【不具合】Blackmagic Videoassistシリーズ、BMPCCシリーズをSanDiskのSDカードで収録する際の注意点【モニター】【BMPCC4K】【SDカード】

みなさん、こんにちは! 一年ぶりくらいのノート投稿になります。おひさしぶりですね。
久しぶりの記事は、先日の撮影で使ったBlackmagic VideoAssist/Assist4Kの話です。

どんな不具合だったのか

いきなりですが、今回は、Blackmagic VideoAssist(外部レコーダー)で、手持ちのSanDisk社製SDカードが認識しなかったというお話です。
僕が普段使用しているカメラは、SONY a7Ⅲ、a6500なのですが、ある日、映像収録のお仕事で30分以上Recを回し続ける必要がある撮影が入りました。VideoAssistは手持ちのSDカードで収録が可能で、小さい5インチのVideoAssistのほうでもバッテリーが2つ搭載可能なため、バッテリーが切れたら交互に入れ替えることによって連続収録が可能です。Assist4KのほうはSDカードスロットも2つ付いているので、容量の少ないSDカードでも入れ替えて連続収録が可能です。
そんな運用をイメージして機材をレンタルしたりして準備していたのですが、前日の機材準備で事件は起きました。

Blackmagic推奨のはずのSanDiskSDカードが読み込まない、、、。

その後調べたところによると、
Blackmagic Video AssistシリーズBlackmagic Pocket Cinema CameraシリーズSanDisk製V30と記載のあるSDカードが認識されないものがあるという報告が、2018年秋ごろから増加しているらしいです。(こちらのブログを参考にさせていただきました。Ryonosukeさんのブログ

使えたカード・使えなかったカード


手持ちのカードで使えるもの、使えないものを調べてみました。SanDisk製でV30表記のあるものが使用不可でしたが、microSDでV30表記のあるものをアダプターを介して使った場合は使用できました。どうやら、新しく策定されたビデオスピードクラスの規格が関係しているらしいです。ビデオスピードクラスは2016年に、動画撮影を目的とし、SDカードを包括的に網羅した規格として策定されました。

テクニカルサポートから返ってきた返答

正しい答えを求めるべく公式サポートにも問い合わせ。

お問い合わせいただきありがとうございます。
SanDisk社様の現行モデルには「V30」と表記がされております。
このV30と表記のあるSDカードですと、弊社のBlackmagic Video Assitシリーズ、Blackmagic Pocket Cinema Cameraシリーズで
SDカードが認識されないと、2018年秋頃よりユーザー様から報告を受けております。
調査を行ったところ、SanDisk社様が仕様を変更した為に発生している問題でございました。
弊社本社とSanDisk社様本社との間でやり取りがあり、今回のように新しいモデルのSDカードで弊社製品を使用できない問題が生じた場合、
SanDisk社様側で対応していただけることになっております。
SanDisk社様が販売している正規品であればSanDisk社様のサポートは受けられるものと思われます(並行輸入品は非対象とのことです)。
本製品含む弊社製品の推奨しているSDカードは弊社HPサポートセンターのサポートノートよりご確認いただけます。
<Blackmagic Video Assit 推奨SDカード>
https://www.blackmagicdesign.com/jp/support/faq/59010
但し生産完了している型番がございます。
現時点では安定して1080p60のビデオフォーマットを収録するとなるとSanDisk社のExtreme Proになります。
サポートノートに記載はないのですが以下SanDisk社様の現行SDカードで動作を確認しております。
・SDSDXXG-064G-JOJCP
本件に関しましては多くのユーザー様からご指摘いただいております。
弊社側でも対応できるよう本社の開発部門に推奨SDカードの更新を打診しております。
ご迷惑おかけしておりますが何卒宜しくお願い申し上げます。

との回答をいただきました。
なるほど、古いSDカードで、その速度を満たすものか、他社製品を探す必要がありそうです。そして、こういった問題が起きた場合はSanDisk側で解決をするような取り決めがされているんですね。

ちなみに、BlackmagicDesign側で動作確認をしていると書かれていたSDカードは、こちらのヨドバシオリジナルモデルのようです。
https://www.yodobashi.com/product/100000001003382510/

【参考】データレートやスピードクラスから見るSDカードの選び方

VideoAssistなどでProres収録をする際に求められるビットレートは、Appleが概要をまとめており

https://www.apple.com/support/assets/docs/products/finalcutpro/Apple_ProRes_June_2014_loc_ja_JP.pdf

Proresやそのビットレートについての詳細はこちら

SDカードの速さがややこしい。どう選ぶ?

動画のビットレートはMbps つまり、ビットで表されます。

それに対してSDカードはMB/s バイトで表されます。

1Byte = 8bitなので、1MB/s = 8Mbps となります。小文字bがビットで大文字Bがバイトです。ややこしいですね。

例えば、最大書き込み速度90MB/sのSDカードの対応最大ビットレートは、720Mbpsとなり、1080p 29.97fps ProRes422HQ のターゲットデータレート220Mbpsを余裕でクリアしているように見えます。

が、SDカードに記載の数値は最大書き込み速度なので、ずっとその速度が出るとは限りません。映し出される絵やSDカードの温度、そのSDカードのメーカーのテスト状況など様々な条件によって書き込み速度は変化します。車の燃費みたいなものですね。 ちなみに、SDカードの表面によく記載されている数値はたいてい、読み込み速度です。


SONYの爆速SDカード。こちらはReadとWrite両方の数値が書かれていますね。

注目すべきは最低転送速度

上記のように、速度はメーカーによって記載がまちまちなのですが、
最低保証速度は、スピードクラスという規格が策定されています。SDカードに数字で書かれたマークです。上記のSONYのSDカードの場合U3、V90と書かれている部分です。

SanDisk 失敗しないSDカードの選び方

ビデオスピードクラス V30の場合、最低転送速度 30MB/sなので、240Mbpsまでのビットレートに対応。VideoAssistの場合、Prores422HQでFHD30pだと220MbpsとなるのでV30対応SDカードで撮影可能です。
V90の場合 90MB/sなので、720Mbpsまでのビットレートに対応。Panasonic GH5は最大400Mbps、VideoAssist4Kの場合、Prores422で4K30pだと589MbpsとなるのでV90対応SDカードで撮影可能です。
スピードクラス10の場合 10MB/sなので、80Mbpsまでのビットレートに対応。

まとめ

今の所、Blackmagic Video Assistシリーズ、Blackmagic Pocket Cinema Cameraシリーズで利用できるSanDisk製SDカードは

・V30記載のない古いモデル(ただし撮影したいフォーマットの最低転送速度を満たすもの)
・SDSDXXG-064G-JOJCP(https://www.yodobashi.com/product/100000001003382510/)

こういったSDカードの相性問題は、使ってみないとわからない場合も多々あります。皆様の中でもこれが使えた、これが使えないなどの情報がありましたら教えていただけると嬉しいです。

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