やっぱり第9世代Core i9にするメリットは大きくあると実感
みなさんこんにちは!今回はIntel第9世代のCore i9と当時最高峰だったXeonプロセッサをPremiere Proの作業環境で比較してみました。価格はXeonを積んだワークステーションの方が倍以上するのですが結果はいかに?
素材
フレームサイズ:4096x2160
フレームレート:60.00fps
圧縮:GoPro Cineform
検証内容
4400Fある素材を再生時にそれぞれソフトウェア処理とGPU処理でどう違ってくるのかを検証
検証対象スペック
Intel® Core(TM) i9-9900K CPU @ 3.60Ghz
Intel® Xeon® CPU E5-2620- v4 @ 2.10Ghz
クロック比較から
9900-Kシリーズだとフル解像度や1/2解像度の時に大きくクロック数をターボブーストを使ってクロック数を上げているのがわかる。Premiere Proはマルチコア処理というよりもシングルコアの処理をメインに考えられているためだ。正直1/4から1/16までの差はあまり出なかった。つまり解像度の高い状態でプレビューを行う場合に差が出てくる。注意してほしいのはソース、プログラムモニターにある高品質再生はこれ以上に処理が重くなる。
E5-2620の方だとほほ、2.5Ghzが頭打ちだった。なぜか1/2の時だけ2.71Ghzまで上昇したが基本的にクロック数はどれも稼げていなかった。
このように新しい世代はクロック数を大きくあげるモデルが多数出ている。CPU差によってどのような違いが出たか一目瞭然かと思う。
そもそもPremiere Proはなぜ再生の立ち上がりがもたつくのか?
再生の直後にカクカクしたことなどはないだろうか?これに関しては今回の実験ではっきりわかったこともあるこちらをみてほしい
左手のCPUの上昇率をみていただくと一部振り切れているところがあると思う。実はPremiere Proは再生の冒頭で大きくCPUを使っていることがわかった。ここで処理が間に合わないとコマ落ちが起きているようだ。つまりCPUのクロック数が高い方が安定というのはこういったCPUの高負荷の部分でも処理しきれるためのようだ。もちろんこれはすべての作業に対してではなく今回の再生検証に対してなので注意していただきたい。ただ、逆に再生直後にもたつくのはCPUのクロックが高ければかなり抑えられるといってもいいと思う。なんとなく今まで感覚で作業していたのがこれで原因の一部がわかりスッキリした気がする。
これに続きいくつか検証を行なっているがなかなか面白い結果になっている。特にコマ落ちの数なども面白い結果だったので今後共有したいと思う。
ヤマダイ @ymrun_jp@yamadai
映像講師。 2017年11月よりAdobe Community Evangelist。 Premeire Pro/After Effectsなどを触る生活。 日々モーションを考えるサイトを運営 https://everydayskillshare.jp...
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