【FUJIFILM】「F-Log」徹底解説! (後編)<X-T3のF-Log収録からグレーディングまで>

目次
0,はじめに
1, 「F-Log」ワークフローのメリット
2, 比較作例
3, PremiereProでLUTを当てる
4,DaVinciResolveでLUTを当てる
5,LUTを当ててからカラーグレーディングする

0, はじめに

前編では、

今回は、さらにプレミアやダビンチでエテルナLUTを当てて、カラーグレーディングするワークフローを見ていきます。

詳しい方からすれば、フジは撮って出しが写真も動画もいいからログで撮るって・・・という声が聞こえてきそうですが(笑)
ここはあえてフジのカメラでのLog収録のメリットをぜひご紹介したいです。

そもそものカラールックが良いのがフジのカメラの特徴ではあるのですが、もっとオリジナルで色を追い込みたいと思い。

特に僕個人としは、FUJIFILM X-T3の「F-Log」収録→エテルナLUTを当てる→カラーグレーディング 
のワークフローに可能性を感じています。

今回はこのようなスタイルで撮影しました。

1, 「F-Log」ワークフローのメリット

最大約 11 Stop超の広いダイナミックレンジをいかせる
これは驚くことに、ブラックマジックのBMPCC4Kとほぼ同じダイナミックレンジ。
白飛び、黒つぶれ、バンディングを意識される人にとって大きなメリットです。

最高「F-Log」 4:2:2 10bit 外部 ProRes 422 HQ 収録
ポストプロダクションにおけるカラーグレーディングの幅が大きく広がる。
他の形式と比べてカラーグレーディングの余地が残されていて耐性があるのが特徴です。

素晴らしいシネマティックカラー「ETERNA」のLUTを適応できる
あまり良くないLUTや知識がない状態でのカラーの調整作業は、かえってルックに大きく影響し映像そのものが台無しになってしまいます。そのいいルックをいかしつつカラーグレーディングで自分の思う色に追い込んでいくことができるます。

2,比較作例

内部、外部それぞれ「F-Log」フッテージにPremierePro2018(ver.12.1.2)でETERNA LUT(FLog_FGamut_to_ETERNA_BT.709)を当てた。最後のカットのみトーンカーブを若干調整した。DaVinciResolve15でのカラーグレーディングワークフローはこのあとみていきます。

■ FUJIFILM X-T3 内部収録
4K(3840*2160)
59.94p
100Mbps
H.265 4:2:0 10bit
Long GOP
ISO 640

■FUJIFILM X-T3 外部収録
ATOMOS Ninja V
4K(3840*2160)
59.94p
約720Mbps
ProRes 4:2:2 10bit
ISO 640

*今回、内部収録と外部収録を比較したところハイライト部分の色味に関して若干の差が見られました。しかし、メーカー開発本部に問い合わせたところ、今回の実験で内部収録と外部収録の映像に差ができたことには、ユーザー側での設定に原因があること、また適切な対応策があることを理解しました。以下、このようなフィードバックがありました。

(FUJIFILM)
内部収録と外部収録で映像が違うとありますが、これは編集ソフト側で適切なビデオレンジで扱われないせいです。
詳細は以下です。
①F-Logはフルレンジを使う規格(F-Logデータシートに記載)だが、外部収録時にレコーダーがリミテッドレンジのタグをつけてしまう場合がある。
②内部収録のファイルにはフルレンジのタグがついているが、H.265は比較的新しく、
 各社対応が不十分なため正しいレンジで扱われない場合がある。例えばOSX。
③対策
 DaVinci Resolveであれば、収録ファイルの「クリップ属性」を「フル」に設定する。 Premiereであれば以下が参考になります。
 http://www.camerakun.info/tec_gh5s_01.html
とにかく、波形モニターで見て、遮光黒が95(10bit)でなければ、レンジがあっていないと思って、何かしら対応を行うことをお勧めします。

3, PremiereProで「F-Log」にエテルナ LUTを当てる

PremiereProでの基本的なLUTの当て方は、こちらの記事が参考になります!

また、FUJIFILMさん公式のLUTダウンロードについては前編でご紹介しました。

4, DaVinciResolve15 で「F-Log」素材にLUTを当てる


ダビンチに「F-Log」収録したフッテージを取り込み、「エディット」のタイムラインに並べます。
次に、下の「カラー」ページに移動し、ノードを右クリックし「3DLUT」からエテルナLUTを当てます。

DaVinciResolveにLUTを新規で読み込む方法を知りたい方はこちら!

5, DaVinciResolve15でカラーグレーディングする。

「F-Log」の素材に「FLog_FGamut_to_ETERNA_BT.709」のLUTを当て、トーンカーブを中心に調整しました。

ダビンチを使いテスト的に彩度高め、高コントラストでグレーディング。
カットは明暗差が大きいパターンを中心に選びました。

6, まとめ

前編から後編あわせて、FUJIFILM Xシリーズの「F-Log」について解説してきました。

X-T3では、内部でフィルムシミュレーション、外部で「F-Log」収録(その逆)も可能なので、プレミアやダビンチでエテルナLUTを当てて、カラーグレーディングするワークフローをぜひ試してみてください。

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