



PC1つ目 | PC2つ目 | |
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用途 | 主にDaVinci Resolve | 主にBlenderやUnreal Engine |
OS | Mac | Windows |
CPU | Apple M1 Max | AMD Ryzen 9 5950X |
メモリ | 64GB | 64GB |
GPU | 32コア | NVIDIA GeForce RTX 3090 |
ストレージ | SSD 1TB | SSD 2TB、HDD 8TB |
購入時の価格 | 約50万円 | 約60万円 |
普段は山の映像をメインに撮影しています。仕事としては、自治体からの依頼や、自然とつながりの深い企業のプロモーションPVを制作することが多いです。また、年に1回ほど、博物館の展示物の撮影を担当することもあります。いずれの仕事も「自然」をテーマにしています。
撮影だけでなく、編集やカラーグレーディングまで手がけており、DaVinci Resolveをメインツールとして使用しています。ただ、CGが必要な場合はBlenderやUnreal Engineを使うこともあります。
2021年に購入したMacBook ProをメインPCとして使用しています。「Apple M1 Max」という、購入当時は最上位のCPUを搭載したモデルで、DaVinci Resolveを使うときは、いつもこのPCで作業しています。
サブとして、Windows用のデスクトップPCもあり、こちらは自作PCです。BlenderやUnreal Engineを使用するときは、自作PCで作業することが多いですね。
自作PCの方が性能は高いものの、Macの方が環境を整えやすく、さらに出先でも作業できるという利便性から、MacBook ProがメインPCになっています。
私がPCを選ぶときの決め手は、「DaVinci Resolveが快適に動くかどうか」です。そのため、最新モデルでなくても、3年以上前のPCでも問題なく動いていて、快適に作業ができています。
DaVinci Resolveを快適に使うには、CPUも重要ですが、どちらかと言うとGPUの方が重要かなと思います。 GPU性能を重視してPCを選ぶことで、スムーズな編集環境を作れると考えています。
いまの環境は構築されているので、特に不満はないですね…。
8KのRAWデータも編集できる環境ですが、今後AIなどが盛んになってきたら、もっと高いスペックの環境を作らないといけないかもしれません。ただ、カメラで撮影した映像の編集や、CGの制作を行う分には、今の環境で全く問題ないと思っています。
5年ほど前に、自宅から車で5分くらいの場所にアトリエを作りました。その中の一部屋を編集部屋として、モノづくりの空間にしています。それまでは自宅の一室で作業していましたが、専用のアトリエを設けることで、より集中して作業ができるようになりました。
機材は防湿庫にまとめて保管しているため、デスク周りにはあまり物を置いていません。 編集作業はこのデスクで一通りできる環境ですが、あまりごちゃごちゃさせたくないので、カラーマネジメントモニターなどは常設せず、必要なときだけセッティングするようにしています。
ネットワーク・ストレージ | SynologyのNAS |
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デスク | お手製デスクシェルフ |
スマート照明 | 共同照明×Philips Hue |
去年の春頃に、ネットワーク環境を整えたんですよ。それまでは、HDDやSSDにデータを入れて編集を行なっていましたが、SynologyのNASを導入してからは、データをすべてNASに入れるようにしています。 WindowsでもMacでも、出先からでもアクセス可能なので、場所を選ばずに作業できるのが便利です。
さらに、バックアップも夜間に自動で取れるように設定しているので、バックアップの取り忘れもなくなりました。 これのおかげで、データ管理の環境は十分に構築できていると思います。
お手製のデスクシェルフがお気に入りです。もともとこのアトリエは土建屋さんの事務所だったので、大きな神棚の台だけが残っていました。良い木材だったので、それをそのまま活かしてシェルフを作りました。
デスク自体はニトリで売っていた四人掛けの大きなダイニングテーブルを使用しています。広々としていて、作業スペースとしても快適です。
もともとモノづくりが好きで、DIYもよくやります。このアトリエも、妻と二人でフローリングを敷き、壁を塗って仕上げました。自分たちで手を加えながら作り上げた分、より愛着のわく空間になっています。
机の真上にダクトレールを設置していて、そこに「Philips Hue」を取り付けています。明るさや色のトーンをスマホで自由に調整でき、作業内容に合わせて手元で簡単に変えられるのが便利です。 編集するときは、だいぶ暗めにして作業することが多いですね。
編集室にはゴミ箱を置いていません。 あるとついゴミが溜まってしまうので、出たゴミはその都度キッチンのゴミ箱に捨てるようにしています。こまめに片付けることで、常にきれいな状態を保つよう心がけています。
毎日長時間向き合うデスクだからこそ、細部までこだわりたいもの。現役クリエイターの実際のデスク環境やPCの選び方を通じて、自分に合った作業環境のヒントが見つかったでしょうか? クリエイティブな仕事は、作業環境を整えることでさらに効率的に、そして楽しくなります。ぜひ、自分にぴったりの環境を作ってみてください。