063_スピンでテキストを切り替え!

2021.08.05 (最終更新日: 2021.08.14)

この記事が良かったと思った方は
ハートマークとクリップマークを忘れずにお願いします!!

こんちゃ!
映像クリエイターのサンゼです!YouTubeで映像制作のテクニックを分かりやすく解説しています。その他にも、映像編集の会社を経営や、国内最大級の映像編集者のオンラインコミュニティECHOの運営をしています。

▼ECHO-の入会についてはコチラをご覧ください▼
[https://www.sanze-echo.com/community]

この動画で学べること
今回は「スピン切り替え」をご紹介します。

・ヌルと使ったスピン切り替えの方法を学べます!
・初心者でもすぐにできるようになるお手軽技術!
・スピン以外にも応用することができます!

スピン切り替えを作れるようになると
映像の幅が広がるのでとても便利です!

▼チュートリアル動画はこちら▼

▼使用素材リンク▼
https://artgrid.io/clip/46610/new-york-city-skyline-aerial
https://artgrid.io/clip/71304/woman-smiling-and-texting-while-shes-on-the-escalator

※配布AEPに内包している実写映像は権利の都合上、ブラックに塗りつぶししています。
オリジナル素材のダウンロードをしたあと同名のクリップへ上書きや差し替え作業をお願いします。
※また、無料のおしゃれ写真サイト「Unsplash」などでも作ってみましょう!
https://unsplash.com/

▼作り方のステップはこちら▼
今回はAE初心者向け!!
「ヌルを使って制御する」シンプルなスピンの作り方です。

オブジェクト自体のパラメータを動かすのではなく、
「ヌル」で親子付けして作ることで、のちに、調整や、修正がしやすくなります!
この機会に是非ヌルを使えるようになってみましょう!!

01_「ヌル」とは

「ヌル」はレンダリングしても表示されない実態のないオブジェクトです。
基本的な使い方は複数のオブジェクトを同時にコントロールする時に使います。(01)

「ヌル」は単体では使用しません。
ピックウィップで親子付けして使用します。
そうすることで、ヌルを動かせば、それに紐づけされたオブジェクトも一緒に動くようになります。

では、テキストレイヤーのピックウィップ(渦巻のマーク)をクリックしてヌルに紐づけしてみましょう。

ヌルを動かすと、SPINテキストも一緒に動くようになりました。

またアニメーションを流用させたい時などに、とても便利です。

スケールのアニメーションがついたヌルに紐づければ同じアニメーションを使う事ができます。

プロのビデオグラファーを目指す学校、はじまる。入学生募集中。

PR:Vook School

02_スピンの準備をする

新規コンポジションを作成します。
サイズは1920×1080 名前は「comp_spin」としておきます。

次に背景用の新規平面を作成します。名前は「BG」としておきます。
今回はグレーにしておきます。
間違えて動かさないようにロックをかけておきましょう。

回転用のオブジェクトを用意します。
「SPIN」と書いたテキストを作成します。
ウィンドウ → 整列の機能でテキストを画面中央に持っていきます。

アンカーポイントツールアンカーポイントをテキストのセンターに持っていきます。

アンカーポイントツールはAEには標準搭載されていません。
こちらはmiyaさんが制作した無料のアンカーポイントツールです。
https://booth.pm/ja/items/2751954

「SPIN」のテキストをctrl + Dで複製します。
複製したほうのテキストを「TEXT」と打ち換えます。
「ヌル」と「SPIN」「TEXT」3つのレイヤー全て3Dレイヤーにチェックを入れます。

「スピン」とヌルを親子付けします。

ヌルのY回転の一秒目に0、二秒目に180のキーを打ちます。
一秒かけて180度回転する動きが付きました。
「F9」を押してアニメーションにイーズ(緩急)をつけておきましょう。

また、グラフエディターでさらに細かいアニメーションもつけることができます。

03_回転すると違う文字に変わるようにする

「SPIN」が回転したら「TEXT」という文字になっているように「TEXT」の文字もヌルに紐づけます。

①回転が終わった後にシークバーを持っていく
②「TEXT」をヌルに紐づける。(05)

すると、「TEXT」は、回転が終了した後に正対するようになります。
90度回転下あたりで、レイヤーが切り替わったように見えるよう配置してみましょう。


モーションブラーにチェックを入れれば、より自然に変わったように見えます。

画像なども親子付けできて、アレンジもとても簡単にできます。

完成です!!

いかがでしたでしょうか?

チュートリアルのトレースが出来るようになったら、オリジナル作品が作れるかテストしてみて下さい。
オリジナルに落とし込むことで理解が深まります。そうすると、生きたテクニックとして今後も活用することが出来ます。
オリジナル作品ができたら、コメント欄にURLを貼って教えて下さいね!

チュートリアルのプロジェクトデータを配布してます!

お得にダウンロードしたい方
月額1000円でダウンロードし放題のプランをご利用下さい!

▼AEP ライブラリー▼
https://www.sanze-echo.com/blog/categories/aep

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメントする

  • まだコメントはありません
sanze

サンゼ / 著書「動画でわかる After Effects教室」発売中@sanze

著書好評発売中 https://www.amazon.co.jp/dp/429712369X ACC(広告賞)2021年のフィルムクラフト部門にエディター賞として選ばれました! Adobe After EffectsとPremiere Proのテ...

サンゼ / 著書「動画でわかる After Effects教室」発売中さんの
他の記事をみる
記事特集一覧をみる