ダストマンから一言ゾーン
Twitterでたまたま流れていたやつがオシャレだったので再現して作ってみました。
早速いってみましょう!
プロのビデオグラファーを目指す学校、はじまる。入学生募集中。
PR:Vook School
完成版・ビデオチュートリアルはコチラ!
①ベーステキストの作成
文字の作成
最初に新規コンポジションでテキスト(名称:Lightning text)を作ります。
デュレーションは一旦10秒で!
名探偵ピカチュウのCMと同じように世界中が感電!と入れ込みます。
TBUDゴシックで斜めにして線幅を10で作っています。
「世界中が」「感電!」でレイヤーを分けるので「世界中が」を入力したら複製して「感電!」を作り込んでください。
文字のニュアンスは上記です。
世界中がのフォントサイズは190、感電!のサイズは230としてます。
線の太さは8pxで「感電!」の方は線をなくしといてください。
感電文字に電撃線を走らせる
感電!の文字を複製してプリコンポーズ化(名称:text1_outline)します。
下の感電!レイヤーのソーステキストを選択してctrl+Alt+cでコピーして、プリコンポーズした電撃!レイヤー内部のソーステキストに貼り付けます。
そうすると、もとのテキストの文字を変えるとプリコンポーズしたレイヤーの文字も変わるようになっています。
レイヤー名はtextとかにしておくといいかと思います。
次にプリコンポーズレイヤー内部のテキスト塗りを黒にして線も黒にして線幅13に設定します。
完了したらテキストを右クリックしてレイヤースタイルから境界線を適用します。
境界線の色は白にして線のサイズは1とします。
次にもとのプロジェクトに戻り、プリコンポーズ化したレイヤーのモードを通常からスクリーンへ変えます。
エフェクトを付けていく
1:グラデーション
通常の感電!にグラデーションを適用してグラデーションの位置を変えて、文字の色を
上:黄色(FFE00)
下:オレンジがかった黄色(FFBA00)
へと変えていきます。
2:text1outlineにエフェクトを付ける
text1outlineに[グロー]エフェクトを適用して以下の数値を適用
グローのしきい値:60.0%
グローの半径:3.0
カラーループ:2.0
上記を複製してグロー2を以下を適用
グローの半径:30.0
グローの強度:1.7
カラーループ:1
更にグロー2を複製したあと、[トライトーン]エフェクトを適用してミッドトーンを青色へ変更します。
色コードは00B4FFです。
感電!で適用したグロー1と2のエフェクトを世界中がの文字にコピペします。
全部終わったらテキストをすべて選択してプリコンポーズ化します。
プリコンポーズ化したら10フレーム~16フレーム間で文字の外線を点滅させるので、不透明度を開き、以下のキーを打ち込みます。
10フレーム:0.0%
11フレーム:100.0%
12フレーム:0.0%
13フレーム:100.0%
14フレーム:0.0%
15フレーム:100.0%
背景素材に関しては今回空撮 のものを使っているので細かい設定などは省きます。
背景動画の色をつくるパートはこちらをご参照下さい。
②稲妻を作る:縦と円波形編
文字に落雷する電撃を作る
以降全てのレイヤーとエフェクトに共通していますが、レイヤーモードを必ず通常からスクリーンへ変更して下さい。
平面レイヤーを作成(名称:Thunderbolt)して、以下のエフェクトたちを追加して数値を変更します。
1:稲妻(高度)エフェクトを追加
稲妻の種類:ストライク
伝道状況:10
コアの半径:5.7
エキスパート設定
複雑度:8
2:単色合成エフェクトを追加
3:タービュレントディスプレイスを追加
量:125
サイズ:25
完了したらThunderboltレイヤーを5フレームまで縮小して電撃を動かしていきます。
0フレームの所で伝導状況にキーを打ち、5フレーム目で16へ変更します。
次に3フレームで原点にキーを打ち、
5フレーム目で短くします。
完了したら①で作ったグロー1と2をThunderboltレイヤーへコピペして[トライトーンエフェクト]を適用します。
色はFFD800にしました!
