やってきましたMARVELシリーズ第二段
アントマンいってみよう!
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小さくなる方法について
1:グリーンバックで合成素材を撮る
2:小さくなった後の素材をマクロレンズで撮影
小人になる
ここのギミックはそこまで難しくないです!
小さくなる瞬間に画像を静止させて、人物にマスクを切りギュッと縮めるだけです。
合成素材の抜き方はこちらをご参照下さい。
グリーンバック合成基本テクニック
下地を作る
いつも通り新規コンポジションを作ります。
作成したコンポジションに一番最初となる素材を入れて、
縮む場所を決める
このタイミングでギュッと縮まるので、ここらへんを狙って分割しておきます。
空絵を用意する
動画をすすめると誰もいない絵になるのでそこまでカットを進めて切っておきます。
時計を押す→小さくなる→空の絵が出る→ズームの絵に合成した小人がいる
と言う流れです。もとのサイズに戻る時はエフェクト手順の逆を踏めばOKです!
カット順としては空絵のズームが10秒あたりにあるといいかなと思ってます。
静止させる
時計を押したあたりで分割カットして、右クリックで時間を選択しフレームを固定させます。
この状態でペンツールを使いマスクを切っていきます。
今回の素材だとソファに向かって縮むのでアンカーポイントは僕の股間あたりにしておいて下さいw
マスクを切ったレイヤーのスケールにキーを打ち、縮んでいくのは5フレームくらいあれば足りるのでTLに+5と入れて5フレーム先へ飛んだらキーを打ちます。
開始点:100.0%
終了点:0.0%
で入れ込んだらレイヤーの幅を終了点で切っておきます。
次に縮めたレイヤーを複製してプリコンポーズをします。現在下にあるもともとのレイヤーはモーションブラーを入れておいて下さい。
1:[CC Wide Time]を適用
Forword Step:0
Backwoard Step:0→4(キーフレーム打ち)
この際、合成モードをスクリーンにしておいてください。
解説
Forword Step / 時間より手前のものを重ねて表示させる
Backwoard Step / 時間より後ろのものを重ねて表示させる
次にプリコンポーズレイヤーの中に入ってマスクの境界線を2.0にしておいてください。
2:[トーンカーブ]エフェクトを適用
これくらいの曲線イメージで。
3:色かぶり補正(CC2018は色合い)、CC Radial fast Blurを適用
CC Radial fast Blurだけ数値を変更します。
Cenrer:アンカーポイントと同じあたり
Amount:0.0→25.0(1フレーム後)/キーフレーム打ち
全体を光らせる
今は僕だけ白くなっているので、背景も光らせます。
調整レイヤーを作り、アントマンエフェクトの上にレイヤーを配置してエフェクトを入れ込んでいきます。
[露光量]エフェクトを調整レイヤーに適用します。
露出:0.0→1.7→0.0
小人化した素材を合成する。
グリーンのいる部分をマスク切って合成していきます。
合成素材の抜き方はこちらをご参照下さい。
グリーンバック合成基本テクニック
ViewをStatusに変えて、以下のエフェクトを変更して下さい。
Screen Gain:109.0
Screen Matte
Clip Black:20.0
Clip White:22.0
先程変えたViewをIntermediate Resultへ変えて[ソフトマットを調整]エフェクトを適用して数値をいじります。
追加エッジの半径:3.0
その後、[Advanced spill Suppressor]エフェクトを加えて補完方法をUltraにします。
完了したらスケールを小さくして小人感出していきましょう
その後背景レイヤーを複製して小人化したダストマンの上へ配置してマスクを切り、遠近感のトンマナを合わせましょう。
こんな感じで切ると
足が奥に行くようになります。その後マスクの境界を3.0程度でぼかしを入れます。
色を整える
Lumetriの適用
前カット背景と縮んだ後の背景色がちょっと違うのでマスクを切ってない背景レイヤーのソロスイッチをONにして[Lumetriカラー]エフェクトで調整していきます。
カラーホイールは以下のところを狙っていきます。
次にトーンカーブ欄にある色相vs色相にある青色をいじります。
これくらい
色を合わせたら先程マスクで切ったソファにLumetriカラーエフェクトをコピペして色を合わせます。
人物の色を合わせていく
調整レイヤーを作り、[色かぶり補正]エフェクトを適用します。一旦白黒にして輝度を合わせていきます。
人物に対しては[レベル補正]エフェクトを適用します。
輝度を合わせたら調整レイヤーは消して大丈夫です。RGBをあわせる際は画質横のRGBボタンで各色のチャンネルを出していきましょう。
RGB
R
G
B
最後はこんな感じで色が合います!
