はじめてのFusion(2)/インストール方法と推奨環境

インストール

まずはFusionをインストールすることから始めてみましょう。

  1. Fusion製品ページに行きます。
  2. ページ最下部の項目に行きます。FusionとFusion Studioの2種類が掲載されています。無償版の場合にはFusion 9をダウンロードします。Mac、Windows、Linuxの3種類のOSから選択できます。必要事項を記入し、「登録&ダウンロード」をクリックして、ダウンロードを開始します。
  3. ダウンロードしたパッケージを解凍し、指示に従ってインストールをします。
  4. Fusionがインストールされます。

有償版と無償版の違いは?

前述の通り、FusionはFusion(無償版)とFusion Studio(有償版)の2種類があります。

Fusion Studioを使用するためには、専用のUSBドングルが必要となります。Fusion Studioは、USBドングルでライセンスが管理されており、サブスクリプション契約などは存在しません。USBドングルが挿さっている状態のMac / PCであれば、Blackamgic Designの傘下に入って以降のFusion Studioのいかなるバージョンでもご利用いただけます。一つのUSBドングルで、OSはWindowsとMacの両方に対応しています。

一方、Fusionは無償版です。誰でも無期限でご利用いただけます。商用利用も禁止されていません。Fusion Studioとコンポジションも共有できます。

そこで気になるのは、FusionとFusion Studioの違いです。以下の表をご覧いただけると、無償版と有償版の違いがざっくりとご理解いただけるのではないでしょうか。

一言でまとめるなら、無償版でも有償版の90%近い機能を網羅しています。200を超えるツールもほぼすべて使えますし、ノードも無制限で追加できます。Fusionの得意とする3D空間のコンポジションも制限なく取り扱えます。パーティクルやキーヤーなど、肝となるツールにも鍵はかかっていません。Primatteと呼ばれる、他のソフトウェアでは有償でプラグインとして入れる必要があるツールも、Fusionでは無償版で使えてしまいます。DaVinci Resolveのユーザーにとっては、Fusion Connectという名前のソフトウェア間の連携が取れる点も嬉しいところではないでしょうか。

一方、Fusion Studio 9にはよりハイエンド向け、大きなプロダクション向けの機能が搭載されています。例えばGenerationというツールは、コンポジションを複数のシステムで共有することができるので、グループで大きなプロジェクトに挑む場合に有効です。また大きなコンポジションになると、単一のマシンでレンダリングをすることが難しくなってきますが、Fusion Studioを使うと、複数のマシンを使ってネットワークレンダリングをすることができます。

どんなマシンを用意すればいい?

マシンの話が出たところで、Fusionを使うためにどういうマシンを用意すればいいかという点についてご紹介したいと思います。それでは項目別に見ていきましょう。

OS

  • Mac→Mac OS X 10.10 Yosemite、もしくはそれ以降。macOS 10.12 Sierraでも動作することが確認済みです。
  • Windows→Windows 10 64bit、もしくはWindows 8 64bit。
  • Linux→CentOS 6.6、もしくはそれ以降。

CPU

スピードやコア数に特に推奨はありません。一般的なCore i5やCore i7のCPUで問題ありません。

GPU

FusionはOpenGLとOpenCLに対応しており、NVIDIAやAMDのグラフィック ボードをサポートしています。グラフィックメモリーは2GB以上を推奨します。最低必要解像度は1280x1024ピクセルですが、解像度が大きいに越したことはありません。多くのテクスチャや大きいテクスチャを扱う3D合成には、グラフィックボードのメモリが要求されます。ハイエンドのグラフィックボード(NVIDIA Quadro など)は必ずしも必要ではなく、それよりはむしろ搭載メモリの大きいミッドレンジのゲーム用グラフィックボード(NVIDIA GeForceなど)の方が良いパフォーマンスを発揮する傾向があります。ステレオスコピック3Dを使用する場合には、Quadroが必須となります。

メモリ

最低8GB必要です。16GB以上を推奨します。

I/O

ビデオ出力デバイスは必須ではありませんが、より正確に作業を進めたい場合には外部にプレビューモニターを設置することは非常に重要です。FusionはブラックマジックデザインのビデオI/Oデバイスに対応しております。Intensity、DeckLink、UltraStudioシリーズから用途に合ったものをご用意ください。

なかなか厄介だな、と思われた方もいらっしゃるかもしれません。しかしもしすでにあなたがDaVinci Resolveを使われているのであれば、そこまで心配には及びません。なぜならDaVinci Resolveがちゃんと動作するマシンであれば、まず間違いなく、Fusionもそのマシンでちゃんと動くからです。DaVinci Resolveユーザーの方は、同じマシンに一緒にFusionもインストールして試してみてください。

それでは準備ができたら、いよいよFusionを開いてみましょう。次回はインターフェースとコンポジションと題し、実際にFusionを立ち上げて、基礎的な事柄を紹介します。

1クリップする
クリップしておくと
あとからいつでも
見返したりできます。

コメント