2020.05.25 (最終更新日: 2020.08.29)

BMPCC4Kにオススメなレンズを求めて


Blackmagic Designの小型シネマカメラ、Blackmagic Pocket Cinema Camera4K。
写真用一眼カメラと同等のサイズ感でありながら、ボディー内でRAW撮影もでき、安価という大人気カメラです。私も元々使っていたURSA miniから乗り換えて、こちらをメイン機として使うようになりました。

このカメラ、レンズのマウントはマイクロフォーサーズです。かつてPanasonic GHシリーズを使っていた頃、マイクロフォーサーズを使ってはいましたが、ここ最近は手放してしまっていたので、改めてマイクロフォーサーズのBMPCC4Kに合うレンズを考えてみようと思います。
普段私が使っているレンズと、Vookなどから借りてきたレンズを同じ背景で撮影してみました。画のサイズ感やボケ感の参考にしていただければと思います。


↑こんな感じで、カメラの位置は動かさずに撮影しました。

ズームレンズ

まずは汎用的に使える標準ズームレンズ。
個人的には、BMPCC4Kはせっかく小型のカメラなので、手持ちでガンガン撮影するスタイルで撮りたいなと思います。そうなると問題になるのは手ぶれ補正。SonyのαやPanasonic GH5などはカメラ内手ぶれ補正がありますが、BMPCC4Kにはありません。撮影時に手ぶれ補正をしようと思ったらレンズ内に手ぶれ補正機構があるものが必要になってきます。

01. Olympus M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

amazon価格 : 約135,000円(執筆時)

BMPCC4Kの標準ズームレンズとして鉄板の選択肢になったオリンパスの12-100mm。私もBMPCC4Kと同時に購入しました。BMPCC4Kは35mm判換算約2倍(UHDの場合)となるので、この場合35mm判換算で約24-200mmのレンズになります。以下は広角側で開放F4で撮影したイメージです。

このレンズの凄さは手ぶれ補正の能力です。おそらくBMPCC4Kにつけることのできるレンズでもっとも強力に手ぶれ補正が効くのはこのレンズだと言って間違い無いです。中望遠程度まで伸ばして手持ち撮影しても細かいプルプル揺れを抑えてくれるので、全然問題なく撮影ができます。唯一本来であれば(OM-D E-M1 Mark IIなどであれば)カメラ側で処理されているロール方向のねじれ揺れにはレンズのみでは対応できないので、そこには気をつけて撮影する必要があります。

フルサイズやSuper35mmセンサーでの24mmと比べるとどうしても(9/2追記:純正カメラではカメラ内で補正をかけること前提のつくりになっているため、非純正であるBMPCC4Kでは、)若干、周辺が樽型に歪曲して見えてしまいますが、直線のはっきりした建築物の撮影などの用途でなければ許容範囲かなと思ってはいます。

02. Panasonic LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II ASPH. / POWER O.I.S.

amazon価格 : 約76,000円(執筆時)

ズームレンズとして次の選択肢に上がってくるのはこのレンズかなと思います。上記の12-100mmはそれなりにサイズも大きいのでもっとコンパクトなものがいいという場合、また、F値が2.8は欲しいという場合はこちらを選ぶのが良いかなと思います。手ぶれ補正機構はついていますが、使った体感としてはOlympus12-100よりは効きは弱めでひかえめな印象です。以下はOlympus12-100mmとだいたい同じ位置で、開放F2.8で撮影したイメージです。
個人的な印象としては歪曲感は若干こちらの方が弱めかなと思います。わずかですが。またF値が小さい分だけ被写界深度も少し浅くなります。

ちなみにこの12-35mmと近いスペックに、Olympus M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO というレンズもあります。こちらは手ぶれ補正機構はついていませんが、Panasonic 12-35mmよりも接写ができるので、手持ち撮影はそんなにしないという方で、下に出てくる単焦点レンズと合わせてオリンパスで揃えたいという方は、こちらという選択肢もありかなと思います。

