【VGT】「モーションデザイナー必見!!」モーショングラフィックストレンド

モーショングラフィックストレンド

▼ もくじ ▼
【第1章】モーショングラフィックス事始め
【第2章】「イケてる!モーショングラフィックス」
【第3章】モーショングラフィックス要素分析
【第4章】ポイントは没入感。タテ型映像の心得
【第5章】ダストマン直伝!モーショングラフィックス学習法
【第6章】映像・音楽素材おすすめサイト
【まとめ】これからモーショングラフィックスを始める方へ

登壇者

ダストマン
ど田舎の古民家暮らしの映像屋。編集 / モーショングラフィックス / VFX / コンポジット / AfterEffectsチュートリアルのYouTube【ダストマンTips】をやってます。

白戸裕也
Motion Designer / Editor
日本大学芸術学部放送学科卒業。大手制作会社にて、テレビCM・WebCM制作等を経験。現在は、株式会社サイバーエージェントにて、AbemaTVの番組宣伝映像やオープニング映像、イベント用映像などの制作を担当している。

【第1章】モーショングラフィックス事始め

では早速、モーショングラフィックス事始めから。

まず始めに紹介したいのは、この映像なんですけど、
ちょっと見てみましょうか。

そもそも、モーショングラフィックスとは何か。簡単に定義してみました。

「モーショングラフィックスとは、絵や写真、文字や図形、ロゴなどに、動きを与え、さらに音を加えたもの」です。

以外にも歴史が古くて、1800年代には基礎が誕生していました。
ただ、この頃はまだ、「アニメーション」と「モーショングラフィックス」の境界は曖昧でした。

そして、1960年頃になると、モーショングラフィックスは大きな発展を遂げます。
「コンピューターを使って映像が作れないか」と考える人が出始めました。
ちょうど、人類初の、月への有人宇宙飛行計画「アポロ計画」の頃でした。

その頃、John Whitney (ジョン・ホイットニー) さんという人が、
弟のJames Whitney (ジェームズ・ホイットニー) さんと一緒に、
半分自作の機械式アナログコンピューターで「タイトルシーケンス」を作りました。
軍用のコンピューターを改造して作ったとか。

そして、Johnさんが、1960年にある会社を作りました。

「Motion Graphics Incorporated (モーショングラフィックス インコーポレイテッド)」。

これが歴史上初めて「Motion Graphics」という言葉が登場した瞬間です。

Johnさんと時同じくして、忘れてはいけないのは、

Saul Bass (ソール・バス) の存在です。

ソール・バスは数多くのタイトルシーケンスを手掛けました。
映画好きの方なら見たことがある映像も多いはずです。
『めまい』とか、『サイコ』『北北西に進路を取れ』などなど。
ちょっと見てみましょうか。

「タイトルシーケンス」の説明がまだでした。
タイトルシーケンスとは、「映画やテレビ番組の中で、
題名や配役、制作スタッフなどの情報が入っている映像」

簡単に言うとオープニングやエンディングですね。

タイトルシーケンスを集めた「Art of the Title」というサイトがあるので、
こちらも要チェックです。


そして1990年代。コンピューターの技術も進化し、私たちの命の源が誕生しました。
そう「After Effects」です。
以降、お馴染みの「CINEMA 4D」だったり、
今は亡き「Flash」など様々なソフトウェアが誕生し、
モーショングラフィックスはますます発展していきます。

そして、2019年。世の中にはイケてるモーショングラフィックスがたくさん溢れています。
国内外の作品を見ていきましょう。

【第2章】「イケてる!モーショングラフィックス」


本当に気持ち良いモーションですよね。めちゃくちゃ勉強になります!
このCMのアートディレクション・デザイン・モーションデザインを手掛けたのは、
「LIKI inc.」さんです。
テレビやYouTubeなどで、モーションが上手いなあと思った映像は、全部 LIKI inc. さん制作…ということがよくあります(笑)

TOYOTA「T-Value」のCMはもう、凄すぎて鼻血が出そうです。

LIKI inc.

この中に LIKI inc. の方はいらっしゃいませんか!一度お話しさせてください!

