みなさまいかがお過ごしでしょうか。DaVinci Resolve 16は先日Beta 2がアップロードされ、おかげさまで順調に成長していっております。
今回はDaVinci Resolve 16の多くの新機能の一つ、ResolveFXアナログダメージを紹介します。というのは先日の新製品発表会で取り上げたところ、予想を超える反響が寄せられたからです。勝手に「こんなの誰も使わないだろう」と考えていたのですが、そんなことはありませんでした。たしかに言われてみれば通常のソフトウェアではこういうエフェクトを手取り早く作るのは難しいかもしれない。
ResolveFXの新機能であるアナログダメージは、昔のテレビやVHSのようなノイズ感のある、懐かしい映像を作り出すことができる機能です。ResolveFXのテクスチャーの項目の中にあります。だからエディットページでも、Fusionページでも、カラーページでも使えます。
インターフェースはこんな感じです。
というのは冗談で、こちらが正解です。
試して欲しいのは、一番上の「プリセット」の項目です。こちらで好きなものを選択すると、すぐにそのイメージに合わせた映像が表示されます。各年代のテレビからVHSまで、映像を自分のお好みのように変更することができます。ちゃんと動画で「それ風」のルックが作れます。お手軽なのにパワフルです。
たとえばこんな感じです。
・元データ
・テレビ草創期
・60年代の白黒テレビ
・60年代のカラーテレビ
・70年代のテレビ
・80年代のテレビ
・きれいなVHS
・きたないVHS
・セキュリティカメラ(そうです、セキュリティカメラもあるんです)
アナログダメージのツールには、こうしたお手軽なプリセット以外にも、30項目を超える細かなパラメーターが搭載されています。このパラメーターを調整すればもっとリアルな、もっと自分好みのエフェクトを作り出すことができます。
自由に動きをつけたいという場合には、Fusionページを使ってみてください。FusionにはPerturbという、ランダムにアニメーションをつける機能があります。たとえば以下の画像のように、ScanのV-Shiftの項目で右クリックし、Modify with → Perturbと進んでみてください。そうするとV-Shiftにアニメーションがついて、パラメーターにランダムな値が適用されるようになります。
Perturbを使うと、こんな風に動きがつくようになりました。
この機能は有償版でのみ使用できます(みなさんもう持ってますよね?)。アップデートは無料です。有償版を使っている方は試してみてください。
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