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所有しているPCについて

デスク全体について

    • 実写映像
映像クリエイターのデスクツアー!愛用PC&こだわり周辺機器

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所有しているPCについて

デスク全体について

クリエイティブな仕事は、快適な作業環境から生まれる。映像制作を手がけるクリエイターたちは、どんなPCを選び、どのようにデスク環境を整えているのか? 愛用の周辺機器や、買ってよかった便利アイテムなど、リアルな制作環境を深掘りしました。あなたの作業環境をアップデートするアイデアが、きっと見つかるはずです。

CREATOR

北アルプスの麓、長野県松本市を拠点に、自然やそこに暮らす人々を題材とした映像作品を制作。1999年にスポーツ映像を手がけ、TVCMやゲームのプロモーション映像制作を経て独立。現在は企業や自治体のプロモーション映像を中心に制作し、講演や執筆活動も行う。ライフワークとして、日本の山々をテーマにした作品「ワンダーマウンテンズ」を制作。映像制作では、演出を抑え、自然な姿を映し出すことを大切にしている。DaVinci Resolve 19認定トレーナー。

所有しているPCについて

スペック

PC1つ目
MacBook Pro (16-inch, 2021)

PC2つ目
自作PC

用途主にDaVinci Resolve主にBlenderやUnreal Engine
OSMacWindows
CPUApple M1 MaxAMD Ryzen 9 5950X
メモリ64GB64GB
GPU32コアNVIDIA GeForce RTX 3090
ストレージSSD 1TBSSD 2TB、HDD 8TB
購入時の価格約50万円約60万円

使用ソフトウェアと日々の制作クリエイティブ

  • DaVinci Resolve
  • Blender
  • Unreal Engine

普段は山の映像をメインに撮影しています。仕事としては、自治体からの依頼や、自然とつながりの深い企業のプロモーションPVを制作することが多いです。また、年に1回ほど、博物館の展示物の撮影を担当することもあります。いずれの仕事も「自然」をテーマにしています。

撮影だけでなく、編集やカラーグレーディングまで手がけており、DaVinci Resolveをメインツールとして使用しています。ただ、CGが必要な場合はBlenderやUnreal Engineを使うこともあります。

PC選びの決め手になった特徴

2021年に購入したMacBook ProをメインPCとして使用しています。「Apple M1 Max」という、購入当時は最上位のCPUを搭載したモデルで、DaVinci Resolveを使うときは、いつもこのPCで作業しています。

サブとして、Windows用のデスクトップPCもあり、こちらは自作PCです。BlenderやUnreal Engineを使用するときは、自作PCで作業することが多いですね。

自作PCの方が性能は高いものの、Macの方が環境を整えやすく、さらに出先でも作業できるという利便性から、MacBook ProがメインPCになっています。

私がPCを選ぶときの決め手は、「DaVinci Resolveが快適に動くかどうか」です。そのため、最新モデルでなくても、3年以上前のPCでも問題なく動いていて、快適に作業ができています。

DaVinci Resolveを快適に使うには、CPUも重要ですが、どちらかと言うとGPUの方が重要かなと思います。 GPU性能を重視してPCを選ぶことで、スムーズな編集環境を作れると考えています。

今後改善したい点

いまの環境は構築されているので、特に不満はないですね…。

8KのRAWデータも編集できる環境ですが、今後AIなどが盛んになってきたら、もっと高いスペックの環境を作らないといけないかもしれません。ただ、カメラで撮影した映像の編集や、CGの制作を行う分には、今の環境で全く問題ないと思っています。

デスク全体について

クリエイターが情熱を注いだデスクの工夫

5年ほど前に、自宅から車で5分くらいの場所にアトリエを作りました。その中の一部屋を編集部屋として、モノづくりの空間にしています。それまでは自宅の一室で作業していましたが、専用のアトリエを設けることで、より集中して作業ができるようになりました。

ミニマルながらも必要な物が揃い、集中できる編集部屋

機材は防湿庫にまとめて保管しているため、デスク周りにはあまり物を置いていません。 編集作業はこのデスクで一通りできる環境ですが、あまりごちゃごちゃさせたくないので、カラーマネジメントモニターなどは常設せず、必要なときだけセッティングするようにしています。

アトリエ内の広々としたスペース。打ち合わせやリフレッシュに活用

こだわり周辺機器一覧

ネットワーク・ストレージSynologyのNAS
デスクお手製デスクシェルフ
スマート照明 共同照明×Philips Hue

去年の春頃に、ネットワーク環境を整えたんですよ。それまでは、HDDやSSDにデータを入れて編集を行なっていましたが、SynologyのNASを導入してからは、データをすべてNASに入れるようにしています。 WindowsでもMacでも、出先からでもアクセス可能なので、場所を選ばずに作業できるのが便利です。

さらに、バックアップも夜間に自動で取れるように設定しているので、バックアップの取り忘れもなくなりました。 これのおかげで、データ管理の環境は十分に構築できていると思います。

チェアは、Hermanmillerのセイルチェアを使用

お手製のデスクシェルフがお気に入りです。もともとこのアトリエは土建屋さんの事務所だったので、大きな神棚の台だけが残っていました。良い木材だったので、それをそのまま活かしてシェルフを作りました。

デスク自体はニトリで売っていた四人掛けの大きなダイニングテーブルを使用しています。広々としていて、作業スペースとしても快適です。

もともとモノづくりが好きで、DIYもよくやります。このアトリエも、妻と二人でフローリングを敷き、壁を塗って仕上げました。自分たちで手を加えながら作り上げた分、より愛着のわく空間になっています。

机の真上にダクトレールを設置していて、そこに「Philips Hue」を取り付けています。明るさや色のトーンをスマホで自由に調整でき、作業内容に合わせて手元で簡単に変えられるのが便利です。 編集するときは、だいぶ暗めにして作業することが多いですね。

あえて省いたポイント

編集室にはゴミ箱を置いていません。 あるとついゴミが溜まってしまうので、出たゴミはその都度キッチンのゴミ箱に捨てるようにしています。こまめに片付けることで、常にきれいな状態を保つよう心がけています。


毎日長時間向き合うデスクだからこそ、細部までこだわりたいもの。現役クリエイターの実際のデスク環境やPCの選び方を通じて、自分に合った作業環境のヒントが見つかったでしょうか? クリエイティブな仕事は、作業環境を整えることでさらに効率的に、そして楽しくなります。ぜひ、自分にぴったりの環境を作ってみてください。

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