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実写×シェイプアニメーション!オシャレすぎるあの映像の作り方【After Effects チュートリアル】

ダストマンから一言ゾーン

僕が知る限りではtao tajimaさんが作ったMVから始まったこの演出。
最近だとアニメのEDにも採用されてました。
モーショングラフィックス界でちょっとしたブームになっている実写×シェイプを今回は簡単に解説していきます!

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①図形を作っていく

先に環境設定を開き「アンカーポイントを新しいシェイプレイヤーの中央に表示」にチェックを入れておいて下さい

作る図形は○、▽、□、ー、+の5種類で、基本的な作り方は同じなので、○の作り方を解説していきます。
作っていく前に大事な3点を要項だけ記載致します。

1:アニメーションの緩急
2:カメラトラッキング
3:コンポジット(合成)
以上を意識して作っていきましょう!
 
○を作る
新規コンポジションを縦横2500pxで作成して、楕円形ツールで丸を作ります。線幅は3px、デュレーションは2秒で!
今回はフレームレートを29.97fpsではなく24fpsで作っています。

次にコンテンツの追加でグラデーションの塗りを追加して、種類を円形にして、グラデーションを反転させます。

その後以下の数値を変更

終了点:1000.0 , 0,0
不透明度:70.0%

アニメーションを作る
1:1秒の所でサイズでキーを打ち0秒でサイズを0にします。
2:グラデーションの塗りにある不透明度の0フレームでキーを打ち、1秒のところで0にします。
3:0秒の所で線幅10、1秒で0にしていく。

完了したらショートカットUでキーを打った場所だけ表示、選択しF9でイージングをかけてグラフエディターを起動させて、値グラフを以下のような緩急をつけてきます。



全体的に緩急はこういう感じで作ります。
※細かいところは好みが出るのでおまかせしますw

線だけの円を作る
Circleを複製してグラデーションを削除し、0フレームでの線幅を100として作ります。

他の図形について
上記のエフェクトを繰り返して多角の三角や四角を作っていきます。
楕円形ツールを多角形ツールに変えて、頂点の数を増やすと三角、四角、五角などの調整が出来ます。
ちなみにAltを押しながら図形を作りつつマウスホイールを動かすと角の数が増やせたり、減らせたりします。

ラインは3px、クロスは5pxの線幅で作成しました。

エフェクトをかける
1:ノイズエフェクトを適用
 カラーノイズをOFFにして、ノイズの量を12.0%で作成します。

②3Dカメラ トラッキングを駆使する

元の素材に3D カメラトラッカー エフェクトを適用してきます。

注意点ですが、もとの映像素材とコンポジションサイズが違うとトラッキング出来ないので映像をプリコンポーズしてサイズを先に合わせておいて下さい!
あと、Aeのカメラトラック精度はそこまで高くないので過信は禁物ですw

ヌルトラックの場所を決める
エフェクトを適用したら解析してくれるので待って下さい。
終わったら、たくさんの色線が出ると思います。
赤い点がよくトラックできてる点で尚且、赤点がずっと消えない場所を狙ってアニメをはめ込みます。
場所を決めたら右クリックでヌルとカメラを作成を選択します。

次に先程作った図形を配置して、ヌルカメラにピックウィップでヒモ付をして、位置を全て0に設定します。

上記が終わったら他のカットにも同様の作業をしていくのですが、コピペではなく、カットを選択して
ctrl+Alt+/でタイムラインにあるプロジェクトのカットを置き換えが出来るので、複製したものをショートカットでどんどん置き換えていきます。
そうすることで先程ほどこしたエフェクトが残ったままカットの中身だけ変えることが出来ます。
絵にあった角度をつける
3DスイッチをONにして、Z軸を絵と同じ角度へ修正します。

絵の合成をかける
山を走ってるカットで四角が出る時、空に出して山の下に四角が隠れるようにしたいので[しきい値]エフェクトを適用してレベルをいじり、高速ブラーモーションでエッジをぼかします。

完了したら複製して、3Dトラッキングカメラの上に複製したレイヤーを設置してトラックマットをルミナンスキーマット(反転)にすると

合成が完了します!

③線の反射

水面に反射するエフェクトを作る
至って簡単で、線レイヤーを複製して、スケールのY値を-100にして、高速ブラーボックスエフェクトを入れ、0.5に設定して、タービュレントディスプレイスび値を

量:120
サイズ:3.0

にして完了です!
三角形の反射は新規で平面を作成して、水面のあるラインあたりで長方形を調子して、アルファマット反転を入れ、3DスイッチをONにしたらZ軸を微調整する感じです。

④仕上げ

透明度をつける
全ての図形の不透明度を60%にする。
池に反射してるカットは40%くらいで!

手ブレのあるカットについて
高速ボックスブラーとブラーエフェクトを適用します。
そうするとエッジがぼけやて違和感がなくなります。
エッジは1.5くらいで大丈夫です。

池のカット
グローを2ついれて、2つめのグロー半径を40.0%にします。

⑤色を調整する

調整レイヤーを作る
一番上に調整レイヤーを作り[Lumetriカラー]を適用して好みで色を埋め込む。
今回は以下の感じで色を決めました。

以上で完成です!お疲れ様でした!!

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Dustman

Dustman@Dustman

フリーの映像屋さん。 TVCMをメインにモーショングラフィックス、CG、VFXを作ってます。 あと色んな映像の作り方の Youtube【ダストマンTips】やってます。

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