2019.07.17 (最終更新日: 2019.07.18)

Fusionのディスクキャッシュとは?【DaVinci Resolve質問箱】

Q.

Fusionページに「Cache to Disk」という項目がありますが、これはなんですか?

A.

Cache to Diskは、Fusionページでのキャッシュ方法の一つです。ノードツリーの中のある地点を選んで、そこまでのエフェクトをまとめてレンダリングすることができます。カラーページの「ノードキャッシュ」みたいなものですね。

Fusionのノードを右クリックすると、Cache to Diskという項目が現れます。

そうするとディスクキャッシュのダイアログが開きます。どこに保存するか、パスを指定してください。あとはPre-renderというボタンを押すことで、レンダリングが始まります。

ディスクキャッシュされたノードでは、タイルの右側にディスクのマークが表示されます。

キャッシュに使用されるコーデックは、一つしかありません。Fusion RAWという、Fuisionオリジナルの連番静止画形式で、拡張子は.rawです。レンダリングが終われば、エフェクトを処理する必要がなくなるので、Fusionページの中でスムーズに再生することができます。画質も劣化はなく、解像度も落ちることはありません。

と、ここまで聞くといいことばっかりだと思われるでしょう。しかしじつは落とし穴があります。注意しなくちゃいけないのは、このファイルサイズがおそろしく大きいということです。どのくらい大きいと思います? おそらくあなたが今想像した数字の最後にゼロを1つ、2つ加えたくらい大きいです。冗談ぬきで。普通のRAWファイルなんて可愛いもんです。さっき1920x1080のファイルを書き出してみたら、31.6MBありました。1フレーム30MBです。60フレームの動画なら、1秒で1.8GB、1分で108GB、1時間で6.4TBです。これがHDです。4Kなら、その4倍のサイズになります。ほんとです。「あはは、バカでかいなあ」と愉快に笑っているうちに、あなたの大事なストレージ容量を食いつくします。そこらへんのホラー映画よりも怖いです。

ストレージ容量を気にしないという方以外は、そういう事情があるので、ディスクキャッシュは避けた方がいいです。普通にFusionのページから出て、エディットページやカラーページに行って、レンダーキャッシュされるのを待ちましょう。これがこの記事の結論です。普通は記事のテーマは大いに褒めて強く勧めるのですが、嘘を書くわけにもいきません。だからディスクキャッシュではなくレンダーキャッシュを勧めることにします。DaVinci Resolveの標準のレンダーキャッシュであれば、ProResやDNxなど、コーデックが自由に選べるので、Fusion RAWよりはるかに小さいサイズでレンダリングできます。

Fusionの結果をレンダーキャッシュする方法については、以下の動画の5:25あたりからご覧ください。

ディスクキャッシュも、コーデックを選択できたり、もう少し融通がきくようになればいいんですがね・・・・・・。将来のアップデートでより良くなることを願っています(立場上、願ってるだけでいいのかという話は置いといて)。

単純に再生をスムーズにするということなら、プロキシモードも便利です。

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