021_3Dカメラトラッキングで現実を拡張しよう!簡単マスター!

2021.01.20 (最終更新日: 2021.08.14)

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こんちゃ!
映像クリエイターのサンゼです!YouTubeで映像制作のテクニックを分かりやすく解説しています。その他にも、映像編集の会社を経営や、国内最大級の映像編集者のオンラインコミュニティECHOの運営をしています。

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この動画で学べること
今回は「3Dカメラトラッキング入門」をご紹介します。

・3Dトラッキングが正しく取れるようになる!
・よりリアルな映像表現
・汎用性抜群の必須テクニック!

3Dトラッキングを正しく取れるようになると
映像表現の幅が広がるのでとても便利です!

▼チュートリアル動画はこちら▼

▼素材はArtGridを使用してます▼
blob:https://artgrid.io/4f2f50ba-1ed2-442b-88e6-aeba77409424

チュートリアルでは有料の静止画や動画素材を使っている場合があります。
まずは無料のおしゃれ写真サイト 「Unsplash」 などで作ってみましょう!
▼Unsplash▼
https://unsplash.com/

▼作り方のステップはこちら▼

01.3Dカメラトラッカーを使ってみよう

今回は空撮の映像を使って3Dトラッキングしていきたいと思います。

まず、エフェクト → 遠近 → 3Dカメラトラッカーを映像のレイヤーにドラッグします。
【図.01】

すると自動的にバックグラウンドで映像の分析が始まります。
分析中はただ待つだけです。
現在どのくらい分析出来ているか確認できます。【図.02】

無事、映像の分析が終わると、カラフルなトラックポイントが沢山でてきます。
これを利用して映像から3D空間を生産していきます。【図.03】

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02.3D空間を生成していこう

次に、このコンポジションにカメラとヌルを設定していきます。
後々の作業をスムーズに進めるコツがあります。それは
・地面と水平なポイントを3点選択する
(複数選択する時はshift + ドラッグ)
選択した状態のまま右クリックを押し「グリッドと原点を設定」を選択します。
こうすることで、3D空間を作ったときに円の中心部分がセンターになります。【図.04】

さらに右クリックを押し「ヌルとカメラを作成」を選択します。
するとレイヤーに「3Dカメラトラッカー」と「ヌル1をトラック」というヌルが生成されます。【図.05】

このように、映像を分析して3D上にAEのカメラをつくってくれます。

トップビューの画面です。映像を分析して自動でカメラの動きを付けてくれます。
すごい機能ですね。

03.3D空間にテキストを合成しよう

いよいよ、テキストを合成させていきましょう。

好きなテキストを打って、3Dレイヤーにチェックを入れます
先ほど生成したヌルの位置が0,0,0の位置になります。分かりやすく名前を「null_000」にしておきます。
このヌルに今作ったテキストを親子づけます。【図.06】

テキストの位置を0,0,0にするとヌルと同じ位置にきました。【図.07】

分かりやすくするためにテキストのサイズを大きくします。
再生してみましょう。【GIF.04】

この映像の中にテキストが入り込んだかのように動きが同期するようになりました!!

基本の3Dトラッキングのやり方はこれだけです。
テキストの位置を調整するだけで空中に浮いているような表現も出来たりします。

04.さらにテキストを増やしてみよう

他にもテキストが欲しい場合には
トラックポイントを右クリック → ヌルを作成を選択します。【図.08】

すると先ほどと同じ要領でヌルが作成されます。

これに別のテキストを(3Dレイヤーにして)紐づけて、位置0,0,0にします。
再生してみましょう。

すると、ちゃんと奥行きがあるように文字が追加されました。

この容量で、どんどん現実世界にモーショングラフィックスが追加されていきますね。
楽しい!!

もっと簡単にテキストを配置するには?

先ほどから右クリック「ヌルを作成」を選択してましたが、
追加する素材がテキストであれば「テキストを作成」を押せば
この位置にテキストを作成してくれます。【図.09】

ただ、ヌルで管理した方が、後々管理しやすかったりします。

このあたりは数をこなしていけばどんどんコツがつかめてくると思います。

05.さらにトラッキングの精度を高めるには

3Dトラッキングはカメラは動きつつも、映像の中に動いてるものが少ない方が精度がいいです。

この映像には歩いている人がいるのですが、
この人にトラックポイントが追従して知るときはそのポイントを消す事で精度をどんどん良くすることができます。【図.10】

なるべく走っている人や、動いてる車がいない動画の方が3Dトラッキングの作業がしやすくなります。

06.まとめ

3Dトラッキング。思ったよりも簡単だったんじゃないでしょうか?
こんな感じで実写の映像にどんどんモーショングラフィックスや色んなキャラクターなどをなじませる事ができます。
標準でついているエフェクトで、見た目もかなりインパクトのある映像が作れるので、
皆さん、どんどん練習してみてください!!

最後までありがとうございました。

いかがでしたでしょうか?
チュートリアルのトレースが出来るようになったら、オリジナル作品が作れるかテストしてみて下さい。

オリジナルに落とし込むことで理解が深まります。そうすると、生きたテクニックとして今後も活用することが出来ます。
オリジナル作品ができたら、コメント欄にURLを貼って教えて下さいね!

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