「ProRes」を知ってミラーレスでワンランク上の動画を撮ろう。

目次
1, はじめに
2, Apple 「ProRes」とは?
3, 「ProRes」の種類ごとに比較する
4, まとめ

1,はじめに

こんにちは。

最近シンプルに、もうちょっとステップアップして「より高品質、高画質で撮りたい!」と思っています。

ということは、編集で扱う映像の劣化(圧縮)をなるべく少なくすればいいんだと。
さらにいえば、編集時にもっと軽い素材で編集したいと考えています。

でも、2018年現在市場に出ている一般的な民生機ミラーレスでは、「H.264」 という比較的ビットレートの低く圧縮率の高いコーデックでしかカメラ内収録出来ないのです。

また、いまユーザーが急増中のソニーαシリーズでは「XAVC S」「AVCHD」を採用していて、Adobe PremiereProでのネイティブ編集は非常に苦しいです、、
(参考)
・ SONY [XAVC S] H.264(.mp4) 4K (3840 x 2160) 30p - 約100Mbps
・SONY [AVCHD] H.264(.mp4)1920 x 1080(60i, 24M, FX) - 約24Mbps(最高ビットレート)

一方で、最近では「Nikon Z7」「Z6」とATOMOSの「Ninja V」などとの組み合わせにより「ProRes RAW」が収録可能になるなど、ProResを用いたワークフーローがますます気になってきました。

そこで、例えばATOMOS 「SHOGUN INFERNO」や「NINJA V」のような外部モニターを使って映像をHDMIスルーさせると、より高品質で高ビットレートな 「Apple ProRes 」 というコーデックで収録できるんですよね!

「Apple ProRes」 ってそもそも何なのか?また、いくつか種類があるけど、HQLTって実際どれくらい違うの?ということを、この機会にまとめみました。

2,Apple 「ProRes」とは?

ProResとは、もともとAppleがポストプロダクション向けに開発したコーデックで、映像編集を行う際一時的に使われるいわゆる「中間コーデック」です。ビットレートは高くデータ量は大きめですが、編集は軽いという特徴があります。

Appleの公式サイトにはこうあります。

Apple ProRes コーデックは、リアルタイムでマルチストリーム編集が可能なパフォーマンスの高さ、抜群の画像品質、保存時のサイズの小ささ、すべて併せて実現してくれます。マルチコア処理を最大限に活用したコーデックで、高速な解像度デコードモードが特徴です。

今回はそのAppleの公式データを元に

  • 1920×1080
  • 29.97fps

の条件で、データレートをグラフを作って比較してみました。

*ただし、GH5との組み合わせで10bit出力。赤い棒グラフだけGH5単体で10bitで撮った時の値。

すると、GH5-4:2:2 10bitで撮った場合と 「ProRes 422 LT」 のビットレートはほぼ同じで、 「HQ」 の場合は2倍以上あることが見て取れます。

●ProRes 422 HQ

Apple ProRes 422 の高データレート版です。ポストプロダクション業界で広く使われていてグレーディングや何度も繰り返すレンダリング耐性があり、まさにプロフェッショナル仕様!

ただし、ターゲットデータレートは、1920 × 1080、29.97 fps のソースで約 220 Mbpsで重め。。

●ProRes 422

一番スタンダードなProRes422。高品質の圧縮コーデックで、リアルタイム編集でパフォーマンスを発揮します。ターゲットデータレートは、1920 × 1080、29.97 fps のソースで約 147 Mbpsです。

GH5-4:2:2 10bitの約1.5倍のビットレートで、高いレンダリング耐性があります。

● ProRes 422 LT

Apple ProRes 422 より圧縮率の高いコーデックです。つまり、軽い。画質的にはProRes422とあまり遜色ない程度みたいで、レンダリング耐性が劣るとのこと。ターゲットデータレートは、1920 × 1080、29.97 fps のソースで約 102 Mbps です。GH5-4:2:2 10bitで撮った場合とあまり変わりません。

3,「ProRes」の種類ごとに比較する

2で作ったグラフをさらに詳しく、このようにProRes種類ごとに比較表を作成しました。
ベースはフレームレートが30p時で、60pのときは単純に×2倍します。
また、ProRes422のHD1080を基準としています。

一応、それぞれの比較テストを撮りました。
Premiereに取り込んでエンコードしVimeoにアップロードしているため、厳密な比較テストではないのですが。。。

4,まとめ

今回は、ATOMOS 「SHOGUN INFERNO」で基本収録ができる3つの「ProRes」についてまとめてみました。

映像自体は高品質になるけど、その分データ量が多くなってストレージを圧迫するので自分の環境にあったものを選ぶとよさそうですね。

他にも、「ProRes4444」や「ProRes RAW」, 「ProRes Proxy」などがありますがややこしくなるので省略。

映像業界の人がMacを使う理由は「ProRes」にあり!は言い過ぎでしょうか。

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