028_VC Saberでコロシアム①ベースの作り方のポイント

2021.05.07 (最終更新日: 2021.09.06)

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こんちゃ!
映像クリエイターのサンゼです!YouTubeで映像制作のテクニックを分かりやすく解説しています。その他にも、映像編集の会社を経営や、国内最大級の映像編集者のオンラインコミュニティECHOの運営をしています。

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この動画で学べること
今回は「Saberでコロシアム_Part01」をご紹介します。

・Saberを使う前のコロシアムの土台作りを学べます!
・かっこいい映像表現が可能
・グリッドを使った奥行きのある映像の作り方も理解できます!

Saberを使えるようになると
映像の幅が広がるのでとても便利です!

▼チュートリアル動画はこちら▼

▼使用プラグインリンク▼
https://www.videocopilot.net/blog/2016/03/new-plug-in-saber-now-available-100-free/

※チュートリアルでは有料の静止画や動画素材を使っている場合があります。
まずは無料のおしゃれ写真サイト「Unsplash」などで作ってみましょう!
https://unsplash.com/

▼作り方のステップはこちら▼

01_全体の動きをざっくり作ります

早速Saberを使いたいところですが
**まずは全体の動きを作ってから細かい動きを作っていきます。**

まずはMaincompを作っていきます。
新規コンポジションを作成します。
サイズ 1920×1080 
デュレーションは10秒で作ってきます。
名前を「Main
comp」にます。

**空間をしっかり作ってから細かい動きをつけていくようにしましょう。**
(ディテールから作っていくと後で苦しむことが多いです…)

新規平面を作成します。
名前を「grid」にします。
サイズは2000×2000
3Dレイヤーにチェックを入れます。
エフェクト → 描画 → グリッドを適用します。

X回転を-90
Z位置を下に下げます。
エフェクトのグリッドサイズを幅スライダーにします。

モーションタイルを適用します。
出力高さを1000にします。
幅を85にしました。
ボーダーを2.0にしました。
(この数値はあくまで参考程度に)

続いて、エフェクト → スタイライズ → モーションタイル 
を適用します。
出力高さを1000にします。
すると奥行きが出て空間が感じられるようになりました。
3D空間を作っていくときはグリッドを敷くを目安になりやすいのでおススメです。(01)

続いてカメラを作成します。
ミリ数は距離感を出したいので35mmにしました。

毎度おなじみの【ヌルで制御できるカメラ】を作成します。

①カメラとカメラコントロール用のヌルを作成します。
②ヌルを3Dレイヤー化します。
③カメラの位置の値をコピーし、ヌルの位置にペーストします。
④カメラからヌルへ紐づけします。

ヌルで制御できるカメラができました。

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02_奥の方に扉を作ります。

白い新規平面を作成します。
マスクで扉の形にします。
3Dレイヤーにチェックを入れて
Z値を14000くらいにしてカメラの奥の方に扉がある映像になりました。

03_カメラが扉から手前にくるアニメーションを作成

現在のカメラ位置でキーを打ちます。
1秒12fくらいで一旦キーを打ちます。

0fでかカメラが扉覆いかぶさるくらいのところまで寄せます。
F9を押してイージーイーズします。
値カーブでさらにカーブを調整します。
ざっくりとですが、カメラが扉から引いていくアニメーションができました。(gif01)

04_セイバーの線を作ります。

いきなりセイバーを使用する前に、仮でアタリをつけていきます。
新規平面を作成します。サイズは1000×2000
セイバーを作る前に仮でシェイプレイヤーで線を描きます。
セイバーなどの重いエフェクトをつけるときは軽いシェイプで作って、アタリをつけてから差し替えるようにしましょう。

アンカーポイントコンポジションの下中央に持っていきます。

Z方向に柱を並べます。
数値入力で並べてもいいですし、今回は手動で並べました。(02)

全ての柱を複製して右側にも並べます。
複製したレイヤーを選択して「P」を押し,位置を表示します。
x値を動かして右側に配置しましょう。

グリッドをガイドにして並べてみてください。
再生してみましょう。(gif02)

なるべく早めにアニメーションの要素を固めていく事が重要です。
セイバーなどの自分のイメージがついたものを最初にやりたくなりますが、
このようにアタリでいいので、なんとなくのカメラのアニメーションを決めたほうが良いと思います。

05_キャラクターを入れます。

キャラクター用のコンポジションを新規で作成します。
サイズ 1920×1080
3Dレイヤーにしておきます。

Main_comp にキャラクターのコンポジションを入れます。
アンカーポイントは下中央にしておきましょう。
カメラが決まる少し前あたりからキャラクターが入ってくるようにします。(03)

ざっくり動きをつけてから微調整していきます。
こんな感じです。(gif03)

06_パネルを作っていきます。

新規コンポジションを作成します。
1500×1500で作っていきます。
3Dレイヤーにします。
パネルもいきなり作りこむのではなくアタリを作っていきます。

上手い人、というか早い人は早めにプロトタイプ作ってるんですよね。
早めにプロトタイプをつくると精神衛生的にいいです。

パネルにもアニメーションをつけます。
一回、動きを調整したものがこちらです。(gif04)

最初パネルに名前が出て、次に詳細が出るため、アニメーションを二段階にしました。

もう少し、ダイナミックな動きにするためにカメラにスピンを入れましょう。
カメラの制御用ヌルのZ回転にアニメーションをつけます。
すごくダイナミックな画になるので、おススメです。(gif05)

画が決まってもカメラを止めてはいけません。
最後までじんわりズームする動きをつけます。
カメラの位置に最初と最終フレーにキーを打ちじんわりとズームする動きをつけました。

少し臨場感出すためにwiggleで手振れ感をだします。

カメラの方向にwiggleのエクスプレッションを記入します。
カメラの方向のストップウォッチをAltを押しながらクリックするとエクスプレッションが書き込めるようになります。
wiggle(0.5,1) と書き込んでみましょう。

すると手振れっぽい動きが付きました。
ただし、エクスプレッションはレイヤーが増減すると、動きが変わってします。
なのでキーを焼き付けましょう。
アニメーション → アニメーション補助 → エクスプレッションキーフレームに変換
をしてキーフレームを焼き付けます。
これで、レイヤーの増減に関係なく手振れ感の変わらないカメラができました。

最終的に動きを調整したものがこちらです。(gif06)

いかがでしたでしょうか?
このように、最初に簡単なモデルで、カメラの動きをつける方が、試行錯誤が素早くでき、作業をスムーズに進めることができます。

次回は、セイバーの柱とパネルの中身を作っていきたいと思います。
ありがとうございました!!

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