2018.09.05 (最終更新日: 2019.10.30)

DaVinci ResolveでLUTを適用する、比較する、読み込む、書き出す方法

先日の記事で「古い」とか「粗い」とか散々なことを言われたLUTですが、もちろん役に立つ場面はたくさんあります。今回は盛大に手のひらを返して、カラーグレーディング界のベテラン、古くてもまだまだ現役のLUTについて紹介します。

LUTをクリップごとに適用する

2つの方法があります。どちらでもいいです。

A. ノードで直接選択

ノードを右クリックして、LUTのセクションから希望のLUTを選択します。これだけ。

ここでトリビア。DaVinci Resolve 15では、Alt(Option)を押しながらLUTの選択肢にカーソルを合わせると、プレビュー画面に自動的に結果が反映されます。すぐに結果を知りたい、ちょっと比較してみたい、という場合に便利です。

B. LUTブラウザ

DaVinci Resolve 15からはLUTブラウザというツールが導入されました。LUTを適用する場合、なんといってもこれは楽です。ただ左上の「LUT」というタブを開いて、適用したいLUTを選択するだけですから。

それぞれのLUTのサムネイルの上で、カーソルをスライドすると、サムネイルの中とプレビュー画面の両方で動画で結果を確認できます。これが邪魔じゃけえ、という方はLUTブラウザの右上の項目でライブプレビューをオフにしてください。

LUTの適用結果を比較する

結果を比較するには、分割画面とLUTブラウザを組み合わせるのがオススメです。

まず分割スクリーンモードを選択します。下図の赤枠部分です。そして黄色枠部分でモードを選択できるので、「選択したLUT」のモードにします。

左のLUTブラウザで複数のLUTを選択すると、選択されたLUTが適用された結果が分割スクリーンで表示されます。分割スクリーンは2分割、4分割、9分割、16分割の画面に対応しています。

LUTを読み込む

DaVinci Resolveには多様な種類のLUTが標準搭載されていますが、オリジナルのLUTを読み込みたい、メーカーから提供されたLUTを読み込む必要がある、というケースがあります。その手順をご紹介します。

1. LUTフォルダを開く

プロジェクト設定を開き、カラーマネージメントのタブを選択します。LUTのセクションの一番下、「LUTフォルダを開く」を選択します。下図の黄色い枠のボタンです。

2. LUTフォルダ

LUTフォルダが開かれますので、そこにLUTを入れてください。ちなみに各OSのLUTフォルダの場所は次の通りです。

‚OS X
Library/Application Support/Blackmagic Design/DaVinci Resolve/LUT/

‚Windows
C:\ProgramData\Blackmagic Design\DaVinci Resolve\Support\LUT ‚

Linux
/home/resolve/LUT

3. リストを更新

再びプロジェクト設定に戻り、「リストを更新」を押します。下図の赤枠のボタンです。

LUTを書き出す

カラーグレーディングの結果をLUTとして書き出したい場合には、中央に並んでいるクリップサムネイルを右クリックして、「3D LUTを生成(CUBE)」を選択します。DaVinci Resolveで作成した 3D LUTは、33x33x33(浮動小数点演算)で構成されます。

※DaVinci Resolve 16.1で65ポイントLUTの書き出しに対応しました。

FAQ

1D LUTと3D LUTの違いは?

ごく簡単に説明すると、1D LUTは明るさ(ガンマ)の情報だけで、RGBの各チャンネルに分かれた情報は持っていません。3D LUTはRGBの各チャンネルべつに情報を持っています。だから3D LUTの方が優秀です。

LUTをプロジェクト全体に適用するには?

LUTをプロジェクト全体に適用するには、プロジェクト設定を使用します。プロジェクト設定を開き、カラーマネージメントのタブを選択します。それぞれの項目の意味はこのようになっています。

  • 入力 1D/3D LUT→1D/3D LUTを、すべてのイメージ処理作業の前に追加できます。
  • 出力 1D/3D LUT→1D/3D LUTを、すべてのイメージ処理作業の後に追加できます。
  • ビデオモニター 1D/3D LUT→ディスプレイLUTです。モニタリング目的で一時的にのみ適用されます。レンダーされるメディアや、デリバーページのコントロールを使用してテープに出力される信号にディスプレイLUTが適用されることはありません。
  • カラービューア 1D/3D LUT→コンピューターディスプレイのUIビューアに表示されるイメージを処理する1D/3D LUTを追加できます。この設定は、ディスプレイLUTには影響なく行えます。デフォルトではビデオモニターLUT の設定と同じになります。
  • スコープ 1D/3D LUT→ビデオスコープのためのLUTです。

図解すると、それぞれのLUTは以下のような順序で適用されます。

LUTの上級編ともいうべきResolve Color Managementについては、この(煽り)記事を参考にしてみてください。

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