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2017.01.28(最終更新日: 2017.05.17 ) 5289 views

[DaVinci Resolve 12] カラーチェッカーを使ってカラコレをする方法

ロサンゼルスと日本を拠点に映像制作を承っております。映画、TVCM、ミュージックビデオからVR動画ま...

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なんでカラーチェッカーがいるのか?


映像を撮影する時に、色を正しく再現するために僕は3つ大事にしていることがあります。

1. 被写体に露出を合わせること

  1. ホワイトバランスを正しく記録すること
  2. カラーチェッカーを使うチャンスがあれば使うこと
    です。

    露出とホワイトバランスは良いとして、カラーチェッカーって何だろうと思う人がいると思います。
    実は、僕も最初は使っていませんでした。そもそも必要な理由が分かりませんでした。
    ということで、今回は僕の理解の範囲で記事にしました。

カラコレとカラーチェッカーの使い分け

まずカラコレで色を編集する時に覚えておくことがあります。

色編集には色を補正する作業と、色にスタイルをつける作業の二つがあることです。

補正のことをカラーコレクション(Color Correction)と言います。このことを基本的にはカラコレと言います。スタイルを与えることをカラーグレーディング(Color Grading)と言います。

眠い(フラットでグレイに近い)映像を撮影することが多いのは、グレーディングの自由度を高めるためです。ログ撮影やBlackmagicのフィルムルックがまさにそれです。

パステルっぽい優しい絵作りをしたい時に、オリジナル素材のコントラストが高いと、黒が完全に潰れて情報を取り戻せなくなっていることがあります。そうなると、あなたのパステルは永遠に帰ってきません。

また、グレーディングの作業をするためにログ撮影をした場合、映像が眠いために全体的にグレイとなり、正しく色が再現されません。そのためにまず、カラコレをして色を正しく表現されている状態まで戻し、そこから色を崩していく作業をするのです。正しい色で表現されていないものにスタイルを与えてしまうと、何を基準にしてスタイルを作っているのか自分でも分からずに作業することになります。

そして正しく色を表現し直すための指標としてカラーチェッカーを使います。

僕が使ったスパイダーのカラーチェッカーは全部で24色の指標を持っています。それぞれ24色がRGBデータの色情報はこうである、というところまで決めてしまうと、もはや疑う余地はありません。白黒ハッキリです。

それぞれの色をDaVinci Resolveで確認する際に、定められた色とログやフィルムルックで撮影された色の差異を計算し加算することで、正しい色表現ができるようになる、ということです。

さて、ここまで読めばカラーチェッカーが何故あるのかの理由が分かるとおもいます。

ここからはDaVinciを使って具体的にはどういう風にしてカラーチェッカーを使うかをご紹介しますが、その前に、2点だけ撮影のときに僕が忘れないようにしていることがあります。

・照明が変わるたびにカラーチェッカーを使うこと

・被写体と同じライティング状況下に置かれている場所にカラーチェッカーを置き記録すること

です。ちなみにカラーチェッカーはカチンコする時などに同時にやってしまうと楽チンです。

DaVinci Resolve 12手順

DaVinci Resolve 12を開いてメディア(素材)を整理、トランスコードしたい素材をタイムラインに並べてください。この手順は以下の記事に書いています。

[DaVinci Resolve 12] トランスコードの方法

そしてデリバーのページに行く前にLUTの変わりにカラーチェッカーを使って色補正を行います。LUTを使いたい場合はこちらの記事を読めば、ある程度分かるかと思います。

[DaVinci Resolve 12] DJIドローンのカラコレ方法(LUT編)


今回の記事のように、カラーチェッカーを使いたい場合は以下の写真で示してあるようにDaVinci Resolve 12画面の左下にあるカラーマッチのアイコンを押すと、このようなメニューが出てきます。


カラーマッチメニューの右上にDaVinci Resolve 12が採用したカラーチェッカーのリストがあります。ドロップダウンメニューになっていて、そこから自分の使ったカラーチェッカーを選択できます。僕が今回使ったのはSpyder(スパイダー)のカラーチェッカーなので、それを選択します。

別にどれが良いというわけではないと思いますが、1つのプロジェクトには1種類のカラーチャートを使った方が良いと思います。

次にタイムラインビュアーの左下にあるスポイトアイコンをクリックして、カラーチャートを選択します。すると画面上にブツブツの四角い箱が出てきます。あとはコイツを撮影したカラーチャートの四角にクリックしてドラッグします。それが終わると準備オッケー、残すところステップはあと1つです。



最後にマッチング(補正)をする前に、大事なことが一つ。

カラーマッチのメニュー右側を見ると設定がいくつかあることに気がつくと思います。


この中で大事なことは、ソースガンマを使用したカメラのピクチャープロファイルに合わせることです。ガンマ値とも言います。今回の撮影ではBlackMagic URSA Miniを使用したので、ソースガンマはBlackmagic Design 4.6K Filmを使います。

ターゲットガンマは基本的にはREC709が主流です。HDTVスタンダードがREC709だからです。
そして大切なのはカラースペースも同じに設定することです。カラースペースはDaVinci Resolve上で使える色をREC709で使える色の範囲に限定する、という意味です。

そしてモニターもカリブレーションしてREC709のガンマ値でモニタリングできるようにしておきます。

ホワイトバランスは撮影した時に、正しく設定できていれば、その値を入力します。マニュアルでホワイトバランスを入力できないカメラを撮影で使用した場合は、およその検討値として以下を参照してください。

引用:デジタルエキスパート 虎の巻

そしてマッチングを押すと補正されます。

Before

After

今回は露出が少し低かったので、マッチング後に全体的に暗い映像になってしまいました。
なので最後に少しカラーホイールのメニューでリフト、ガンマ、ゲインを調整して露出を整えます。

作業は以上!

あとがき

後はオフライン用に、カラーマッチをして補正した素材をトランスコードして編集することができます。またオフライン編集後にDaVinci Resolveに戻ってきてオンライン編集する際に、グレーディングを加えて最後の微調整をする作業ができるので、先にオンライン編集の設定を整えておく上でもDaVinci Resolveでオフライン素材を準備することを勧めます。

気になる制作ノートは、
クリップしておくと
あとからいつでも見返したりできます。

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