映像ポン出しの要望は結構多い

ライブやイベントなどでPVやCMなどの映像を決まったタイミングで流すことをポン出しといいます。
もともとは演劇などでSE(効果音)を決まったタイミングで出すことを表していた言葉だと思うのですが、映像出しについても同じ言葉が使われていることが多いです。
ブライダルの現場で余興映像やエンドロールを流すのもポン出しの一種ですね。

このポン出しは結構難しいのです。専用の機器は業務用でいくつか存在するのですが、予算の都合で小規模な現場だと存在しないことがほとんどです。ポン出し専用の機器は最低でも10万円程度するので、使用頻度から言うとちょっと買うのをためらいます。
最近は今まで映像が使われていなかった現場でも、プロジェクターを用意してかっこよく映像流して!みたいな要望をいただくことが増えてきました。とても嬉しいことなのですが、どうやればきれいにかつ確実に映像を流すことができるかは工夫の必要なところです。

PowerPointやVLCなど試行錯誤を繰り返していたのですが、このポン出しにPremiere Proがかなり使えることを発見したので今回はやり方とメリットを紹介します!

映像ポン出しの難しいところ

Premiereでのポン出しを紹介する前に映像をポン出しする上で難しいところを2点紹介します。

1, 再生バーなどの映像以外のものを絶対に出せない

映像をポン出しする時になんと言っても重要かつ困難なのは、再生バーなどの映像以外のものを一瞬でもお客さんの前に見せないことです。なにかバーなどが見えるとそれだけでイベントの雰囲気が崩れてしまうのでとても重要な部分になります。
このため再生バーの見えてしまうリスクのある映像再生ソフト(VLCやQuick time)はあまりおすすめではありません。

2 ミスが許されない

一度しかない本番での映像だしなので、順番を間違えたり途中で再生が止まってしまうのは基本的にありえないです。またナンバリングなどのミスが起こりにくいような工夫ができる環境を作れることもソフトとしては重要になってきます。

映像ポン出しソフトとしてPremiere Proを使う方法


それでは実際にPremiere Proでポン出しをする方法を紹介します。映像ポン出しをするにはMercury Transmitを使います。これは簡単に言えばフルスクリーンで映像が再生できる機能です。Premiereの環境設定の再生の項目にMercury Transmitを有効にするというボタンがあるので、これにチェックを入れましょう。あとはビデオデバイスの項目で映像を再生したいデバイスにチェックを入れましょう。

ポン出しには事前にシーケンスを組んでおくのがおすすめ

ソースモニターかプログラムモニターで再生されている映像が転送先のモニターやプロジェクターに表示されるので、これを利用してポン出しを行います。流すタイミングで指定されたクリップやシーケンスの再生ボタンを押すだけです。これで映像が瞬時に転送されます。転送先には一切再生バーが表示されないのがPremiereでポン出しをする最大の強みです。純粋に映像しか出ません。

ソースとプログラムどちらからも映像はおすすめなのは事前にシーケンスを組んでプログラムモニターの映像を転送するやり方です。

複数の映像を決まった順番で流さないといけない時もタイムラインで順番に並べるだけなので失敗がありません。
映像の間隔も正確に繰り返すことができます。
また、映像を書き出す必要がないので現場で素材を追加したり調整をしたりすることが簡単にできます。映像が再生する前にブラックを追加したりといった調整もすぐにできます。

映像を投影する現場では映像の位置を調整する必要が出てくるケースが非常に多いです。仮設でプロジェクターをおいている時はベストな場所に置くことができず、映像がものとかぶってしまうことがあります。
この場合はエフェクトコントロールのモーションで場所や大きさを動かすことで、投影場所を調整することができます。Premiere Proではあたり前の機能ですが映像出しをするためのソフトにはほとんどついていないので、現場でこういった、臨機応変な対応ができるのもPremiereの強みです。これを活用すれば簡易的なプロジェクションマッピングなども可能です。

まとめ

Premiereでのポン出しは、映像に関わっている方なら親しみのあるソフトがイベント現場でも使えるということが大きな強みです。ただしどうしてもパソコンに要求されるスペックは高くなってしまうので、事前に検証などをしてコマ落ち無く再生できるかどうかは確認をしておきましょう。コマ落ちなどがひどい場合はレンダリングをして再生しやすいコーデックなどに変換することも検討しましょう。

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