2019.08.20 (最終更新日: 2019.12.06)

Pocket Cinema Camera 6K(BMPCC6K)よくある質問

8月9日、Pocket Cinema Camera 6Kが発表されました。1年半前に発表され、1年前に出荷開始されたPocket Cinema Camera 4Kと同じく、この記事でよくある質問にまとめてお答えします。Pocket Cinema Camera 4Kの記事の姉妹編としてお楽しみください。

Pocket Cinema Camera 4Kについては、こちらの記事をどうぞ。

出荷開始時期は?

製品発表と同時に出荷開始されました。

6Kのメリットは?

「6K動画はYouTubeでも上げられないし、6Kのテレビも売ってないのに、なんで6Kが必要なの?」と聞く人がいるかもしれません。ごもっともな疑問です。メリットは単純にいうと2つあります。

1つめは、あとの編集でズームできること。フレーミングを変えたり、好きな箇所を選んだりしても、画像が粗くなることなく、4Kの解像度を維持できます。スタビライズをすると必ずズームをする必要が出てきますが、その場合にも画質が汚くなることがありません。6Kは余裕のある4Kである、という言い方もできるかもしれません。

2つめは、オーバーサンプリングによる解像感です。解像度にはあるひとつの法則があって、大きい解像度からダウンスケールした映像は解像感が豊かな映像になる傾向があります。たとえば4Kで収録してHDに落とした映像は、HDで収録してHDで納品した映像よりもほとんどの場合シャープに見えます。解像感が凝縮され、一つひとつのピクセルの密度が高くなります。この法則にしたがえば、6Kで収録して4Kに落とした映像は、4Kで収録して4Kで完成させた映像よりも、シャープになるはずです。6Kはシャープな4K、HDを作るための最高の材料と言えます。

正しい略称は?

「ポケシネ6K」派と「BMPCC6K」派がいます。どちらの陣営にも熱心な支持者がいるのでどちらが正しいか明言するのは控えます・・・・・・と思ったんですが、とりあえず現時点で優勢な略称を記事のタイトルに入れておきました。でも心配なく。どの略称が正しい、正しくないということはありません。文字数がもったいのでどんどん略しちゃってください。「6Kシネマカメラ」でも、「あのRAWが撮れる6Kのカメラ」でも、「DaVinci Resolve Studioのライセンスを買ったら付いてくる例のすごいカメラ」でも通じます。たぶん。

対応解像度、フレームレートは?

6K60p、2.8K120pに対応しています。センサーの最大解像度は6144 x 3456で、センサーサイズは23.10mm x 12.99mm、有効画素数は約2100万画素です。

ダイナミックレンジは?

13ストップです。Pocket Cinema Camera、Pocket Cinema Camera 4Kと同じです。

収録コーデックは?

16bit Blackmagic RAWと10bit ProResに対応しています。

16bit? 12bitの間違いではないですか?

Blackmagic RAWのファイル自体のビット数は12bitですが、DaVinci Resolveに持ち込むと16bitに変わります。カメラ自体では12bitノンリニアで記録されて、DaVinci Resolveに持ち込まれたときに、そのデータが16bitリニアに変換されるわけです。

レンズマウントは?

EFです。Canon、Sigma、Tamron、Carl Zeissなどのメーカーからレンズが出ています。

最大ISOは?

25600です。デュアルネイティブISOに対応していて、基準ISOは400と3200です。それぞれのISOのダイナミックレンジは以下の図をご覧ください。デュアルネイティブISOで面白いのは、ISO 1000を使うよりは、ISO 1250を使った方がクリーンで、ノイズが少ないということです。これは普通のカメラだとあまりないですね。ISO 1000はISO 400のセクションの最高感度なのでノイズが出てきますが、ISO 1250はISO 3200のセクションの最低感度なのでノイズが抑えられるわけです。

記録媒体は?

CFast、SDカードに対応しています。USB-Cのコネクタも搭載されているので、外部のSSDなどに記録することも可能です。複数の媒体に同時に記録することはできず、選択された媒体に収録ができます。

推奨ディスクは?

最新の推奨ディスクについてはこちらのURLをご参照ください。

DaVinci Resolve Studioのライセンスが同梱されるってほんとうですか?

