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こんちゃ!
映像クリエイターのサンゼです!YouTubeで映像制作のテクニックを分かりやすく解説しています。その他にも、映像編集の会社を経営や、国内最大級の映像編集者のオンラインコミュニティECHOの運営をしています。
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この動画で学べること
・Particularによるテクスチャの使い方を学べます!
・テキストをテクスチャにすることで素材なしでも作成可能
・ライティングで質感を調整して幅広い映像に適用できます!
MATRIX空間を作れるようになると
映像の幅が広がるのでとても便利です!
※今回の記事はバージョン4で作成しています。
最新バージョンのTrapcode Particular5とは互換性が有りません
▼チュートリアル動画はこちら▼
▼作り方のステップはこちら▼
今回は「Particular_MATRIX空間」をの作り方ご紹介します。
※今回の記事はバージョン4で作成しています。
最新バージョンのTrapcode Particular5とは互換性が有りません
文字のテクスチャを作る
新規コンポジションを作成します。
名前を"Main_comp"にします。
今回はパーティクル一粒一粒を文字テクスチャーに変えていきたいと思います。
それでは文字用の新規コンポジションを作成します。
コンポジション名を"tex"にします。
サイズはあまり大きくなくていいので100×100pixelにします。
尺も5秒あれば十分です。
それではパーティクルを作っていきましょう
新規平面を作成し、Trapcode"Particular"を適用しましょう。
早速テキストを打って行きたいのですがマトリックスといえばカタカナが入ってる印象なので「ア」と入れて長体をかけます。
「あいうえお」とか適当に打っていっても良いのですが
それは手間なので今回は「文字のオフセット」を使います。
テキストを開いて「アニメーター」→「文字のオフセット」を適用します。
マトリックスでは反転した文字をも混ざっていたので、それも入れます。
ローマ字も入れていきましょう。
これで文字テクスチャーは完成です。
色を塗っていきましょう。
色は調整レイヤーに
エフェクトから描画→"塗り"をかけます
マトリックスっぽい感じにするために緑から青になるようにカラーにアニメーションをつけます。
"particle"で色をズラすこともできるのですが、やることが増えるので僕はこの塗りで文字が緑から水色っぽい色になるようにグラデーションにする方法をおススメします。
ではこちらに"グロー"をかけましょう
新規調整レイヤーを作って
"グロー"をかけます
このような設定にしました。
さらにピクセルっぽい
タテ縞ヨコ縞を入れたいので"ブラインド"エフェクトを使います
コンポジション名を"GRID"としていますが
使用するエフェクトは"ブラインド"です
"幅"を2ピクセルとかにするとデジタルっぽい縦線が出来ました。
90°回転させて横線も書きます。
縦の幅:2 横の幅:5に分けるとピクセルっぽい感じのテクスチャーが出来ました。
では、この"tex"コンポジションを"Particle"コンポジションに読み込みたいと思います。
テクスチャー自体は参照できれば良いので
ロックをかけておきましょう。表示もオフで大丈夫です。
この文字テクスチャをパーティクル一粒一粒に参照させるためにParticles(Master)→Particles Type→"Textured Polygon"にします。
テクスチャーを選択します
Texture→Layer→"tex"
すると"tex"を参照してくれます。
そしてこれはAEの仕様上仕方がないのですが、変えた瞬間に
「コラップス」がオンになります
これがかかると動きが重たくなるのでオフにしてください。
するとパーティクル一粒一粒が文字の形で発生するようになりました。
マトリックスの文字って上から下にコードみたいに落ちてると思うのでそのレイアウトを作ってきたいと思います。
Emitter(Master)→Emitter Type→"Box"
これでボックス状の空間で発生してくれるようになりました。
Emitter Size→"XYZ Individual"にする
するとボックスのサイズが変えられます
横長にして縦は広げなくて良いです。
Y軸は0の方が良いのかな。
平べったい板みたいなところから発生してるイメージです。
再生してみると上に飛んだり下に飛んだりしているのが良くないのでそれを調整していきたいと思います。
まずパーティクルの発生スピードをVeloctiy:0にしてください。
そうするとパーティクルが発生してどこにも移動しない状態になります。
次に、マトリックスのようにパーティクルを上から下に落とします。
