結局どんなPCがええのよ!?
PCを選ぶときに何を基準に選んだらいいの!?ってよく聞かれるので、【AfterEffectsに特化したPC】ということを前提に色々とまとめてみました。
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大前提!!!
こちらは2019年4月現在の情報となります。
ソフトの仕様変更や、PCの仕様変更により情報が異なってくる場合がありますのでご注意ください。
①ダストマンのPCスペックについて
OS
Windows10 Pro
CPU
intel Core i7 7700K
M/B
intel Z270 チップセット
メモリ
DDR4-3000 64GB
GPU
Geforce GTX 1080Ti
ストレージ
SSD 1TB M.2 x 2
ケース
DEEPCOOL GENOMEⅡ
②OSについて
最新のものでいいと思います
ダストマンのは2年前に作ったPCなのでその分2年前のOSになります。
③CPUについて
After Effectsを使用する際の最重要な点
最近、CUDA(グラフィックボード並列処理)が登場し、After Effects、Premiereに並列処理が出来る機能が備わりました。
しかし、今でもCPUの依存度が高いです。
なので、動画の処理=グラフィックボード(GPU)と思われがちですが、After Effectsに関してはCPUのスペックが高ければ高いほど、恩恵を受けることが出来ます。
・動画エンコード
・作業スピード
のスムーズさはCPUの良さに直結してます。
Q.どんな基準でCPUを選べば良いのか
After Effects、Premiereに関してはコア数よりクロックの数が大事になってきます。
最近だと8コア16スレッドだったり、16コア32スレッドのようなハイスペックマシンが登場しています。
しかしAfter Effects、Premiereは意外とコア数がたくさんあってもコアを使ってくれないのが現状です。
Q.CPUのコアとはなにか
簡単に言うと
コア数=作業をする人数
クロック数(Ghz)=その人材(コア)の性能
例えばですが、8コア4.0GhzのCPUがあるとしたら、
4.0Ghzのスペックを持った人材が8人いて、8人が同時作業をしているイメージです。
じゃあ、人数が多いほうが処理が早いじゃん!
と思いますがそれは違います。(※After Effects、Premiereに限る)
というのも、コア数が5を越えたあたりから以降のコアは機能しなくなる傾向にあるからです。
6人目以降からどんどんサボりだす感じですね。
7人目からはもはや作業してないですw
なので結果として、コア数よりもクロック数の方が大事になってきます。
最近はintel製とAMD製がありますが、この2つの違いとしては
intel製:クロック数においてはAMD製よりも優勢でターボブーストが標準装備されている
AMD製:コア数とスレッド数に対してのコストパフォーマンスが非常に良い
となります。
ターボブーストの事を考えるとダストマンはintel製を推します。
④M/Bについて
パソコンの基盤、マザーボード
パソコンというのは、いくつかのパーツ・部品で構成されているものです。
部品ごとに役割や機能が違って、電源の供給や相互に通信する回路が必要です。
そのため、ひとつのコンピューターとして動作するために必要となってくるのが、マザーボードです。
マザーボードには、パソコンの様々なパーツが接続されていて、複雑な回路が張り巡らされており、各種パーツの橋渡しをする役割があります。
⑤メモリについて
大きければ大きいほど良い
メモリ容量=分かりやすく例えると机や作業台の大きさ。
何かの作業をしているとして、複数の何かを広げるとします。
書類や辞書を並べたり、筆記用具をおいたり、参考書を開いたり...
机の上が広ければ広いほど作業はしやすくはかどります。
それととても似ているのでメモリは大きければ大きいほど使い勝手が良いです。
最低でも32GBは目安と考えてください。理想は64GBです。
⑥GPUについて
値段が高ければ良いのは間違いない!しかし...
意外とAfterEffectsとPremiereは今でもCPU依存なのでそこまで重要性は無いです。
Q.GPUの恩恵はどこで受けられるのか
GPUを使うプラグインを使った時に恩恵をすごく得られます。
例:パーティキュラー、Elements 3Dなど
優先度としては良いCPU>良いGPU
と言う考えです。
⑦ストレージについて
SSD一択
メインストレージはSSD以外の選択肢は無いです。
二枚積んでる理由は、二枚目はキャッシュ用に使ってます。
Q.キャッシュって何
一時的にデータを保存する場所の事です。
簡易的に一時保存する場所をSSDにすることでキャッシュがスムーズになります。
動画の管理はHDDで良いと思います。
SSDは未だに高価なので、、、
⑧ケースについて
完全に好み
ダストマンはDEEPCOOL社のケースを推してますw
DEEPCOOL
結論
以上の点を纏めるとAfter Effects、Premiereに関しては以下が大事です
CPU:クロック数が高いものが良い。
(もちろんクロック数高くてコア数が高いのが最強です)
メモリ:32GB以上推奨
GPU:買える一番高いやつ。Quadroよりも最近はGeforceがオススメ。
ストレージ:メインはSSD一択、キャッシュ用もあるとなおよし!あとはHDDでもOK
ケース:好み!!
お金をかける優先度的には
CPU>メモリ>SSD>GPU>ケース(好み)
という感じです!
Dustman@Dustman
フリーの映像屋さん。 TVCMをメインにモーショングラフィックス、CG、VFXを作ってます。 あと色んな映像の作り方の Youtube【ダストマンTips】やってます。
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