ほんとうです。編集、カラーグレーディング、Fusion(合成)、Fairlight(音声)がぜんぶフルに使えます。Pocket Cinema Camera 6Kの発売日には、DaVinci Resolve 16が正式リリースされました。

重さは?

バッテリーなし、レンズなしで900gくらいです。筐体はカーボンファイバー・ポリカーボネート製で、軽量化を実現しています。

センサーサイズは?

センサーサイズは23.10mm x 12.99mm(スーパー35)です。Pocket Cinema Camera 4Kよりも大きく、URSA Mini Pro 4.6K G2よりも小さいです。アスペクト比でいうと、Pocket Cinema Camera 4Kのセンサーが17:9だったのに対して、Pocket Cinema Camera 6Kのセンサーは16:9です。

クロップファクターは?

35mm換算で1.5倍ほどです。

バッテリーは何を使用していますか?

LP-E6です。Video Assistと同じです。

バッテリーはどのくらい持ちますか?

45分ほど持つと言われています。まあまあ、言いたいことはわかりますが、落ち着いてください。

収録時間はどれくらいですか?

6KDCI、24fps、RAW 3:1、256GBという条件で、17分です。6KDCI、24fps、RAW 12:1、256GBという条件だと、67分です。4K DCI、24fps、ProRes 422 HQ、256GBという条件で、44分です。

収録できるコーデック、解像度について詳しく教えてください。

Blackmagic RAWで収録できる解像度は、6K、6K 2.4:1、5.7K、3.7K Anamorphic、2.8K 17:9です。ProResで収録できる解像度は、4K DCI、Ultra HD、HDです。

低い解像度で収録する場合、センサーはクロップされますか、スケーリングされますか?

6K 6144x3456ではクロップされずフルの領域が使用されます。Blackmagic RAWで収録する場合には、 (RAWは一切の加工を加えることなくセンサーの受光した信号を収録するという点から)、選択した解像度で必要とされるピクセル領域しか使用しません。したがってフルセンサーより小さい解像度、つまり6K2.4:1およびそれ以下の解像度でBRAW収録する場合は、必ずクロップされます。

それに対して、ProResで収録する場合には、必ずスケーリングされます。ProRes収録時のスケーリングの選択肢はややこしいのでゆっくり読んでください。4K DCI ProResの場合には5.7Kからスケーリングされます。Ultra HD ProResの場合には6Kもしくは5.7K、どちらからスケーリングをするか選択できます。HD ProResの場合には6K、または5.7K、あるいは2.8K、この3つの解像度のどれからスケーリングをするか選択できます。HD ProRes、2.8Kからスケーリングのモードの場合のみ、120fpsのハイフレームレートが使用できます(この場合のクロップファクターは約3.3倍)。

マニュアルに掲載されている表がわかりやすいかもしれません。

スチルは撮れないですよね?

撮れます。動画の1フレームをスチルイメージとして収録するイメージです。2100万画素あります。

遠隔で操作できますか?

本体にはBluetoothが搭載されています。Blackmagic Camera Controlというアプリが使えます。

内蔵マイクの音声はきれいですか?

Pocket Cinema Camera 4Kと同じく、音声の品質にもこだわっています。その証拠に、内蔵マイクは4つも搭載されています。カメラ正面の左右に2つずつ配置されています。ただし収録は4chではなく2chです。

ローリングシャッターですか?

はい、そうです。

バッテリーは同梱されますか?

はい、1つ同梱されます。

背面の液晶パネルはどのくらいの大きさですか?

5インチです。Video Assistを外付けモニタとして装着しなくても、Video Assitが最初から付いてくると考えてください。しかもURSA Miniと同じ高性能のOSを使っているので、ダブルタップでx2のズームができるだけではなく、指先でズームする位置を移動できます。

HDR対応が謳われていますが、具体的にはどういうことを示しているのでしょうか?

ひとつにはセンサーが13ストップのハイダイナミックレンジをもつセンサーであること、もうひとつには、撮影した素材をDaVinci Resolveに取り込み、グレーディングすればHDRの作品を完成させられることを指しています。本体自体にはPQとHLGへの2種類のHDR変換LUTも標準搭載されています。

サンプル素材はありますか?

はい、たっぷり用意されています。こちらのページからダウンロードできます。

でもお高いんでしょう?

税抜定価283,800円です。

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