他にも素晴らしい作品を世に送り出しているスタジオはたくさんあるのですが、それはまた今度の機会にご紹介します!

【第3章】モーショングラフィックス要素分析

色々な作品があって、ワクワクしてきますよね。

モーショングラフィックスがいっぱいありすぎて、どう見ていったら良いのか分からない…

そんな方にオススメなのが、「モーショングラフィックス要素分析」です。

モーショングラフィックスの要素をざっくり挙げてみました。
演出や撮影、表現手法がごちゃまぜになっていますが、一旦気にしないでください。

要素に分解して、モーショングラフィックスを紐解く。

これはとっても大事なことだと思ってます。
というのも…

アイデアの生み出し方について書かれた名著『アイデアのつくり方』に、
こんな一説があります。

『アイデアとは既存の要素の新しい組み合せ以外のなにものでもない』

深いですよね。

要素を組み合わせて、一旦引き離し、また別なものと組み合わせる
これが新しいアイデアを生み出すテクニックです。

例えばなんですけど、
「アブストラクト(抽象的な物体)にタイポグラフィーを組み合わせてみる」
「インフォグラフィックスを3DCGで立体的に表現してみる」
とか、色々できますよね。

【第4章】ポイントは没入感。タテ型映像の心得

私はAbemaTVで番組のプロモーションに携わることが多いのですが、
最近、Instagramのストーリーとか、屋外のサイネージとか、タテ型映像が増えています。

モバーシャルさんの、こんな記事を見つけました。
調査によると「「タテ向きのみ」で視聴する人は、1分以内の動画をよく視聴する傾向」」だそうです。

CMとか番宣って、まさに、それくらいの尺ですよね。
ということは、タテ型映像は今後より重要になって行くんじゃないかなと思っています。

今までのテレビと、スマホの違いを示してみました。

視聴距離はこんなにも違う。

さらに、テレビと違って、スマホにはSNSやニュースアプリなどのプッシュが常に飛んできます。敵だらけ。

じゃあどうしたらいいの?

大事なのは、「没入感」だと考えています。

没入感を得るためには、大きく2つのアプローチがあると考えています。

ライブ感を重視するというのは、テロップを極力少なくして、
映像が、あたかも自分のカメラロールを再生しているかのように見せることです。

ここで何本か見てみましょう。

JR SKISKI

いやー、こんな青春過ごしたかった!キーフレーム打ってる場合じゃなかったですね。うん。

この映像の良いところは、ほぼテロップが入ってなくて、あたかも自分で撮影しているような感覚になることです。1分1秒のとこなんて、景色がタテになっちゃってますけど、全然それでいい。そして次のカットは自分の手が入った、1人称視点。グッと引き込まれちゃいますよね。

ポカリスエット


ライブ感重視で言うと、この映像もまた面白いですよね。
要素で言うと、1カット・マルチスクリーン・タテ型。しかも3画面シンクロしてる。
最後のポカリスエットのロゴが出るところなんて、最高にカッコいい。

しかも、それぞれ単体のものも存在しているってさすがですよね。

一方で、

ガッツリモーショングラフィックスといえば、ONE MEDIAが素晴らしい例だと思っています。

もう一度言いますが、

やっぱり大事なのは、「没入感」です。

そのためにも、やっぱ、”ここ”(ガッツリモーショングラフィックス)強化して行きたいですよね。

これから、モーショングラフィックスの需要がますます増えていくと思うのですが、

たぶん、一番多い質問って

「モーショングラフィックスって、どうやって勉強すればいいの?」

だと思います。
第5章では、ダストマンさんに、ぜひ勉強法をお聞きしたいなと思います。

【第5章】ダストマン直伝!モーショングラフィックス学習法

ダストマンTips


モーショングラフィックスを学ぼう!ってなっても、
海外サイトにしか情報がなかなかないんですよね。

皆さんからの「こんなモーショングラフィックス解説してほしい!」って意見がほしいので、
TwitterやYouTubeのコメントでスパムのようにメッセージを飛ばしてください!

他にも色々なサイトがあるので、ご紹介しようと思います!