円形電撃を作る
楕円形ツールで塗りをなし、線を白、4pxにして中心目掛けてctrl+Shiftを押しつつ中心に円を描きます。
(名称:Lightning Circcle01)
尺は2フレームから7フレームの間で作りサイズ、線幅にキーを打っていきます。
7フレーム:サイズ700、線幅4
2フレーム:サイズ0、線幅35
適用したらサイズと線幅の7フレーム目のキーにイージーイーズ・インをつけておきます。
次に[タービュレントディスプレイス]エフェクトを適用します。
量:300
サイズ:10
落雷レイヤーからエフェクトを持ってくる
単色合成、グロー1、グロー2、トライトーンをLightning Circleのレイヤーにコピペします。
③横と文字に這わせる稲妻を作る
名称:Lightning lineとして平面レイヤーを作り稲妻(高度)を適用して横に走る電撃を2つ作ります。
共通で稲妻エフェクトの中にあるグロー半径は0で打ち込んで下さい。(仕様で最小値の1.0になります)
横走電撃(細)
稲妻(高度)
尺の長さ:2フレーム~7フレーム(5fps)
稲妻の種類:ストライク
伝道状況:10→13(キー開始→終了値)
コアの半径:14
減衰:1.4
複雑度:5
その後タービュレントディスプレイスエフェクトを適用
量:190
サイズ:55
2フレーム目で電撃エフェクトの原点と方向にキーを打ち、以下のように場所を設置します
開始点
原点が上で、方向が下に行く感じで
終点
左が下で右が上に行く感じ
終わったら例のごとく をコピペしてトライトーンのミッドトーンを00AEFFにします。
横走電撃(太)
横走電撃(細)を複製して稲妻(高度)とタービュレントディスプレイスの設定を以下に変更
稲妻(高度)
稲妻の種類:ストライク
伝道状況:10→13(キー開始→終了値)
コアの半径:14→4(キー開始→終了値)
減衰:1.4
複雑度:4
タービュレントディスプレイス
量:30
サイズ:55
その後、原点と方向のキーを外して細い稲妻と逆方向に動くようにキーを打ちます。
開始点
原点が下で、方向が下に行く感じで
終点
左が上で右が下に行く感じ
テキストの上を走る微細な電気を作る
5フレーム尺で感電!の感の上に小さくマスクで線を描きます。
名称はLightning shor01としました。
線を引いたらタービュレントディスプレイスで以下の数値を適用
量:300
サイズ;10
▶展開右クリックでエクスプレッションを起動
time* 1500
次にコンテンツの追加でパスのトリミングを入れて、開始点にキーを打ちます
▶線幅
開始:4
終了:0
▶パスのトリミング、開始点
開始:100.0%
終了:0.0%
最後に単色合成、グロー1、グロー2、トライトーンをコピペする。
あとはひたすら文字の上に上記の電撃をコピペしていい感じに作っていきます。
中心に落雷した瞬間に横に微粒電撃が広がるようにずらすとカッコいいのでオススメします。
④破片を作る
新規平面レイヤーで名称:noiseレイヤーを作る
フラクタルノイズ、しきい値(数値変更なし)エフェクトを適用
フラクタルの種類:タービュレント(基本)
反転スイッチをON
コントラスト:290
明るさ:60
回転:30
トランスフォーム内、縦横比チェックを解除
スケールの幅:40
スケールの高さ:60
完了後、プリコンポーズして属性スイッチをONにしておく
マスクを切る
中央あたりでマスクを切り、マスクの境界のぼかしを15.0pxに設定して[CCPixelPolly]エフェクトを適用
Force:300
Direction Randomness:50%
Speed Randomness:15%
Grid Spacing:16
次に[CC Force Motion Blur]を適用し、テキストから単色合成、グロー1とグロー2、トライトーンをコピペして以下数値へ変更します。
▶グロー1
しきい値:60%
グロー半径:3
グロー強度:1
カラーループ:2
▶グロー2
しきい値:65%
グロー半径:30
グロー強度:1.7
▶トライトーン
ミッドトーン:00AEFF
スタート点を6フレーム目にしておくと最初から爆発してる感じしてGOOD!
完了したらsparkレイヤーを複製して感電!の「!」の下にマスクを作り、青色破片を作ります。
[CCPixelPolly]エフェクトを変更
Force:300から100
Grid Spacing:16→10
次にトライトーンのミッドトーン色を青電気と同色にします。
その後、[CCPixelPolly]エフェクトのForce Center(弾ける中心点)を以下の場所狙いで変更
⑤仕上げ
調整レイヤーの作成
2フレーム~6フレーム間で調整レイヤーを作り[モーションタイル]エフェクトを適用
ミラーエッジにチェック
出力幅:150
出力の高さ:150
位置をエクスプレッション起動して
wiggle(30,60)
を反映
上記を適用すると以下の感じになります!
その後モーションブラースイッチをONにします。
黄色バックの作成
新規平面を作り、黄色を配置して0フレーム~3フレーム間で不透明度50.0%→0.0%のキーを打ち色を作り込む
おまけ
以上で完成です!お疲れ様でした!!
Dustman@Dustman
フリーの映像屋さん。 TVCMをメインにモーショングラフィックス、CG、VFXを作ってます。 あと色んな映像の作り方の Youtube【ダストマンTips】やってます。
コメントする