はじめに
VimeoはStaff Picksの10周年を記念して、Vimeo Staff Picks Best of the Year 2018を開催。
昨年12月に、7つのカテゴリー(アクションスポーツ、アニメーション、コメディー、ドキュメンタリー、ドラマ、アイキャンディ、トラベル)でノミネート作品が発表されました。
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そしてついに、各カテゴリーのノミネート作品からベストが選ばれました!
この記事では、ベストに輝いた全7作品と審査員のコメントを紹介します。
プロのビデオグラファーを目指す学校、はじまる。入学生募集中。
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アクションスポーツ部門
Dean Goes Surfing
by Caitlyn Greene
【コメント】
Dean Goes Surfingは、そもそもアクションスポーツとは何かを思い起こさせてくれる。
そのコアにあるものは、自由、チャレンジ、愛、そして笑いだ。
年齢や技術レベルを問わず、ただ共に自然を感じるというシンプルな行為によって、きっと私たちはより良い世界へ1歩近づける。
アニメーション部門
The Shivering Truth
by Vernon Chatman & Cat Solen for Adult Swim
【コメント】
The Shivering Truthは驚くほどよくできていて、それに劣らない愉快な馬鹿馬鹿しさを備えている。
ダークでまるで悪夢のようであり、時に不快感すら覚えるが、同時に笑いや美しさがあり、見る人に気づきを与えているという点で稀有な作品である。
コメディー部門
Enough
by Anna Mantzaris
【コメント】
Enoughには遊び心があり、ネガティブだけれども共感できる内容で、見ていて心地よい。
大声で通話している人の手から電話をはたき落としてやりたいという衝動に駆られたことのない人などいるだろうか?
とはいえ、美しい希望に満ちた作品でもある。
ドキュメンタリー部門
Alone
by Garrett Bradley for The New York Times
【コメント】
Aloneは今アメリカで起きている切迫した問題を取り上げた、ユニークで力強い作品だ。
この物語は、主題と深い関係でつながったフィルムメーカーにしか生み出せないクリエイティビティと温かさで語られている。
Garrett Bradleyは素晴らしい才能の持ち主で、彼女の声はコミュニティに強く求められている。
ドラマ部門
Slapper
by Luci Schroder
【コメント】
わずか数分でLuci Schroderは見る人を旅へいざなう。
主人公の少女の、まるで異世界のようでありながら身近にも感じられる世界への旅だ。
ものすごく荒々しく、私たちの神経を高ぶらせ、胸を強く打つものがある。
アイキャンディ部門
Young Marco - Trippy Isolator
by Rop van Mierlo
【コメント】
大いに楽しめる作品で、どんな時も”Less is more”(「少ないことは豊かなこと」)こそ真実である、ということを体現している。
純粋にアイキャンディと呼んでしまえば、やや過小評価になるだろう。
作品のリズムとテクスチャーからは、記憶が完全に消えてしまう前の最後の瞬間を目にしているかのような、美しくも憂鬱な気分が漂う。
トラベル部門
seoul_wave
by Brandon Li
【コメント】
seoul_waveはソウルの街が未来に向かっていかに猛進しているかを直感的に映し出す。
旅映像は時にキラキラした広告のように感じられることもある。
個人的にソウルでの経験は限られているものの、この作品に関しては、街自体の心をも強く捉えるものとなっている。
Vook編集部@Vook_editor
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