SCHOOL OF MOTION

まず、SCHOOL OF MOTION。「モーションの学校」というだけあって、
After Effects から CINEMA 4D まで、色々なコースがあります

Holdframe

次に、Holdframe。
これは、モーションデザイナーのプロジェクトが買えるサイトです。
無料でダウンロードできる「Freebies」も充実しているので、ぜひチェックしてみてください。

Motion Design School

私が最近見てるのはこれですね。
「CINEMA 4D Journey」ってコースが始まったんですけど、
C4Dを基礎から学べます。ちょっと高いですけど。

Learn Squared

あと、「Learn Squared」も、めっちゃオススメです。
コンセプトアートやHUDデザイン、
そしてタイトルシーケンスとか、ハイクオリティーなモーションデザインが勉強できます

Ash Thorp さんが先生だったりと、すごいです。

【第6章】映像・音楽素材おすすめサイト

最後の章、映像・音楽素材オススメサイトに行きましょう。
サイトなのですが…

めっちゃあります。

魑魅魍魎はびこる中、良い素材サイトの見分けるコツを簡単にまとめてみました。
・「サイトのUI/UXがイケてる」
・プロの映像制作者として一番重要な「利用規約が明確である」
・「高解像度、高品質なデータがダウンロードできる」

たまに、購入したらMP4で画質の悪い素材だった…という経験も何度かしましたね。
買ってみて、クオリティーに満足できたサイトをいくつか紹介します。

映像素材オススメサイト一覧

Lens Distortions

Lens Distortionsは、どの素材もクオリティー高いと思います。
映像だけじゃなくて、シネマチックな効果音も売ってます
よく使ってます。

TROPIC COLOUR

サイトのシンプルさに若干怪しさを感じつつも、
色々な素材が買えて、最近のお気に入りです。
サイトに商用利用規約の明記がなかったので、直接問い合わせたら…

めっちゃ軽い感じで返ってきました。

videohive


安定の数の多さ、videohive。
たまにクオリティー高くないのも混じっているので、
よく吟味して買う必要があります。

ただ、ここの活用法の一つとして、After Effectsで何か作品を作ろう!ってなったときに
参考にしたい映像がたくさんあったり、海外のトレンドがわかるのがいいところですよね。

RAWFILM


これだけは買ってないんですけど、
REDの撮影素材がサブスクリプション形式で購入できるようです。

音楽素材オススメサイト一覧

Premium Beat

最近、日本語に対応して、使いやすくなりましたよね。
有名すぎるのか、たまに被りそうになることがあります。

Artlist

サブスクリプション系で、最近イケてるArtlist
最近だと日本人アーティストも追加されてきてますよね。

audiojungle


めっちゃ数がある、audiojungle。まさにジャングル。
これもまた、たまにクオリティー高くないのも混じっているので、
よく吟味して買う必要があります。

Audiostock

Audiostockもよく使ってます。
海外サイトと違って、「ドーン」とか「パーン」とか、
「尺八」とか日本語で検索できるのがいいですよね。

SONNIS


ダストマンさんも、おすすめされてましたね。

GHOSTHACK

確か、Facebookの広告か何かで出てきたんですけど、結構使えます。
Riserだけでも、かなりの数が入ってます。

Design Cuts

テクスチャやフォントのパックが安く買えます。
英語版と日本語版は別サイトなので、それぞれでアカウントを作る必要があります。

【まとめ】

あっという間でしたね。何時間でも話せそう。


これからモーショングラフィックス始めようって思った方たくさんいると思うんですけど

モーショングラフィックスって、一見ハードルが高そうで…高いんです。

勉強すればするほど、そのハードルって高くなるんですよね.。

でも一回モーショングラフィックの沼に足を踏み入れると、どんどん表現の幅がでてくるし、
自分が学んできたことを、新たな要素として詰め込むことができます。
モーショングラフィックスって表現が自由なので、学べば学ぶほどいいものはできます。
キーフレームのグラフエディターを触った分だけ、いいものはできますよ。

得た技術はみんなで共有して、モーショングラフィックスの沼にハマっていきましょう!

ダストマンさん、白戸さんありがとうございました!

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