ここから微調整をしていきます。
[ノイズ]エフェクトを適用して量を13 .0%くらいにします。
次に[高速ボックスブラー]を適用して、ブラーの半径を0.3くらいにしておきます。本当、若干でいいです。
注:ノイズエフェクトの手前に高速ボックスブラーを入れて下さい。
元の大きさに戻る
やることは大体一緒ですw
アンカーポイントをソファの強化線に起き、時計をポチった瞬間にレイヤーを分割したらその分割レイヤーのスケールをいい感じに拡大させます。
プリコンポーズからのエフェクトのかけかたなども概ね一緒です。
エフェクトだけコピペすると、とても楽です。
違う点として、ラジアルブラーがキツイので、元のレイヤーにだけラジアルプラーをペーストして、1フレーム後に50くらいにしておきます。
その後、最初に光らせた調整レイヤーを複製して、巨大化するタイミングの所に持っていきます。
あとは巨大化して戻った動画素材を入れ込み調整レイヤーを作成、6フレーム進んだ先を終点として、[モーションタイル]エフェクトを適用します。
出力幅:150.0
出力高さ:150.0
ミラーエッジ:ON
追加で[トランスフォーム]エフェクトを適用して、モーションタイルの下に置き、Alt+左クリックでエクスプレッション起動させ、以下のコードを適用
wiggle(30,50)
モーションブラースイッチ入れておいて下さい。
ズームするエフェクトを付ける
調整レイヤーを一つ作ります。重ね順と尺感は以下の感じで
カットが変わるところでレイヤーを分割しておきます。
次に[トランスフォーム]エフェクトを下の調整レイヤーに入れて、以下の数値を変更します。
アンカーポイント:960.0 , 710.0
位置:960.0 , 710.0
スケール:100.0→300.0(最初と最後にキーフレームを打つ)
カット変わった後の調整レイヤーにも同じエフェクトを適用して数値を変更します。
アンカーポイント:960.0 , 830.0
位置:960.0 , 830.0
スケール:25.0→100.0(最初と最後にキーフレームを打つ)
スケールを最後に全て選んでF9でイージングかけておきます。
グラフエディタを起動し、値グラフでイージングをいじります。
前カットのイージング
後カットのイージング
調整レイヤーですが両方ともモーションブラースイッチは入れておきます。
その後、各エフェクトを入れ込み以下のように反映させます。
[トランスフォーム]
出力幅:280.0
出力高さ:500.0
ミラーエッジ:ON
[CC Radial fast Blur]
Center:924.0 , 802.0
Amount:80.0→0.0(キーフレームをON)
[レンズ補正]/イージーイーズイン
視界:150.0→0.0(キーフレームを打つ)
レンズディストーションを反転:ON
視界の中心:928.0 , 864.0
その後、前レイヤーに各エフェクトを適用して以下数値を反映
[CC Radial fast Blur]
Center:972.0 , 706.0
Amount:0.0→80.0(キーフレームをON)
[レンズ補正]/イージーイーズアウト
視界:0.0→150.0(キーフレームを打つ)
レンズディストーションを反転:ON
視界の中心:972.0 , 696.0
あとはいい感じに効果音などをつけてみて下さい。
以上で完成です!お疲れ様でした!!
Dustman@Dustman
フリーの映像屋さん。 TVCMをメインにモーショングラフィックス、CG、VFXを作ってます。 あと色んな映像の作り方の Youtube【ダストマンTips】やってます。
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