2019.05.17 (最終更新日: 2019.12.11)

DaVinci Resolve 16 最新推奨マシン環境

今回は2019年5月の段階で、ブラックマジックデザイン日本法人が自信を持ってオススメするマシンスペックのリストを、松竹梅のランクに分けてお届けします。自分のマシンがどのあたりか、今度買うときにはどれを選べばいいのか、参考にしていただければ嬉しいです。

まずはじめに

OSについて

DaVinci ResolveはMac、Windows、Linuxの3つのバージョンに対応していますが、OSは推奨のバージョンがあります。DaVinci Resolve 16の場合は、この3つです。

macOS 10.13.6 High Sierra以上
Windows 10
CentOS 7.3

システムメモリについて

システムメモリ、いわゆるRAMはそんなに必要ありません。公式には、16GBで十分とされており、実際には8GBでもバリバリ動きます。32GB以上のメモリが必要になるのは、Fusionページでたくさんメモリーキャッシュを使いたい場合くらいです。

CPU

Windowsの場合には、3GHz以上のCPUをお勧めします。Macの場合はMetalがあるので、CPUのスピードはそれほど気にする必要はありません。

昔のマシンについて

基本的にここでは2019年時点で購入できるマシンを記載しています。今のMacBook Airと昔のMacBook Airではスペックは異なりますので、そのあたりはご理解ください。

どのパーツが大事なの?

すっごく簡単に言うと、GPU>CPU>RAMです。この辺りの技術的なことについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

梅|HDなら大丈夫

Mac

MacBook Air、MacBook、Mac mini
最低限のスペックでもDaVinci Resolveは立ち上がります。どれだけ快適に動作するかは若干差が出ますが、Intel内蔵GPUでもHDなら問題ありません。ひよわなスペックのMacでも、普通の作業に困ることはないはずです。もしThunderbolt 3ポートがあれば、Blackmagic eGPUを接続することでパフォーマンスの向上を期待できます。

Windows

メモリ8GB、内蔵Intel GPU
よほど古いマシンでない限り、DaVinci Resolveは立ち上がるはずです。

このあたりのマシンではパフォーマンスに限らず、予期しないトラブルが発生することもあります。そんなときには以下の記事を参考にしてみてください。

竹|HDはサクサク、4Kも大丈夫

梅から竹へのステップアップの近道は、GPUを補強することです。DaVinci ResolveはGPUのスペックがそのままパフォーマンスに影響する編集ソフトだからです。

Mac

iMac(6コアCPU/Radeon Pro 560X 4GB)
MacBook Pro(6コアCPU/Radeon Pro 555X 4GB)
Mac mini(6コアCPU)+ Blackmagic eGPU 8GB
6コアのCPU、4GBのGPUメモリを用意すれば、MacならMetalの威力で優秀なパフォーマンスが引き出せます。4K60pも動きます。タイムライン解像度を落とせば、8K60pの素材も走ります。iMacなら20万円以下でこのレベルのマシンが構成できます。4Kが必要なければ、CPUは4コアでもいいです。


Windows

8スレッド(4コア)Intel CPU/NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB
純粋にスペックだけで考えると、GeForce GTX 1060の方が、Radeon Pro 560Xよりもハイスペックです。しかしMetalのおかげで、実際のDaVinci Resolveでのパフォーマンスは、上記のMacシステムの方がこのWindowsシステムより優れています。ただこのWindowsシステムもかなりハイパフォーマンスであることは間違いありません。

マウスコンピューターさんのDaVinci Resolve推奨マシンは、レベルでいうと竹と松の間に位置しています。

松|4K60pは余裕

Mac

iMac Pro(14コアCPU/Radeon Pro Vega 56)
4K60pを日常的に扱う環境ではiMac Proをお勧めします。Vega 56でじゅうぶん4K60pは動きますが、Vega 64にすればもっとパフォーマンスは上がります。

Windows

32スレッド(16コア)Intel CPU/NVIDIA GeForce RTX 2080Ti 11GB
4Kのパフォーマンスを上げるにはGPUのスペックを上げることと、CPUのコア数を上げることをお勧めします。RTXシリーズはGTXに比べてパフォーマンスが高いので、今買うなら断然RTXがいいです。GeForce GTX 1080を買うくらいであれば、GeForce RTX 2070を買ったほうが賢明です。

松デラックス|8K60pがサクサク

Mac

Macには現時点では有力な選択肢はありません。Macの現段階の最高峰はiMac Proで、全部盛りにしても8K60pは難しいです。8K50pくらいが限界です。噂どおり6月のWWDCでMac Proがリリースされれば状況は変わってきますが。

