多分に複製して使い回します。

【Step2.写真素材を配置】

Step1で作ったシェイプレイヤー「org」を複製します。
複製で出来た「org 2」のシェイプレイヤーを下に移動し、名前を仮に「mat」と変更します。複製元の「org」は今後使い回すので、レイヤーの目ん玉をオフにして非表示にし、とりあえず上に置いておきます。
シェイプ「mat」の下に好きな写真素材どれか1枚を配置し(あとで変更)その写真を、上のシェイプ「mat」に対してトラックマット設定(アルファマット"mat")にします。シェイプの形に写真素材が切り取られたら、写真の位置を微調整します。コンポに対して写真の大きさがマチマチであれば写真のスケールも変更していい感じの大きさにしてください。

Point
トラックマットを使う利点は、マスクのようにアンカーポイントやマスク変形を気にする事なく、写真の位置やスケールを後から簡単に微調整できる部分です。(利点はケースバイケース)

【Step3.写真をプリコンポ】

シェイプレイヤー「mat」と写真レイヤーを2枚とも連続選択し、一旦プリコンポします。その際、名前を仮に「frame01」にし、「すべての属性を新規コンポジションに移動」を選択しOKを押します。プリコンポした「frame01」に簡易的に立体感を持たせるためにドロップシャドウを適用します。距離と柔らかさを25程度にしておきます(お好みで調整ください)ここで一つ問題が起きます。ドロップシャドウの上端が切れてしまっています。これはプリコンポしたコンポ「frame01」が親コンポ「GlassSlide」の大きさと同じため、その大きさにエフェクトが制限されているためです。回避策として、一旦プリコンポ「frame01」の縦の大きさを若干大きくし(仮に1920x1200くらいにして)、必要に応じて配置された写真もコンポの縦幅以上になるようスケーリングし直します。これで元のコンポ「GrassSlide」に戻った際に影が切れる事なく表示されていると思います。

【Step4.写真frameを複製、アニメーション】

Step.3でプリコンポした「frame01」を複製し、コンポ内中央に「frame01」が2枚並ぶように互いのX軸の位置を調整します。(Y軸が移動しないよう注意、今回Y軸は使わないので次元に分離しておいてもよい)この際、2枚の「frame01」コンポが若干重なるように配置し立体感を出します。位置が決まったらタイムラインの2秒あたりのところで、一旦「位置」にキーフレームを打ちます。
次にタイムライン0秒にインジケーターを移動し、2枚の「flame01」をそれぞれコンポの左端に見えなくなるギリの位置まで移動させます。この時点で自動で「位置」にキーフレームが打たれ、0秒から2秒間で2枚の「flame01」がコンポ左端から中央にスライドしながら現れるアニメーションが出来たと思います。
リニアな動きがチープなためキーフレームをイージング(滑らかに)します。2枚の「flame01」のキーフレームを選択した状態でF9を押してイージーイーズを設定、さらにグラフエディタを開いて、2秒のところのキーフレームを選択し、表示されているハンドルを掴んで目一杯左ちょい下側にドラッグして、下画像のような左側が高くなったグラフの山を作り、動きに粘りを効かせます。(このあたりの操作は巷のAe用スクリプトを利用すると便利です。弊社の場合、最近ではAnimationComposer2)にバンドルされてくるKeyframeWingman(無償)をよく使います)最後に味付けとしてモーションブラーを設定しておきます。ここで一度RAMプレビューを行って見て、納得の行くまで写真がスライドしてくる動きを調整してみてください。キーフレームの位置を互いに多少ずらしても面白いかもしれません。

【Step5.シェイプから「ガラス要素」を作る】

まずStep1で作った非表示にしている「org」シェイプをさらに複製し、名前を「glass01」に変更して目ん玉をオンにして表示させます(基本的にこのレイヤーはタイムラインの一番上に配置しておいてください)シェイプのスケールを、コンテンツ/長方形/長方形パス、とたどり、横幅を例えば360くらいして少し細長くします。これが「ガラス」の元となります。
インジケーターをタイムライン0秒に移動させ、「glass01」シェイプレイヤーをコンポ左端から完全に見えなくなるまでX軸の位置を左側に移動させたところで一旦「位置」にキーフレームを打ちます。次に2秒程度のところで、今度はコンポの右端にシェイプが完全に見えなくなる位置までX軸の数字を移動させます。これで、「glass01」シェイプレイヤーがコンポの左から右に横切るアニメーションが出来たと思います。Step4と同じくキーフレームにはイーズをかけておき、動き始めと終わりを滑らかにしておきます。
さらにレイヤー全体を5〜10フレ程度後ろにずらして、写真の動きから1テンポ遅れてレイヤーが通過してくるように調整します。
最後に「glass01」シェイプレイヤーの「調整レイヤーのスイッチ」をオンにして調整レイヤー化します。

調整レイヤー化した「glass01」シェイプレイヤーにアップスケールエフェクトをかけて、仮にスケールを120くらいに設定します。この時点で少しスクラブしてみると、「glass01」シェイプレイヤーの範囲だけプリコンポした写真素材が少し拡大される効果が確認できると思います。さらにこれにブラー(ガウス)を追加し、仮にブラーを30くらいに設定します。すると、ガラスが移動している雰囲気に近づきます。あとは味つけで、カーブエフェクト等を追加し多少カーブを持ち上げてガラス越しで光が拡散している雰囲気を出したり、ブラーの種類によっても雰囲気が変わります。(尚、「glass01」シェイプレイヤーを複製して極端に細いシェイプを作り縁にする事でガラスに立体感を出すとリアリティーが増します。これは機会あれば追記します。)

