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2017.07.13(最終更新日: 2017.07.14 ) 975 views

イマイチな映像にフレアを追加し印象的な光を演出する

大学在学中、映像と演劇の融合を目指し発足した「ガイプロジェクト」に参加、以降、舞台映像、舞台撮影を中...

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AfterEffectsを普段から使っている方なら必ず入っている三種の神器の1つ、VideoCopilotのOpticalFlares。お手軽なフレア系プラグインとして、発売当初から高い支持を集めてきました。多くはCGやアニメーションでの用途と思われがちですが、実は実写にもかなり有効なプラグインです。他にもKnoll Light Factoryといった老舗レンズフレアプラグインもありますが(こちらはAeとPr両対応、後述します)今回は、主にAe専用のVideoCopilot OpticalFlaresでお話します。考え方はどのフレアプラグインを使ったとしても同じです。まず自分の撮影素材で、実は合成だった(汗、というのをカミングアウトします。一つは2年前の正月に京都で撮ったフッテージ、冒頭場面。

実際の動画はコチラです。

パっと見、展望台左上部に綺麗にレンズフレアが映ったかのように見えますが、これは後でフレアを追加した例です。フレア系は下手に使うと「あからさまにCGで追加した」という印象になりがちですが、ウマく、かつ、さりげなく使えばそこそこ馴染み、パっと見は騙せます。(「パっと見」を連呼しておきます。)
下が撮影時のオリジナル画像です。Logのため色は淡く、もちろんフレアはありません。

「サギかっ!」と言われそうですが、メイクアップ術としては個人的にアリな演出と思っています。そこで今回は、こういったレンズフレアを撮影素材に後付けで追加するためのコツをお話しいたします。

Point.1 画面中の強いハイライトを探す

映像に力がない、なんかパっとしない、という場合、フレアを入れるだけで見え方も変わるかもしれません。まず該当する映像にレンズフレアエフェクトを追加しますが、その際、画面中で光が少しでも反射しているような強いハイライト領域を探してみて下さい。そこにエフェクトの中心点を設定します。もともとフレアは光源あってのものです。光源は、それ自体が光るライト光源の他に、反射や写り込みも考えられます。今回の京都タワーの素材で言えば、タワー上部に反射してキラっと光っている部分があります。そういったわずかな反射や光源を探して、そこにレンズフレアエフェクトの中心点を設定してあげる事がコツです。

追記
AeでOpticalFlaresを撮影した素材に直接適用した場合は、エフェクト項目最下位の「Render Mode」を「Over Original」にします。
黒平面にOpticalFlaresを適用し、一旦、黒背景でフレアだけ書き出して、PremierePro等のタイムラインに素材の上に配置し、透明度から「スクリーン」を選んで合成する方法であれば、デフォルトの「OnBlack」でかまいません。

Point.2 ハイライト付近や映像自体の色に注目

ハイライト付近の色に注目してみてください。京都タワーのサンプルで言えば、展望台の照り返しはアンバー(オレンジ)に光っています。そこで、アンバー系の色のフレアを当てると馴染み易いです。VideoCopilotのOpticalFlaresはデフォルトでも数多くのフレアが付いてきますし、無料の追加フレアもありますが、個人的には有償のフレアセット、ProPresets(1.2)も入手する事をオススメします。フレアエフェクトは専用のウインドウで、色や形、パターンを自由にカスタマイズ出来るので、表現の幅は広いです。アンバー系がほしいとサンプルを見て、ブルー系フレアを排除する前に、好きな形があったら、色をカスタマイズしてしまうのも手です。また、余計なフレアのパーツは、ここで消してしまいましょう。

Point.3 光源の動きをイメージする

と、ここまでがコツといえばコツなのですが、今回の京都のサンプルで言えば、たまたまFIX画でしたので、追加には難ない素材でした。では画面が動いていた場合はどうすれば良いか、動きの度合いにもよりますが、まずは簡単なケースで、スライダー等でゆっくり画面が動く、や、三脚でゆっくり画面がティルトする、という状況を考えてみましょう。その場合はフレアの中心点をキーフレームで動かしてあげます。ある程度一定のスピードで動いている素材であれば、それほど苦労しないと思います。ついでに、映像が動くにつれてフレアを追加しようと思っていたハイライトが強くなったり弱くなったりする事もあります。その際は、それに合わせてフレアの強さや大きさもキーフレームで変化をつけてあげるとリアルになります。「光源の動きをイメージしてシュミレーションする」事が重要です。(尚、OpticalFlaresにはフリッカーといった点滅効果も追加できます。このあたりまでいじるとリアルさがグっと増しますが、別の機会があれば解説します。)

Point.4 フレア追加を前提にした撮影をする

ハンディで撮影した素材や、複雑に動いている素材にフレアを追加する作業は、トラッキングを組み合わせた複雑な処理になるので、今回はそこまで言及しませんが、もしFIX素材や、一定のスピードで動いている素材であれば、後でフレアを追加する事はそれほど難しくありません。逆に、現場でパっとしないな、と思ったら、どこか強いハイライト領域を探して、最初から後処理を計算した撮影をしておけば、合成は楽になります。もし画面を動かしたければ、ポイントは「一定の速度で動かす」という事です。その際、イージング(動き始めと終わりの速度変化)は切り捨て、とにかく一定の動きを心がけましょう。ちょっと古い作品になりますが、そのように撮影した素材をご紹介しておきます。冒頭のタイトル数秒のツリーのテッペンのフレアです。

尚、このとき使ったレンズフレアはOpticalFlaresではなく、前述したKnoll Light Factoryです。Knoll Light FactoryはPremierProでも使えるので、Aeに馴染みがない方はこちらが良いでしょう。この時はAdobePremiereProで、キーフレームを簡単に設定してフレア自体を映像にあわせて動かしました。目を凝らせば微妙に不自然に見えるかもしれませんが、あくまで「パっと見」はゴージャスに見えませんか?

少し古い記事ですが、弊社で以前、同様の内容を記事にした事があったので、よかったらこちらもご参考下さい。
【GAINews.「フレア効果で行う映像メイクアップ術」】
http://www.gaipromotion.co.jp/news/gainews120112.html

また、プラグインを買うのを躊躇している方、フレアのカスタマイズはできませんが、下記YouTubeチャンネルでは静止画ベースのフレアを配っているようなので、入手して、AeやPrのトラックに配置、透明度で「スクリーン」などに設定し合成して遊んでみて下さい。(仕事案件で使う場合は使用範囲をよく確認したほうが良いでしょう。)チュートリアル動画を見ると、Aeのエクスプレッション(ヴィグル)でフレアの瞬きをシュミレーションする方法も紹介されています。静止画なのに意外にリアルです。
【Avnish Parker】
https://www.youtube.com/watch?v=QgP6qmlMVaA

それでは、良いレンズフレアライフを。

【VideoCopilot OpticalFlares】
https://www.flashbackj.com/videocopilot/opticalflares/

【Knoll Light Factory3】
http://www.flashbackj.com/redgiant/knolllight_factory/

※プラグインは購入する前に、必ず体験版で動作を確認下さい。万が一、自分のソフトでまともに使えなかった場合、大きな損失になります。尚、今回の記事はプラグインの動作を保証するものではありません。

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