12月追記
その後めでたくMac Proがリリースされました。推奨構成についてはこちらをどうぞ。

Windows

64スレッド(32コア)Intel CPU/NVIDIA Quadro RTX 6000 24GB
現時点ではこの構成が最強です。GPUは1枚で大丈夫です。ProRes 422 HQコーデック、Panasonic AVC 8Kコーデックの両方で、リアルタイム8K60p再生が可能です。RED 8Kについては、ディベイヤー解像度を1/4にすれば8K60pでリアルタイム再生ができます。

さらにDaVinci Resolveに最適なマシン環境を極めたいという方は、この記事も参考になるかもしれません。

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コメント

  • digiosa
    投稿お疲れ様です!
    いつもお世話になっております。

    GPUメモリについて伺いたい事があります。
    現在はgtx1070 8G でResolveを使っているのですが
    作業中にGPUメモリが足りないとメッセージが出てしまいます。

    こういった場合、もう一枚GPUを追加する事でこれを解決できるのでしょうか?

    コストを重視し、RTX1660を追加した場合
    GPUメモリ8G+6G
    と言った構成でもビデオメモリ14Gとして使用できるのでしょうか?
  • ブラックマジックデザイン
    早速のコメントありがとうございます。

    この場合、対策は2点あります。
    1、DaVinci Resolve 16 ベータ1を使っている場合には、ベータ2にアップデートしてください。
    2、弊社ではGeForceを使用されているお客様より、Creator Ready Driverを使用した方が、通常のNVIDIAドライバよりもパフォーマンスが大きく向上するという報告を受けております。Creator Ready Driverを使用することで問題が改善する可能性がございますので、一度以下のNVIDIA Creator Ready Driverをお試しいただくことをお勧めいたします。

    https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/145408/jp

    GPUメモリは複数枚挿しで増えることはありません。むしろ別々の型番のGPUを複数枚挿しすると、パフォーマンスが落ちてしまう恐れがあります。基本的には、GPUメモリが足りなかったらさらに大きなGPUメモリを持つGPUに挿し替える必要があります。ただおそらく上記のいずれかの方法でGPUエラーのメッセージは改善するものと期待しますので、まずはアップデートをお試しください。
  • Rumia_ch
    投稿お疲れ様です!

    私は最近PCを乗り換えようと計画していたのですが、編集ソフトとして良いものがないかと思い探していたらDaVinci Resolveに辿り着きました。そこで推奨スペック等をこの記事にて知ったのですが、GPUについてわからないことがありました。DaVinci ResolveはAMDGPUには対応しているのでしょうか?色々な記事を探したのですが、AMDGPUについての記載が無くて困っています。どうか、教えて下さい。
  • ブラックマジックデザイン
    はい、AMDのGPUにも対応しています。問題なく動きます。ただコストに対するパフォーマンス(コスパですね)という意味では、NVIDIA GeForceの方にまだまだ分がありますね。演算能力や搭載メモリが、価格の割に非力なのです。
  • Rumia_ch
    回答有難う御座います。
    加えてなのですが、RX590では竹梅松ではどの程度に入るのでしょうか?
    それと、値段的に購入可能な範囲ではNvidiaではGTX1650、AMDではRX590程度が限界なのですが、どちらの方が向いているのでしょうか?
  • ブラックマジックデザイン
    RX590は松竹梅でいうと竹ランクだと思います。GTX1650との比較では、RX590の方が有能です。GPUメモリが8GBあるので、RX590は低価格にしては相当パワフルなGPUであると言えます。
  • Studio_YM
    お世話になります。

    今、古いmacbookproでダビンチ15で編集をしておりましたが、マシンの限界を感じ買い替えを考えているときにこの記事を見つけました。 そこで何点かお伺いしたいです。

    まず、windowsかmacにするのかで迷っています。コスパを考えるとwindowsの方が良いのではないかと思っていますが
    以下のスペックではどちらが動作環境として優れているでしょうか? 
    また、インテルのcpuではなくAMD ryzenのcpuでも問題なく動きますでしょうか?

    macの場合
    21.5imac4k -core i5 6コア 3.0GHz ,16Gメモリー,radeon pro560x, 同等のMac mini +egpu  もしくは16inchmacbookproのベースモデル。

    windowsの場合
    AMD Ryzen5 3600x 6コア 3.8Ghz 16Gメモリー、gtx1660ti or rtx2700

    ご返信いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
  • ブラックマジックデザイン
    その選択肢だと、MacBook Pro 16インチ、8GBメモリ搭載のAMD Radeon Proの構成が最高だと思います。デスクトップ、ラップトップを問わず、こんなにサクサク走る、コストパフォーマンスの優れたマシンはないと思います。

    AMD Ryzenは問題ありません。Windowsなら、AMD CPUとNVIDIA GeForceという組み合わせがコスパ面ではベストだと思います。

    ちょうどこのような話をこの動画でやっているので参考にしてみてください。

    https://youtu.be/jfb74KUU0Bo?t=7352
  • Studio_YM
    早速のご返信ありがとうございます。
    参考にさせていただきます。動画も拝見させていただきます。

    ありがとうございました。