細かすぎて伝わらないかもしれないけど見逃したらもったいないDaVinci Resolve 15.1の新機能まとめ

9月13日、DaVinci Resolve 15.1がリリースされました。今回のアップデートには40項目以上の新機能と数えきれないくらいたくさんのバグフィクスが含まれています。せっかくなのでこの場で新機能の一部を紹介させてください。

アップデート内容の要旨はいちおうサポートページに掲載されていますが、「なんとなくすごそうだな」ということはわかっても、記述の中にはなんのこっちゃというものもあるので、ここではスクリーンショットをたくさん使いながらできるだけわかりやすく説明してみたいとおもいます。一つでも気に入った新機能が見つかれば嬉しいです。

⚠️ かなりマニアックです。

全般

Blackmagic RAWのサポート開始

クオリティは12bit RAWの高品質なのに、ファイルサイズも小さく、マシンにも負荷がかからない、夢のようなRAWフォーマットが発表されました。Blackmagic RAW(BRAW)のメリットはこんなにあります。

・12bit RAWのクオリティはそのまま
・最大で1/12の小さなファイルサイズ
・静止画連番ファイルではなく動画ファイルなので転送が早い
・サクサク編集できる
・オープンフォーマット

サンプルファイルはここのページからダウンロードできるので、DaVinci Resovle 15.1でそのクオリティ、そのスピード試してみてください。

Netflix認定のIMFパッケージの書き出しに対応

エディット

現在のプレイヘッドがある場所の複数のクリップのソースタイムコードを一度に表示

タイムラインビューワーの右上の3つのドットのメニューから、Show Timecode Overlaysを選択してください。

Shiftを押しながらタイトルを動かすと、横方向もしくは縦方向にしか動かない

これはトランスフォーム(変形)やダイナミックズームでも同じです。コンテクスト依存で垂直方向、あるいは水平方向の移動が禁止されます。タイムライン上においても、Shiftを押しながらクリップを動かすと上下のみに動いて左右には動かなくなります。クリップの位置するトラックをひょいと変更したい場合に便利です。

マルチカムクリップをタイムラインに置いて編集する際、アングル番号を表示

アングル番号はカラーページでも表示されます。

フリーズフレームを使用した際にプレイヘッドの場所から後のみをフリーズ


Fusion

Fusion Compositionという名のFusion用のクリップを作成可能に

メディアプールで背景を右クリックしてNew Fusion Compositionを選択するか、エディットページのエフェクトライブラリ→ジェネレーターから選択することで作成できます。

Loaderツールの復活

単体版のFusionで素材を取り込むためのツールとして存在しいたLoaderツールが復活しました。メディアプールに素材を入れなくても、Loaderツールでいきなりファイルを読み込むことができます。

PSDファイルをレイヤーごとにインポート

上のLoaderツールと同じく、単体版のFusionに搭載されていた機能の一つです。DaVinci Resolveの世界に無事移植されました。

Fusionページのパフォーマンスの向上

「Fusionページ、使いたいんだけど重いからなあ・・・・・・」という方に朗報です。Fusionページのパフォーマンスがこのバージョンでもまた向上しています。ツールのパラメーターを動かすと以前よりもすぐに効果を確認できます。エディットページでFusionタイトルを使う場合にも、前のバージョンよりもスムーズに再生できるのがわかると思います。It’s getting better all the timeです。

カラー

RAWファイルの色温度とティントがデフォルト状態で調整可能に

これまではRAWパレット左側の「ホワイトバランス」を「カスタム」にしないと、この2つのパラメーターは無効になったままでした。これからはRAWファイルの色温度とティントのパラーメーターをすぐに触れます。

パワーグレードの保存場所を変更可能に

パワーグレードとは、ギャラリーセクションの中の一つの機能です。プロジェクトに依存せずユーザー単位でスチルを保存することができます。これは従来から存在しました。今回のアップデートでは、そのパワーグレードの保存される場所を自由に変更できるようになりました。これまではプロジェクト設定→マスター設定→作業フォルダー→ギャラリースチルの場所に、パワーグレードのスチルも普通のスチルもいっしょくたに保存されていましたが、これからは別々に保存場所を指定できます。「ん? それ意味あんの?」という声が聞こえてきそうですが、このまま次のセクションに進みましょう。

Fairlight

FairlightFX、AudioFXのオーディオキャッシュに対応

Command + Optionで特定のトラック以外にソロを適用(Solo-Safeモード)

通常のSoloモードは緑色、Solo-Safeモードは青色で表示されます。

トラックの属性をコピー&ペースト

新しいFairlightFX、Soft Clipperを追加

14個目のFairlightFX(標準搭載のオーディオエフェクト)です。コンプレッサーに似ていますが、大きな音をよりソフトに、より自然に弱めることができます。

クリップレベルでパンができるように

よくある質問

アップデートは無償ですか?

今回は使用するユーザーごとに5,000円(税別)のアップデート費用が発生します・・・・・・というのは冗談で、DaVinci Resovle 15.1へのアップデートは過去のすべてのアップデートと同じようにもちろん無償です。タダです。無償版をご利用の方も、有償版をご利用の方も、アップデートをお勧めします。15.1のアップデート項目は、IMF関連を除けば、すべて無償版でもご利用になれます。

追加して欲しい機能があるのですが。

ブラックマジックデザインではいつでも新機能のリクエストを承っています。未来のバージョンアップで搭載されるかは約束できませんが、もしかしたらもしかするかもしれませんので、ぜひ素敵なアイディアがありましたらサポートセンターまでご連絡ください。

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