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こんちゃ!
映像クリエイターのサンゼです!YouTubeで映像制作のテクニックを分かりやすく解説しています。その他にも、映像編集の会社を経営や、国内最大級の映像編集者のオンラインコミュニティECHOの運営をしています。
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この動画で学べること
今回は「グラフエディター講座」をご紹介します。
・グラフエディターの理解が深まる
・躍動感と自然な動きが作れるようになる
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グラフエディターの理解が深まると
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01. シーンを用意して、キーを次元分割しよう
アニメーションを付ける前に、
ボールが跳ねるシーンを用意しましょう。
新規コンポジションを作成します。
今回は1920×1080 デュレーションは10秒で作っています。
当たりを付けるために、新規レイヤーで地面を作成します。
ボール素材を用意し、図のように配置しました。
(ボールは、いらすとやさんからお借りいたしました)【図.01】
これでシーンは完成です。
次に、ボールの動きを付ける前にキーを次元分割します。
ボールレイヤーの位置(ショートカット”P”)を選択した状態で右クリックを押し
『次元に分割』を選びましょう。【図.02】
X位置(左右の動き)、Y位置(上下の動き)が
個別に設定できるようになりました。
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02. バウンドするアニメーションをつけよう
Y位置(上下の動き)だけにアニメーションを打っていきます。【GIF.02】
上下にバウンドするボールができました。
しかしこのままでは、キーがリニアのため動きが直線的です。
Y位置の全てのキーを選択して、”F9”を押し、イージーイーズをかけてます。
直線的な動きではなくなりましたが、変な緩急が付いていますね。
さらに細かくアニメーションを調整していきます。
グラフエディターからアニメーションのカーブを表示します。【図.03】
次に、地面に接地した瞬間すぐに跳ね返っているのように下図のようにカーブを調整します。
【図.04】
ボールが跳ねる基本のアニメーションが出来ました。
【GIF.03】
03. 壁にぶつかるアニメーションを追加しよう
シーンに新たに壁と空の平面を追加します。【図.05】
今、上下に跳ねるボールができています。
次は、壁にぶつかって跳ね返る動きをつけたいと思います。
試しに、X位置だけ左から右に動くようにキーを打ってみましょう。
上下の動きを別で管理しているので、左右に二カ所キーを打つだけで、滑らかなアニメーションをつけることができます。
【図.06】
ただ、これでも問題ないのですが、
今回は、ヌルを使って位置をコントロールしていきたいと思います。
ヌルを使う理由は、
アンカーポイントをオブジェクトとは別でコントロールするためです。
この方がアニメーションが制御しやすく簡潔につけることができます。
では早速やってみましょう。
新規ヌルを作成します。
①ヌルの位置を地面に接地する場所に置きます。
②ボールをヌルに親子付けします。【図.07】
ヌルにスライドのアニメーションを付けましょう。
すると先ほどと同じ動きを付けることができます。
壁にぶつかって跳ね返るアニメーションも追加します。
ボールに回転のアニメーションを追加します。
ぶつかって戻るときに逆回転のアニメーションも付けます。
【GIF.04】
これで基本の動きが出来ました。
03.ボールがつぶれるアニメーションを作ろう
ここで先ほど作ったヌルが活躍します。
ヌルのスケールを表示します。チェーンのマークを外しておきましょう。
ボールが地面に接地する前後にスケール100%でキーを打ちます。
接地するフレームでボールが伸縮するようにします。
ヌルのスケールを(105, 90)にしましょう。
地面に接地した時にこのスケールのアニメーションをコピーします。
後半になるにつれてつぶれ具合を調整していきましょう。
【図.08】
さすがに1フレームだと動きが変わりにくかったですね。
そういう時は 【Alt】押しながらドラッグ すると等間隔にキーフレームの間隔を調整することができます。
F9を押してイージーイーズをかけておきます。
モーションブラーも追加しておきましょう。
【図.09】
【GIF.01】
完成です。
04.おわりに
今回は、跳ねるボールの作り方で
グラフエディターでのアニメーションのつけ方を学びました。
このように、一つのオブジェクトで全て付けるのではなく、ヌルを使って、跳ねるアニメーション、移動用、伸縮用のキーなどに分けて考えると、あまり迷うことなくアニメーションを付けることができるようになります。
ありがとうございました。
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