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2017.07.30(最終更新日: 2017.09.05 ) 766 views

[DR14] FilmConvertプラグインについて

ロサンゼルスと日本を拠点に映像制作を承っております。映画、TVCM、ミュージックビデオからVR動画ま...

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Filmconvert


参照:Filmconvert

この動画はスウェーデンのカメラマンがiPhoneで撮影して制作したMVです。Filmconvertのプラグインを使ってグレーディングされています。もう何度か紹介されてるプラグインなので知っている方も多いかも知れませんが、まだDaVinci Resolve 14で試しているサイトは無かったので、互換性のチェックも兼ねて紹介します。

ちなみにこっちもFilmconvertを使ってカラコレされています。こっちはBlackmagic Pocket Cinema Cameraを使って撮影されています。

対応ソフトウェア

Adobe After Effect
Adobe Premiere
セットで$149

Final Cut Pro 7
Final Cut X
Color
セットで$149

Avid Media Encoder - $149
DaVinci ResolveやScratch、VegasのためのOFXプラグイン - $149
Photoshop - $49

(備考)OFXプラグインはその他、NukeとFusionでも使えるそうです。

フィルムルックのエミュレーター

エミュレートは日本語で言うと「模倣する」という意味ですが、このプラグインはフィルムが持つ独特のルックをエミュレートしてくれます。メカニズムは分かりませんが、多分DaVinci ResolveのRCMやACESのIDTに近い方法で各カメラの特性をリバースエンジニアしてリニア情報にした後にフィルムのLUTをあてる様な方法なのではと思います。

対応しているカメラの種類がめちゃ多い

ディフォルトでプラグインを使用した際に、自分が使っているカメラのプロファイルが入っていなくても無料でサイトからプロファイルをDL出来ます。もちろん冒頭で紹介したiPhoneのプロファイルもダウンロード出来ます。(そしてソッコーでダウンロードしました!)



参照:Filmconvert Camera Profile

2017年夏現在の時点で使えるカメラは以下の通り。GH5も使えます。


参照:Filmconvert Camera Profile

プラグインの使い方

まず互換性

ウェブサイトにはDaVinci Resolve 12.5までしかサポートしてないと書いてありますが、DaVinci Resolve 14 Studio Beta 6でテストしたところ問題無く使うことが出来ました!


参照:Blackmagic Design DaVinci Resolve 14

エフェクトライブラリーからノードに適応する

ノードでオープンFXのエフェクト設定上で、撮影に使用したカメラを選択します。モデルからプロファイルまで細かく設定することが出来ます。

好みのフィルムルックを選択する

フィルムルックを選択するだけでなく他にもフィルムノイズ(もしくはグレインとも言います)を細かくコントロール出来ます。Film Colorはオリジナル素材とのブレンド率です。ノイズサイズについては以下に分かりやすい写真をアップしているのでそちらを確認してください。

コントラストと彩度がフィルムルックにとても近くなる

Filmconvertを使用すると、コントラストと彩度をフィルムルックに限りなく近づけてくれます。ちなみにシャープネスには一切影響が無いそうです。ただし視覚的なシャープネスには変化があるかもしれません。この場合の一切影響がないというのはエッジにコントラストが勝手にかからないということだと思います。(唯一クセがあるのはCanon 5D Mark III Magic Lantern, Panasonic GH4, Samsung NX1, Digital Bolex D16ですが、それらに関してもここで修正方法が書いてあります

プラグインに搭載されているフィルムルックのバリエーションとその種類を赤いラインで分けて書いてあります。


参照:Creating a real film look with Filmconvert

ノイズサイズについては以下の写真をご覧ください。


参照:Creating a real film look with Filmconvert

他にも露出を細かく調整できるだけで無く、3D LUTも書き出してDR外部でも使用することが出来るので、お気に入りのLUTをモニターに使用したりLUTボックスにアップすることも可能です。

現在の色域

Rec709

現在このFilmconvertはRec709のカラースペース内のコントラストと彩度の設定値でのみ適応可能です。ネットで公開するような作品であればガンマ値の差分を最後のノードで調整してあげられれば十分に使用可能なエフェクトです。エフェクト自体はDCI-P3でも他の高色域でも使えますが、変換される領域はRec709内部のみという意味です。今後アップデートされて、さらに広い色域の色やコントラストも表現出来るようになるでしょう!

ちなみに家の前でiPhoneでフルHD撮影した動画にFilmconvertを使ってみましたーw

他のフィルムルックのエミュレーター

Koji Color


参照:Koji Color

Kojiというエミュレーターはかなりクオリティが高そうです。ただしMacでしか使えません。 使い方はFilmconvertと似ていて、エフェクトとしてライブラリーから選択します。サポートしているカメラの数はFilmconvertほどでは無いですが多いでうす。個人的な不満としてはKojiはMacユーザーのみしか使えないことと、DaVinci ResolveでKojiを使おうと思うとKoji Studioという$800近くするパッケージ を購入しないといけないことです。これはちょっと高すぎです。ただしルックのクオリティは非常に高いし、DCI-P3の色域にも対応している ので、劇場などでの公開に向けてのマスタリングの際にはさらにフィルムのルックを正確に表現してくれます。

Color Grading Central


参照:COLOR GRADING CENTRAL

このColor Grading Centralには、Impulz以外にもいくつかのフィルムルックのエミュレーターを販売しているので価格と好みにあったものを試してみると良いかもしれません。ここで販売されているのはプラグインでは無く完全なLUTのパッケージです。 こちらは$100と価格的には一番安いのでお買い得かもしれませんが、Filmconvertほど使い勝手は良くないと思います。特にDaVinci Resolveでは無いNLEでLUTを適応させようと思うと結構手間なので。

おまけ

ちなみにFilmConvertのチームの今年の目玉商品となるのは、「CineMatch」です。まだ公開されていませんが、リリース情報が入り次第メールが届くようにメーリングリストに登録することが出来ます。これは複数のカメラで撮影した場合のカメラのルックを統一するためのエフェクトです。現在はAdobe Premiereでのリリースになるようです。是非チェックしてみてください。


参照:CineMatch

気になる制作ノートは、
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