【Step6.シェイプをさらに複製し帯やガラス素材を作る】

Step.5までが基本の制作で、あとはいくつか複製して動きに変化をつけるだけでほぼ完成です。
まずStep1で作って非表示にしていた「org」シェイプレイヤーをさらに複製して表示させグレーの帯をいくつか作ります。シェイプの横幅を180程度に細くし、透明度を70%程度にして仮に名前を「line01」とします。またレイヤーの位置は「glass01」より下に配置しておいてください。ドロップシャドウをかけて多少立体感をもたせ、次に0秒から2秒付近にかけてコンポ左端の見えない所から現れて、右端下に少し見切れて収まるように「位置」のX軸にキーフレームを打ちます。同様にキーフレにはイージングを付けます。シェイプレイヤーの塗りの色は適当に変えていただいても結構です。今回はモノトーンで作っているためグレーのままにしておきます。
この「line01」をさらに複製し「line02」を作り、今度はシェイプの横幅をさらに細くし、画面右端へ完全に見えなくなるように(完全に画面を通過してしまうように)X軸のキーフレームを調整します。必要に応じてキーフレームの位置も適当にズラします。(全体の動きや重なり具合が気持ちいい感じに)これで、2つのラインが重なり合いながら画面を横切り、1つのラインはアクセント的に画面端に収まる映像が出来上がります。

Point
作業するにあたり、コンポがガチャガチャとしてきて1レイヤーの動きが見辛い場合は適宜動かすレイヤーのソロスイッチをONにして作業を進めます。

このままではまだ寂しいので、さらに「line01」「line02」を2つ選択した状態でcommand+Dで一気に複製し、「line03」「line04」を作ります。いずれもレイヤーは「grass01」より下に配置してください。「line03」「line04」の位置キーフレームを表示させ一括選択し、いずれかのキーフレーム上で右クリック、キーフレーム補助/時間反転キーフレームを選択してあげて、「line01」「line02」とは真逆の動きを作ります。あとは同じように「line03」は画面左端上に見切れて残るように、「line04」は画面左端に完全に消えるようにX軸のキーフレームを調整します。

最後にStep5で作った「glass01」を複製し「glass02」を作り、同じようにキーフレームに時間反転キーフレームを設定して逆からの動きを付けてあげます。あとはシェイプの幅、ズーム具合、ブラーのかかり具合や明るさ、キーフレームの位置を好みに微調整してあげて基本形の完成です。

Point
2つめのガラスレイヤー「glass02」は、特に他のレイヤーの動きから1テンポ遅らせて画面を走るようにするとより印象的になります。(レイヤー自体を1秒近くまで後ろにズラす)

【Step7.写真を入れ替え、その上に適当なタイトルを入れる】

Step3で作った「frame01」を選択し右クリック、「プロジェクト内のレイヤーソースを表示」で、プロジェクトウインドウで「frame01」を選択・複製し「frame02」を作ります。今回は2枚のスライドなので、2コンポで終了です。
次に複製した「frame02」をダブルクリックしてタイムラインに展開し、現在配置されている写真素材を選択状態にします。その状態で、変更したい先の写真素材をプロジェクトウインドウからタイムラインへoption+ドラッグし写真をすり替えます。トラックマットはそのまま引き継がれますので、あとは大きさや位置を微調整します。もし「frame01」の写真を変更したければ同様の方法で変更します。

親コンポ「GlassSlide」に戻り、タイムラインで2つ配置されている「frame01」のどちらか一方を選択し、プロジェクトウインドウから「frame02」を掴んでタイムラインにoption+ドラッグしコンポをすり替えます。
最後に適当なテキストアニメーションを中央に配置したら完成です。

Point
Step5で作ったガラスをシュミレートする「glass」レイヤーは、基本的に調整レイヤーなので、一番上にしておく事で以下のレイヤーすべてが影響を受けます。逆にガラス効果の影響を受けたくない場合は、該当レイヤーを「glass」レイヤーより上に配置します。)

尚、もし2枚でなく3枚のスライドを作りたければ、Step2に戻って、コンポ内に「mat」が3枚並ぶ程度にシェイプの幅を調整して、同様の方法で写真をトラックマットにしてプリコンポ、それを3つ複製して、同様の動きをつけてあげれば簡単に3枚のスライドショーが出来ます。写真の変更はStep7と同様です。また今回は写真ですが、動画にもすり替え可能ですので、この類のスライドショーは一旦テンプレート化しておくと何かと便利と思います。

チュートリアル動画もアップしたので、よかったら合わせてご覧ください。尚、弊社YouTubeページでは今回のように気まぐれでAeチュートリアル動画をアップしています。よかったらチャンネル登録もよろしくお願いします。

【チュートリアル動画】
https://youtu.be/iAbz2M0AXxc

【GAIPRO YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCg5-Qy_ojOhazQzUqIY2Y0w

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