045_乗せるだけでカッコよくなるスーパーフィルター!

2020.11.24 (最終更新日: 2021.08.14)

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こんちゃ!
映像クリエイターのサンゼです!YouTubeで映像制作のテクニックを分かりやすく解説しています。その他にも、映像編集の会社を経営や、国内最大級の映像編集者のオンラインコミュニティECHOの運営をしています。

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この動画で学べること
今回は「スーパーフィルター」をご紹介します。

・デジタルグリッチの使い方を学べます!
・幅広い映像に適用可能なスーパーフィルター
・アレンジも可能でモーショングラフィックスをよりかっこくできます!

スーパーフィルターを作れるようになると
映像の幅が広がるのでとても便利です!

▼チュートリアル動画はこちら▼

【図.01】

コンポジションの構造は、
上二つのレイヤーがフィルターになっていて、
その下に動画を並べています。

それでは早速作っていきましょう。

01.ベースになるシェイプアニメを作る

【図.02】

まずはベースとなる長方形のシェイプをつくり、
そこにエクスプレッションを付けてランダムな動きをつけます。
その後、複製して基本のアニメーションを作成します。

①新規コンポジションを作ります。フルHD、デュレーションは20秒で作りました。
名前を【shape_anime】にしておきます。

②新規シェイプレイヤーで長方形を作ります。

③これの位置にwiggleのエクスプレッションを追加します。

wiggle(3,1500)

これは、一秒間に3回、1500の幅で動くという意味になります。

このレイヤーはエクスプレッションで動かしているので、
レイヤーを増やすと、ランダムな数値がかかる特性があります。

④複製した長方形を大小様々な大きさに変えます。
【GIF.02】

がちゃがちゃと動くアニメーションができました。

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02. フィルター用のコンポジションをつくる

それでは、このshape_animeのコンポジションを図03の場所にドラックします。

すると、shapeanimeが入った新しいコンポジションが作成されました。
(shape
animeのシェイプレイヤーを全選択してプリコンポーズしても同じです)
【図.03】

新しいコンポジションの名前を【filter】にしておきます。
分かりやすいように【shape_anime】と【filter】をCOMPというフォルダーにまとめておきましょう。
フィルターを見やすくするために仮の動画を下にひいて置きます。

このままでは白い四角がごちゃごちゃ動いているだけですね。
この白い四角をマスクにしてエフェクトを作っていきたいと思います。

調整レイヤーを作成します。名前を【FX】にしておきます。
shape_animeレイヤーの下に置き、トラックマットをアルファマットにします。

【図.04】

【FX】に、エフェクト → カラー補正 → トーンカーブを適用し色を持ち上げます。
さらに、エフェクト → ディストーション → トランスフォームを適用します。
エフェクトの順番をトランスフォームがトーンカーブより上に来るように配置します。
エフェクトトランスフォームのスケールを130くらいにします。
これで、マスクが掛かっているところだけ、拡大され、かつ明るくすることができました。

しかしこのままでは動きが早すぎます。

shape_animeレイヤーのコマを落とします。
【shape_anime】にエフェクト → 時間 → ポスタリゼーション → ポスタリゼーション時間を適用します。
フレームレートを8にして、長方形の動きをコマ落ちさせます。

【GIF.03】

さらにグリッチっぽく長方形を変形させます。
【FX】に、エフェクト → イマーシブビデオ → VRデジタルグリッチを適用します。
これは唯一公式にあるグリッチだと思います(たぶん)
ただVR用なので正しい掛かり方ではないとは思いますが、そもそもグリッチなので良しとしましょう。
これを掛けるとバグった感じの表現ができます。
画が寂しいときに掛ける用のフィルターとしては丁度いいのではないでしょうか?
パラメータをいじってイイ感じの値を見つけます。
【図.05】

参考までに、このような値にしました。

さらにマスクにしているshape_animeレイヤーの方にもVRデジタルグリッチを適応させると
マスクの方にもグリッチがかかりさらにバグった表現ができます。
これで基本のグリッチが完成しました。

【GIF.04】

03. コラプスでエフェクトコンポジションをまたぐ!

実はぼくも知らなかったんですが、
コラプスをするとエフェクトコンポジションを跨いでくれるんです。

どういう事かと言うと
今、filterコンポジションの中身はマスク調整レイヤー、仮動画が入っている状態です。
ここで仮動画を削除し、マスク調整レイヤーだけの状態にします。
このコンポジションを別の動画の上にのせても何も起こりません。

が、しかし!!

コラプスをかけるとエフェクトコンポジションを跨いでくれるんです。

【図.06】

コラプスはグループ化に近いのかもしれません。
プリコンプ内で処理をせず、次のコンプで処理をするということらしいです。

これの良いところは、ただのフィルターなので、
スケールをかけたり、複製して、数を増やすことが容易です。

なので、後から重ね掛けできるので、最初作るフィルターはそこまで数を多くしなくても大丈夫です。

04. データをコピペして別タイプにアレンジしよう!

【応用①】色味反転フィルター
filterコンポジションを複製して、別タイプのフィルターを制作します。
分かりやすくするためにfilterは【filter_glitch】にします。

複製したコンポジションの方で新しいフィルターを作成します。
まず、shapeanimeレイヤーと調整レイヤーにかかっているVRデジタルグリッチをオフにします。
【FX】にエフェクト → チャンネル → 反転を適用します。
トーンカーブを反転の下に持ってきて、コントラストを強めにしておきます。
このフィルターコンポジションの名前は【filter
invert】にしておきます。

先ほどのグリッチフィルターの上に乗せるとさらに複雑な表現ができます。
【GIF.05】

【filter_invert】の開始位置やスケールを変えてランダム感を出すといいでしょう。

【応用②】赤いグリッチフィルター
さらに【filter_invert】を複製します。
【FX】のトーンカーブを調整し、色を赤くしてみましょう。

【図.07】

白黒の素材に赤いものが乗ると画が映えます。

これで、コラプスして乗せる使い勝手のいいフィルターを3種類作ることができました!!

ぼくは、イベント系の映像を作ることも多いのですが、
割と…なんというか…その…画にならない画があったりするんですよ(汗
でも、クライアントは「ちゃきちゃきっと、かっこよくしてください」というオーダーが来るんですね。
で、こういうのを最初から作っていくと時間がかかってしまうので、
自分でいくつかストックしておくといいです。

と、話が脱線してしまいましたが、今回の肝は
コラプスでエフェクトが跨げる!コンポジションをフィルターみたいに使えるよ!
と言うことです。

後は組み合わせ次第で、グリッチにしたり、反転させたり、赤くさせたり、色々乗せるだけで
画が一気に持つ状態になる。

ちなみにぼくは「ふりかけ素材」を100~200個くらい作っているんですけど
ふりかけ素材を【減算】でフィルターの下にランダムに置いていくと
【GIF.06】

このようにふりかけ素材にもフィルターがかかって、凄い映像になります。
これはさすがに乗せすぎですが…
一度フルで乗せて後で間引いていくのがいいですね。

05. おわりに

フィルターやふりかけ素材を自分で考えてストックしておくと
いざという時になんとかしのぐことができるます。

これから映像をやりたい方はぜひマネしてみてください!!
ありがとうございました。

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