はじめに
こちらのセッションはInterBEE2018で行われた『映像研究所 2日目 Adobe User Group』の際、白戸 裕也氏によりプレゼンテーションされたものになります。
アーカイブは以下の動画の1時間37分ごろからをご覧ください。
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Aeレンダリング高速化⁉︎Render Gardenのススメ
僕はAeレンダリング高速化⁉︎Render Gardenのススメというタイトルでご紹介しさせていただきます。
白戸裕也と申します。
今回お伝えする内容は、あくまでも個人の見解であって、所属する組織の公式な見解ではないので予めご承知ください。
まず、 Render Gardenについてなのですが
これを使っているとか聞いたことがある人どれくらいいますか?
ほとんどですね
知らない方のために、Render Gardenとは何かというところですが、
こんな感じのものです。
Render Gardenを検証してみた
実際、どういうものなのか。
早くなるといってもわからないと思うので、サンプルのデータを用意してみました。
今年の初めに弊社でエンジニアとクリエイターが一堂に会すCA BASE CAMPというものが開催され、そのオープニングを作りました。
こういった映像を作りまして、これは普通に簡単なモーションなんですけど、背景はTrapcode Mirでやっています。
で、イベント用なのでケツを長めに作っていました。
今回はこのプロジェクトをこのイベント用に作り直して以下のような構成で、
普通のレンダリングと、Render Gardenでどれくらい変わったかというと、
あれ、、、
もっと縮むと思っていました。
重いプロジェクトでRender Gardenを再検証
そこでもう一つ検証
このサイトのプロジェクトでも検証をしてみました。
今回お借りしたプロジェクトはこちらです。
レンダリングしたものを再生してみると(動画も併せてご覧ください)
これはレンダリングしたくないですよね...
これがどうなったかというと
こんな感じになりました。
約30分ほど短縮できてるんですよ。
30分あったら何します?(笑)
その時のCPU使用率
その時のCPU使用率がこちらです。
Render Gardenはほぼフルに使っていて、Ae標準は23%とか、もっと使ってくれって感じですね。
Render Gardenを使うメリット・デメリット
バックグラウンドレンダリングとは、書き出しのボタンを押すとスクリプトが立ち上がって外部でレンダリングすると言うことです。
コマンド起動がわかりにくいというのは、コマンドが複数立ち上がるんですけど、止めるのに一手間必要でして、それがわかりにくいかなと。
さらに、分割でレンダリングするんですよ。
要は、なんで早いかと言うと、コンポジションの尺を何個かに分けて、レンダリングするんですけれども、箇所箇所でレンダリングされるので、連番時に標準のように頭から書き出されたものを随時確認するといったようなことはできないです。
ただ、その分レンダリングは早いんで、コーヒーでも飲んで待ちましょうということですね。
気になるお値段は...
99ドル!
先ほどの検証を思い出してください。
30分を99ドルで買えるんですよ?
もうこれは安いですね。
これはどこで買えるの?
公式サイトでも買えますし、Toolfarm Japanでも買うことができます。
これらで買って、素晴らしいレンダリングライフをお過ごしください(笑)
ちなみに、7日間フル機能が使える体験版もあるので、試しに使っていただければと思います。
レンダリングを早く終わらせて、早く帰ろう。
ということで、僕のお話を終わらせていただきます。
Vook編集部@Vook_editor
「映像クリエイターを無敵にする。」をビジョンとするVookの公式アカウント。映像制作のナレッジやTips、さまざまなクリエイターへのインタビューなどを発信しています。
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