これから映像制作を始める人に知って欲しいパソコンの選び方とは?

こんにちは、ビデオグラファーの伊納です。
これからビデオグラファーとして映像制作を始めたいという人向けに、
どんな機材がオススメなのかを、これまでいくつか記事にしてきました。

今回は、映像を編集するためのパソコンをどう選べばいいかを考えてみます!

※この記事は2019.4.15-16に行われたVideographers Tokyoという
イベントでお話しした内容を元に記事化したものです。

パソコンを買うときに出てくるスペック表は何を表しているのか?

例えば、お店やPCメーカーのウェブサイトでPCを買おうとしたとき、
以下のような感じで、色々なスペックが出てきます。

ここで出てくるのは主に以下の項目です。
● CPU
● メモリ
● SSD/HDD
●グラフィックボード

これらがどんな役割をしているのか、みていきましょう。

パソコンをオフィスで働くおじさんに例えてみる!

以前、以下のようなTweetが話題になっていました。
https://twitter.com/jeministars/status/1083442975235989504
これになぞらえて例えてみることにします。

「パソコンに、何らかの作業をさせること」を、
「オフィスにいるおじさんに、仕事をお願いすること」だと思ってみましょう。

このとき、CPUは仕事をするおじさんです。
メモリは、仕事をする机
SSD/HDDは、仕事を保存しておく引き出しの役割です。

CPUのスペックの見方

CPUのスペックとして「2.2GHz 6コア 12スレッド」などの書き方がされていますが、
ここに出てくるクロック数(2.2GHz)が高いということは、おじさんが有能だということです。
そしてコア数が多いということは、パソコンの中にいるおじさんの数が多いということ。
スレッド数は、仕事をしているペンの数

なので6コア12スレッドとは、6人のおじさんが
両手にペンをもって12本のペンで仕事をしているということになります。

グラフィックボードとは?

CPU・メモリ・SSD/HDDの他によくスペックとして出てくるのは、グラフィックボードです。
ディスプレイモニターに映像を映し出すためのチップ(GPU)が搭載されたボードのこと。
最近では本来CPUが行なっていたエフェクトの処理や動画の処理をGPUに担当してもらう機能を持った
動画編集ソフトが多くあり、映像制作にはGPUの性能も重要です。

先ほどの例えで考えると、オフィスにおじさんとは別に、
専門的な部署があり、専門性の高い仕事(映像出力や演算)を
彼らにやってもらうことで、効率をあげて仕事をしている
イメージでしょうか。
GPUにもコアがたくさんあるので、ここでも
専門家のおじさんがたくさん働いています。

以上のように、それぞれのパーツにはそれぞれの役割があります。
おじさんだけ有能でも、机が小さかったらできる仕事の量が限られてしまったりと、
これらのどれかひとつが高性能なだけではダメで、バランスが重要です。
特にCPUを高性能にするのであれば、メモリも多く搭載することが必要になってきます。

実際のPCでテストをしてみました。

では、具体的にどのくらいのスペックのマシンなら、映像編集に向いているのかを見てみましょう。
今回、Videographers Tokyoにスポンサーとして入っているマウスコンピューターさんに、
4台のクリエイター向けPCをお借りできたので、その4台でテストをしてみました。

こちらに製品のリンク付きの特設ページがあります。

まずはノートPC。値段別に2種類用意していただきました。
ひとつめは値段も手頃で軽量なモデル。そしてもう一台はかなり高性能なノートPCです。

そしてデスクトップPCも2台。
基本構成はほぼ同じですが、CPUが違うマシンです。

※4台とも、価格は2019年4月15日の時のものです。

これら4台に、ビデオグラファーがよく使うであろう
カメラのデータを入れて編集作業を行ってみました。

テストの結果は…?

まずは、Premiere Proでα7Riiiのデータを書き出してみたときの時間を比べてみました。
参考に、MacbookProで行ったデータも入れてみました。

次は、Premiere ProでGH5のデータを書き出してみたとき。

上記2つのデータからわかるのは、圧倒的なコストパフォーマンスの高さ。
今回テストした中では一番安価なNG5510(15万円強)でも、
MBP13インチ(Touch Barなし)よりも書き出しは早く、
高性能ノートのNG5800(25万円強)は、40万円近いMBP15インチに勝利する結果に。


Davinci Resolveでも同じような結果になりました。
Davinci Resolveは特にグラフィックボードをきちんと使ってくれるので、
いいグラフィックボードを積んでいるNG5800のコスパの高さが光ります。


さらに、AEでもテストしてみました。
古いですが伊納が所有しているMacProとも比較してみました。
もうだいぶ古い機体なので、参考値程度にご覧ください。

テスト結果総評

上記の書き出しテスト以外にも、編集でいろいろ触ってみて、
数値では出せない感覚も含めて、感想を以下にまとめてみました。




ぜひ、編集パソコン選びの参考にしてみてください!

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