Roland V-1200HDを使ったライブ配信とイベント映像制御の実例を紹介します!

Inter BEE2018配信の裏側をお見せします!

Inter BEE 2018ではVookは『映像研究所』と題して3日間Meet UPスペースの特設ステージでライブ配信を行いました。まずはじめに関わってくださったすべてのみなさまありがとうございました。

配信先としてはFacebookとPeriscope(ツイッター)に送信を行いましたまた配信内容を収録しアーカイブの収録も行いました。

配信内容についてはVookノートにて紹介されているのでぜひそちらも御覧ください。

こんな形で3日間配信をしていました!

このノートでは、あの配信の裏側としてどんな機材を使っていたかを紹介します。

配信の概要について

今回の配信を図面で表すとこんな形になります。4カメとさらにパソコンが複数台ソースで関わる複雑な配信となったので、スイッチャーはV-1200HDを使いました。
現場での急な要求にもすぐに応えることができ非常に助かりました。

今回の配線図を組み立てるにあたってこちらのブログ記事を参考にしました。こちらのブログを書いているヒマナイヌの川井さんは配信やライブスイッチングの知識がすごく参考になります。http://himag.blog.jp/52900698.html

卓周りは写真だとこんな様子でした。VTR出しなどもパソコンでやったので台数がものすごく必要になり場所をとりました。
またその他にも画像にはありませんでしたが、PGM収録用にHyperdeck studio mini、配信にLive shell X なども活用しました。

番組の演出について

今回はスイッチャーの機能をフルに使って見ていたくなる配信の演出を行いました。いくつか画像をあげて説明します。

中央スクリーン制御

まずは、こちらの中央スクリーンの映像制御から、スクリーンに表示する映像はスイッチャーで選択をしています。このため演者の方のパソコンやVTRなどを瞬時に切り替えることができました。

テロップ挿入


画像のようなパワーポイントで作成したテロップの挿入を行いました。

ワイプ


演者の方を小窓で表示させて説明している様子だして、よりわかりやすい説明ができるようにしました。

V-1200HDについて

V-1200HDを使うのが今回始めてだったのでその感想についてここではまとめます。

システムの運用について

V-1200の運用については、先程の図にPCなどを状況に合わせて追加したものになりました。
スイッチャーのモードについては途中で変更を行いました。1日目は2M/Eモードで運用をしましたが、外部収録をかける都合で1M/Eモードでの運用を行いました。AUX1回線でセンタープロジェクターへの出力、AUX2回線から発表者パソコンの録画を行いました。

音声に関してはPAからマイク音声を送っていただきXLRで入力しました。
逆にPC音声のみをXLRでPA側に送りました。配信に送る音声についてはスイッチャー内部でミックスしました。

ハード面について

V-1200HDはパソコンのような筐体が本体で、LANを通じてパソコンや専用のコンソールを接続することができます。今回はこのコンソールをオペレーションで使用しました。
コンソールのつくりが非常にしっかりしていて、ボタンを押すとしっかり押した感覚があり、安心してボタンを押すことができました。

次にTバーの使い心地が本当に良かったです。
フェーダーなどよりもしっかり触れるバーがあるのはオペレーション時の安心感につながると感じました。
このボタンやバーの操作感は好みや慣れの部分もあると思うので使う前にどこかでかならず触っておきたいです。今回の場合はオペレーションのおよそ一週間前から実機を使いシミュレーションをしていました。

パッチについて

パッチができるスイッチャーを運用するのは今回が初めてでした。
そもそもパッチとは何か説明をすると、回線のつなぎ方を自由に選ぶことができるということです。
例えばHDMI1で入力した映像をどのボタンに割り当てるか、といったことや、HDMI1の映像をマルチビューのどこに表示させるかといったことを全て自分できめることができます。

これは回線を1から組み立てるので一見すると非常に複雑そうに見えます。しかしビデオのパッチについては大変理解しやすく比較的早く組むことができました。
急遽プログラムと同じ画をプロジェクターに出力してほしいといった要望もパッチを組み替えることによりすぐに対応できるので、変動する要素の多いイベントでも柔軟な運用ができました。V-1200HDなしで今回のイベントは成り立ちませんでした。
 逆にオーディオパッチについては少し組み立てを行うのに苦戦をしました。特に1チャンネルのみ1MXチャンネルに割り当てることができるということに気づくまではパッチが上手く行かず音声が不安定になってしまうことがありました。

PCソフトについて

仕様の確認やシミュレーションにPC版のリモートコントロールソフトを使いました。
パッチの仕様や挙動などが確認できたので現場での安定した運用の役に立ちました。
説明をしている通り、スイッチャーは複雑な回線になっているので触って理解するのにこのソフトは役に立ちました。
サーフェスのLCDの表示とソフトの表示が同じなので、パッチを組み立てる際などには本体LCD部分の拡大表示ができるとパソコンやタブレットで落ち着いてパッチを組み立てることができるのではないかと感じました。
またパッチの一覧表示ができる機能がパソコンソフトであるとやりやすいのではないかと感じました。

まとめ

V-1200HDはすぐに使えるスイッチャーではありません。
ある程度念入りにシステムを組み立てたり計画を練らないとその力は発揮できないです。
M/Eや内部処理の仕組みについても理解している必要があります。
しかしそれがわかったあとにできる処理はとても豊富で頼もしいです。

Inter BEE の配信アーカイブとノートはこちらからどうぞ

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