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こんちゃ!
映像クリエイターのサンゼです!YouTubeで映像制作のテクニックを分かりやすく解説しています。その他にも、映像編集の会社を経営や、国内最大級の映像編集者のオンラインコミュニティECHOの運営をしています。
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この動画で学べること
今回は「MATRIX_トランジション」をご紹介します。
・カードダンスの使い方を理解できます!
・かっこいいトランジションが作れるようになる
・周りと差がつく一段上の映像表現を学べます!
MATRIXトランジションを作れるようになると
映像の幅が広がるのでとても便利です!
▼チュートリアル動画はこちら▼
▼使用素材リンク▼
■素材はArtGridを使用してます。
https://artgrid.io/clip/32504/man-standing-on-dark-stage-with-projected-words-behind-him
https://artgrid.io/clip/38718/numbers-and-colors-project-onto-blue-eye
※配布AEPに内包している実写映像は権利の都合上、ブラックに塗りつぶししています。
オリジナル素材のダウンロードをしたあと同名のクリップへ上書きや差し替え作業をお願いします
※チュートリアルでは有料の静止画や動画素材を使っている場合があります。
まずは無料のおしゃれ写真サイト「Unsplash」などで作ってみましょう!
https://unsplash.com/
▼作り方のステップはこちら▼
今回は、標準エフェクトで作れる!かっこいいマトリックス風トランジションの作り方を紹介します。
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トランジション用のコンポを作る
今回はシーンAからシーンBに切り替わるというトランジションなので、新規コンポジションを2つ用意します。
今回はシーンAに目のアップの素材を、
切り替わり後のシーンBにサイバー感のある素材を選びました。
シーンAの動画は、目に寄ってトランジションしたいので、瞳の中心を画面の中央に持っていきます。
シーンAのコンポジションをプリコンポーズします。
名前をシーンAanimeにしておきます。
同様にシーンBも同様の方法で、シーンBanimeとしおきます。
これでコンポジションの準備が出来ました。
ピクセルのアニメーションを作る
シーンA_animeの中に入っているシーンAにエフェクト → カードダンスを適用します。
カードダンスエフェクトは画像を格子状に区切ってバラバラにしてくれるエフェクトです。
グラデーションレイヤー1にシーンAを読み込みます。
ソースを強度1にします。
行と列を50にします。
強度を輝度で参照しているので、
乗算の数値を動かすと、白黒で奥行きをずらしてくれます。
このエフェクトの面白い所が、エフェクトのカメラをコンポジションのカメラにリンクする事ができます。
どういうことかというと、まず、エフェクトのカメラシステムをコンポジションカメラに変更します。
すると、真っ黒になってしまうと思いますが、それは参照先のシーンにカメラがないためです。
シーンA_animeコンポジションにカメラを追加します。
カメラを動かしてみると、3D空間上にグリッドが配置されているのを確認できます。
こういうことがAEの標準機能で出来たんですね!!
それではアニメーションをつけていきましょう。
ピクセルアニメーションをつけていこう
まずは乗数を1秒目でゼロ、2秒で-20にします。
F9ボタンで、イージーイーズをかけます。
次にカメラアニメーションをつけます。
まずは【ヌルで制御できるカメラ】を作成します。
①カメラとカメラコントロール用のヌルを作成します。
②ヌルを3Dレイヤー化します。
③カメラの位置の値をコピーし、ヌルの位置にペーストします。
④カメラからヌルへ紐づけします。
ヌルでカメラの位置をコントロールします。
2秒目でカメラのZ位置をゼロ、3秒目でカメラのZ値を-3500くらいにして、カメラが奥に行くアニメーションをつけます。
キーフレームをこのような感じに配置しました。
参考にしてみて下さい。
続いてシーンBのほうも作っていきます。
シーンBはシーンAの逆回転のアニメーションをつけていきます。
カメラ、ヌルをコピペしてきます。
エフェクトもコピーしてきます。
グラデーションレイヤーが外れているのでつけなおします。
これで、シーンAと同じ動きをするシーンBができました。
シーンAと逆のアニメを作る感じで、奥から手前に飛んでい来るイメージでキーを打ちます。
分割は後で上げれるので、まずはアニメーションを完成させていきましょう。
それでは2つのコンポジションを合体させていきましょう。
仕上げ
新規コンポジションを作成し、シーンAanime、シーンBamime下のように並べます。
切り替わりのタイミングがパカついてしまっているので、不透明度でフェードインさせます。
これでトランジションのベースが出来ました。
カラコレしていきます。
トーンカーブで緑と青のレベルを上げてサイバー感を出します。
さらに淡くグローをかけます。
さらに、カードダンスの行と列の値を500くらいにがっつり上げると思わず、おお!!というサイバー感満載の見た目になります。
この状態でやると作業が重くなりすぎるので、調整するときはそれぞれ50くらいに戻しておきましょう。
最初は普通の状態から、徐々に緑味をつけるようにしました。(gif03)
シーンBも同様にカラコレします。
シーンBの方には、カードダンスが終わった時にもう一回ぶれる動きをつけてみました。(gif04)
さらにトランジションをまとめているコンポジションに
調整レイヤーを出して、エフェクト→レンズ補正を適用します。
レンズでディストーションを反転にチェックを入れます。
視界にアニメーションをつけてワープ感を出します。
イージーイーズもかけておきましょう。
周辺をぼかすためにカメラブラーをかけます
こちらの記事を参考にしてみて下さい。(08)
さらに調整レイヤーで全体にグローかけました。
シネスコっぽく上下に黒帯を入れます。
最後にいよいよカードダンスの分割を細かくします。
行400、列横600とかにします。
めちゃめちゃ重くなりますが、かっこよくなります。
グリッドの背景を作ります。
さりげなくあるだけで、一瞬だけですがニュアンスを感じられます。
お疲れ様です!完成です!!
標準のエフェクトでできるので是非試してみて下さい!!
いかがでしたでしょうか?
チュートリアルのトレースが出来るようになったら、オリジナル作品が作れるかテストしてみて下さい。
オリジナルに落とし込むことで理解が深まります。そうすると、生きたテクニックとして今後も活用することが出来ます。
オリジナル作品ができたら、コメント欄にURLを貼って教えて下さいね!
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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