2018.10.26 (最終更新日: 2020.05.30)

必ず!S-log撮影は+2露出オーバーで撮りましょう。

S-logで綺麗に撮りたいなら。

どうも映像ディレクター兼カメラマンのニコラスです。

今日は皆んな大好き、S-logの話です。
海外掲示板や海外の検証動画等をよくみる人や
現場でよくソニー製のカメラを使う方は
既にご存知な情報かもしれないでスルーしてもらっても構いませんが、

S-log撮影の際、注意して欲しいことは

絶対にオーバー露出で撮ることです!


(参考動画:Harv Video/Audio Stuff - 英語分かる人は是非)

これを知らずにみんな、
S-logで撮影したらノイズだらけな映像に落胆して
コンナノ使えねぇよ!
ってなるのです。僕も実際その一人でした。

ソニー様、そんなの公式サイトにも説明書にも書いてないから
ユーザー側はそんなの分かる訳ないじゃんね!

※今回のお話はあくまでもソニー製のカメラ(特に一眼)で綺麗に
LOG撮影する際のコツです。他メーカーさんはまた別の傾向があります。

必ず!S-log撮影は+2露出オーバーで撮りましょう。

「僕はね、写真やってた頃はアンダー目で撮りましょうって言われてたのよ
編集で黒を持ち上げましょうってね。だからオーバーで撮るなんて最初は慣れなかったよ」

ソニーのα系列(a7sii, a7iii, a7riii, a6500等)のデジタル一眼でしたら
露出計が付いていますので、そこが+2.00以上になるように露出をあわせましょう。

露出が+2.00以上になるとピコンピコンと点滅します。
ピコンピコンしてても無視してやってください。

カメラ上の適正露出はslogでは適正露出ではありません!!!!!!!!!!
肝に命じておいてください。

※Fs5やFs7といったソニー製のシネマカメラには露出計はついていないですがヒストグラム等で確認して気持ちオーバー目で撮影しましょう

白飛びしなければオッケー(ヒストグラムやゼブラを要チェック)

オーバー露出で撮影しろと言っても、
ハイライト部分が白飛びしてしまったら意味がありません。

完全に白飛びしてしまったハイライト部分は
RAW撮影でもしない限り、
編集で戻ってくることはありえませんので

撮影時にどこまでハイライトが飛んでもいいか
ヒストグラムやゼブラをチェックしながら
撮影しましょう。それでギリギリまでオーバー側に露出を振ってください!

僕のオススメは人物が写るシーンでは人物の肌が飛ばないくらいに留めておきます。
(肌が飛んでしまうと使えないファイルになってしまうので)

S-logはねハイライトの情報を優先させるか画質を優先させるかのせめぎあいなのよ

後から適正露出に戻せば、ほら、綺麗。


先ほどの映像の露出を編集で少し下げて、LUTを当てたものです。
ほら、綺麗でしょ。

そもそも何で露出オーバーで綺麗に撮れるの?

ここからは技術的な話ですが、
西條製作所さんがわかりやすく説明しているので
是非興味がある方はお読みになってください。
以下は抜粋です。

「Logのガンマカーブとは、間引かれた少ない情報量のRGBの中に、できるだけ自然かつ幅広いダイナミックレンジを記録できるように、ガンマカーブを調整したものです。8bitのガンマカーブなら256階調、10bitのガンマカーブなら1024階調になり、この限られた階調の中に、幅広いダイナミックレンジを割り当てます。・・・
8bitのS-Log2の場合は、スキントーンやミッドトーンがハイライトの割り当て部分まで割り込むように使ったほうが、限られた256段階の色情報をうまく使えるはずです。以上から露出はオーバーで撮影することで、画質が向上します。」(抜粋元:西條製作所

つまり、簡単に言うと!!
s-logは暗部のディテールを犠牲にしてまで無理してダイナミックレンジを確保しているので明るめに撮りましょうっていうことです!

いつかこの記事の、実践編行いたいと思います。

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コメント

  • Keita Sasakawa
    参考になりました。
  • Shota Imada
    大分前の案件で暗い場所での撮影にS-Log使ってマジで死にましたww ノイズだらけ?いや、ノイズしかなかったww 使えねーなーと思ってましたが、ニコラスさんのお話でスッキリしました!S-Log再チャレンジしてみます!