音声の設定には気をつけて
みなさん今日は!今回はPremiere Proでここだけは変えて欲しい第2弾です。特に放送業務を行なっている方は必読の音のお話です。
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Premiere Proは基本的に読み込む時に音声の設定が決まる
業務で編集を行う場合に音の処理は自分で行うこともあれば、MAなど専門の部署に送ることもあると思います。その場合に設定を変えておかないと非常に厄介な設定がPremiere Proにあります。モノラル、ステレオ、5.1chなど多種の音声形式に対応しているPremiere Proですが設定次第では後処理に手間がかかる状態になってしまいます。
何もしないとステレオ素材はオーディオ1トラックに入ってしまう
MediaComposerやFCP7などは基本的に1トラック1モノラルで音声を扱います。各トラックを独立して編集出来るようにするためです。ただ、Premiere Proの場合、ステレオファイルとして読み込むとステレオ1ファイルとして扱い、タイムラインに入れても1トラックしか使用しません。トラックミキサーのパンを中央にしていればLR別々でマスターに送られます。これはトラック数を減らしタイムラインをスッキリさせるメリットがありますが、デメリットとしてこういうことが起こります。
* MAにOMFで送った際にトラック数が増えて書き出される
* トラックミキサーでパンを振ると片方が聞こえなくなる
* ステレオ素材とモノラル素材が混在した場合は編集しづらい
* 音声トラックをバラバラに編集しづらい(出来ないわけではないが。。。)
特にMAに送った場合は相性が非常に悪いです自分が確認しているのでいうとProToolsとかで見るとA1がA1.1とA1.2に分離してトラックが増えていたりします。MAで改めて確認が必要になるわけです。他のソフトに送るときは編集状態をそのまま引き継ぎたいものです。そこでどうすれば改善できるかです。
環境設定でモノラル読み込みに固定する
Premiere Proの環境設定には音声の読み込みを制御する項目があります。CC2019ならタイムライン項目の中にオーディオのデフォルトトラックという項目があり、読み込んだ際に音声トラックの種類を指定することができるんです。ここの設定を必ずモノラルにしてから素材を読み込むようにしましょう。そうすれば1ステレオは2モノラルに5.1chは6モノラルに変換されて読み込まれるようになるわけです。FCP7の場合はステレオペアになっていてもトラックが分離していたので気にしなかった項目ですがPremiere Proではデフォルトがファイルを使用になっているので要注意なのです。
最後にこの設定の注意点をもう一度
- 素材を読み込む前に行う作業
ということを覚えておくといいと思います。また反響があればその他の注意点書いていきたいと思います。ではでは^^
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ヤマダイ @ymrun_jp@yamadai
映像講師。 2017年11月よりAdobe Community Evangelist。 Premeire Pro/After Effectsなどを触る生活。 日々モーションを考えるサイトを運営 https://everydayskillshare.jp...
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