03. Sigma 18-35mm F1.8 DC HSM + Metabones Speedbooster Ultra 0.71x

価格 : Sigma 約71,000円(執筆時)+Metabones 約97,000円(執筆時)
こちらはちょっと派生的なチョイスですが、SigmaのEFマウントAPS-C用ズームレンズ18-35mm F1.8にマウントアダプターMetabones Speedbooster Ultraをつけて使用した場合です。Speedboosterはおなじみのレデューサーレンズ入りのアダプターで、1.44倍のクロップファクターになります(UHDの場合)。そのためこの組み合わせの場合は約26-50mmとなります。F値が単焦点並みのレンズなので被写界深度も浅くなります。ただ手ぶれ補正はありません。

MetabonesはSpeedboosterをXL 0.64xとUltra 0.71xの2種類出しています。XLの方を使うとよりフルサイズに近いサイズで撮影できるようになりますが、個人的には被写体のエッジなどににじみなどを感じることが多く、無理を感じるので、使うのであればUltraの方がいいですね。また今回はGHシリーズなど用のSpeedboosterを使いましたが、先日BMPCC4K専用のSpeedboosterが発売されたので、そちらだとちょっと違うのかもしれません。

単焦点レンズ

単焦点レンズはいろいろな選択肢があります。個人的には上記のMetabones SpeedboosterにSigma Artシリーズレンズをつけて撮影することが多かったのですが、拡大して被写体のエッジやボケをみてみると、本来のレンズの性能が出ていないような気がすることが多かったので、やはりレンズは余計な補正レンズの入ったアダプターを追加せずに、そのままのマウントで使うのがよいかなと感じました。そうすると、個人的にはオリンパスレンズ群がシャープでF値も小さいものが多く、使い勝手がよいかなと思っています。

01. Olympus M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0

amazon価格 : 約70,000円(執筆時)

超小型な広角レンズ。UHDで撮影した場合、換算約24mmのレンズになります。ズームレンズと比べてシャープな印象です。小型な広角単焦点を探している場合、これ一択なレンズかなと思います。

02. Olympus M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO

amazon価格 : 約126,000円(執筆時)

UHDの場合、換算約34mmのレンズ。ちょっと広角めで汎用性の高いレンズとして使いやすいレンズだと思います。「マイクロフォーサーズはボケない!」という印象を持つ方も多いと思いますが、このレンズやこの下に登場するレンズ群を使うと、そんな印象はなくなるかなと思います。

03. Olympus M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO

amazon価格 : 約127,000円(執筆時)

こちらはUHD撮影時、換算約50mmの標準単焦点レンズ。シャープで美しいレンズです。このスペックでありながらこのサイズで収まるところがマイクロフォーサーズの利点かなと思います。BMPCC6Kも発売され、個人的にも一台導入しましたが、レンズをつけるとどうしてもサイズが大きくなるので、このサイズ感で収まるのはやはりいいなと思います。

04. Olympus M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO

amazon価格 : 約122,000円(執筆時)

こちらはUHD撮影時、換算約90mmのいわゆる中望遠ポートレートレンズ。シャープでありながら、ボケの美しさは特筆すべきものがあります。上でも書きましたが、マイクロフォーサーズはボケない!というのはレンズ選びでいくらでも解消できるというのがよくわかるレンズかなと思います。

まとめ

今回、オススメになりそうなレンズをいくつかご紹介させていただきました。この他には例えば単焦点であれば、コシナのフォクトレンダーシリーズなどが候補に上がってくるかなと思います。こちらも違った特徴を持った素晴らしいレンズ群ですが、ここでお伝えしておきたいのは単焦点レンズは同じメーカー・シリーズのもので揃えるのがよいということです。メーカーごとにシャープさや色の出方などの印象にかなり特徴が出てくるので、同じ映像の中でレンズが変わった時に雰囲気が変わるのはあまりよくはないかなと思っています。
ぜひいろいろ試して、自分のスタイルにあったレンズを探してみてください!

▼ちなみにBMPCC6K/4Kの長所短所について以下の動画にまとめました。
ぜひ一度ご覧ください。

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