下の項目ですね。Physics(Master)→"Gravity"
ここを調整します。
Gravity:120にしておきましょうか
これだとちょっと位置が高いので
Emitter(Master)→"Position"で上に伸ばして行きましょう。
発生源の板を上に持っていくイメージです。
再生してみると発生して下に加速しながら落ちていくパーティクルが出来てます。
マトリックスのあの空間ぽい感じが出てきたなぁと思うのですが
マトリクスの文字は線みたいに伸びています。
それも"Particular"で再現することが出来ます。もしかしてマトリクスも"Particular"で作っているのんですかね。
Aux System(Master)→Emit→"Continuously"
パーティクルからを尾を引いてくれるイメージですね
分かりやすいようにパーティクルの発生量を減らしてみます。
発生源からさらにパーティクルが発生してそこからさらに発生するみたいな感じです。
尾ひれがつくみたいな感じで覚えてもらえれば良いです
以下の値を調整して尾ひれを発生させます。
・Aux System(Master)→"Life[sec]"パーティクル発生時間を調整。
・Aux System(Master)→"Life Random"も調整します。
マトリックスの文字みたいな感じで文字が変わりながら落ちてる感じが出来ました。
上の方の発生源が見えてると格好良くないので上の方にもっとズラしましょう
パーティクル自体の時間の長さもちょっとだけ伸ばします。
3秒だと途中で消えちゃうので5秒にします。
親のパーティクルの時間の長さも
"Life Random:30%"にして
"Life[sec]:5秒"の"Life Random:30%"にしてみます。
文字が変わりながら尾を引いて落ちてくれます
ちょっとマトリックスぽくなったのではないでしょうか
もう少しランダムが欲しいので
Aux System(Master)→"Particles/sec:15"
にします。
これで概ねこのエフェクトとしては完成ですが、欲をいうとこれに立体感を
少しだけ追加しようと思います。
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さらに質感を追加する
ここからは立体感を追加してみたい方がやってもらえれば良いかなと思います。
Emitter(Master)→"Emitter Size Y"
を広げて
これに対してライティングしましょう
新規ライトを出して
ライトの種類は"ポイントライト"にします。
このままだと反応しないので
"Particular"のShading(Master)→Shading→"On"にしてください。
すると暗くなっちゃってますが
Shading(Master)→Light Falloff→"None(AE)"
奥のものが暗くなって手前のものが明るくなり少しだけ立体感が生まれます。
左の方にちょっと緑のライトと右の方にもうちょっと強いライトを当てます。
こういう感じですると立体感が出でて格好良くなってきた気がします。
光ってるほうが格好良いと思うのでパーティクルに"グロー"かけましょう
最近「Deep Glow」というエフェクトを買ったのでせっかくなので「Deep Glow」をかけます
標準でも良いですが「Deep Glow」だとむちゃくちゃ綺麗になります
しかもRGBでズレてくれるのがめっちゃ良いです
背景に少し濃いブルーを入れましょうか
真っ黒だと後々カラーコレクションしたときにディティールが出なくなるので
少しだけ濃いブルーを入れました。
いかがでしょうか
こういう感じでマトリックスっぽい空間ができましたね
これの面白いところは
"Particular"で作っているので立体的な動きが作れるところですね
cameraのアニメーションをつけてしまいましょう
【ヌルで制御できるカメラ】作成手順。
①カメラとカメラコントロール用のヌルを作成します。
②ヌルを3Dレイヤー化します。
③カメラの位置の値をコピーし、ヌルの位置にペーストします。
④カメラからヌルへ紐づけします。
ヌルでアニメーションさせてみましょう
コンポジションの尺も10秒にしましょうか。
1秒ぐらい経ってから動くようにします。
パーティクルの量を増やそうかな
Emitter(Master)→"Particles/sec:200"
この空間の中をカメラが走っていくみたいなイメージでアニメーションをつけます。
パーティクルが更新されないときは
Emitter(Master)→"Random Seed"
調整してやってくと良いと思います
いかがでしょうか
マトリックスっぽい文字空間ができました。
Trapcode"Particular"で作ってるのでもちろん3Dのような動きとの
相性が良いですね
ありがとうございました!
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