2019.10.18 (最終更新日: 2019.12.11)

テキストツールでデフォルトのフォントや色を変える方法【DaVinci Resolve質問箱】

DaVinci Resolveでテキストツールを使う際、デフォルトの設定を変えたい、またはプリセットをあらかじめ作っておきたいという場合があると思います。毎回新しく設定し直すのは面倒ですし、あらかじめ作ったものを使えば作業が早くなります。

FusionページのText+

DaVinci Resolveの中のテキストツールで一番万能で、一番パフォーマンスがいいのはFusionのText+ですが、このツールのデフォルト設定を変えてみましょう。Text+などのFusionツールは、すべてデフォルトの設定を自由に作り替えることができます。

やり方はシンプルです。Fusionページの右側のインスペクタで設定を変更した後で、ノードセクションのツールを右クリックして、Settings → Save Defaultと選択します。

これで登録は完了です。次から該当のツールを呼び出すと、ここで指定した設定がデフォルト設定として利用されます。

エディットページのText+

これは厄介です。エディットページではデフォルトの設定を変更できないからです。しかしちゃんと別の方法があります。

それはパワービンを使う方法です。パワービンとは、プロジェクトにかかわらず、どこでも使用できるファイルを入れておくビンのことです。通常、パワービンは隠れているので「表示」のプルダウンメニューから呼び出しておきましょう。

こんな感じでパワービンが表示されました。

さてこのパワービンですが、普通のビデオクリップやオーディオクリップのみならず、Text+クリップや調整クリップも放り込むことができます。ここに保存しておけばどのプロジェクトを開いても、必ずパワービンの中に表示されて、すぐにタイムラインで使えます。

名前も自由に変えられます。

お気に入りのプリセットを、たくさんパワービンに放り込んでおけば、新しいプロジェクトを作ってテキストを作成するときにも、ゼロから設定を変更する必要はなくなります。

普通のテキストツールも同じようにパワービンに入れられます。ただし普通のテキストツールを使うよりはText+を使った方が、GPU最適化のおかげでサクサク動くはずなので、どちらを使うか迷うくらいであればText+を使うことをお勧めします。

Fusionページのマクロ

これは上級編です。ちょっと難しいですが慣れれば最強です。FusionページでText+の設定を変更して、その設定をマクロとして保存することができます。マクロと言われても、なんのこっちゃわからんので、やり方を紹介します。

FusionページでText+ツールを追加し、そこで設定をお好みに変更します。ちなみにマクロはText+ツール以外のツールでも使えます。

ノードを右クリックして、Macro → Create Macro と進みます。

いきなりすごい難解なダイアログが出てきます。マクロは、パラメーターを単純化して使いやすくするためのものです。だから必要ないパラメーターは表示させないようになっています。ここでチェックを入れた項目が、あとでマクロを呼び出したときにも、変更できる項目です。

変更する可能性のあるところだけチェックを入れておきましょう。

右下のCloseを押して、保存します。

ちなみにマクロのパスはここです。

Windowsの場合には、このパスです。

C: -> ユーザー -> (ユーザー名)-> AppData -> Roaming -> Blackmagic Design -> DaVinci Resolve -> Support -> Fusion -> Macros

Shift + Spaceでツール検索コマンドが出てきますが、ここで先ほど作ったマクロを呼び出してみましょう。

こんな感じで、さっきチェックを入れた項目だけが表示され、変更可能になっています。これ以外のパラメーターは、先ほど変更された状態は保持されてますが(もし変更していれば)、数値を変更することはできません。

「エディットページでこれを使いたい!」という方は、以下のパスに同じファイルを保存してみてください。

Windowsの場合には、このパスです。

C: -> ユーザー -> (ユーザー名)-> AppData -> Roaming -> Blackmagic Design -> DaVinci Resolve -> Support -> Fusion -> Templates -> Edit -> Titles

そうするとエディットページのエフェクトライブラリ → タイトル → Fusionタイトルに、作ったマクロが表示されます。DaVinci Resolveの再起動が必要です。

Fusionのプリセットを保存する

マクロは便利なんですが、問題点があります。それは最初にマクロツールに含まれるパラメーターでないと変更が効かない、ということです。マクロツールを作るときに、チェックを入れていた項目はすぐに変更することができますが、チェックを入れていなかった項目は変更することができないです。

普通のツールと同じように使いたい、という場合には、マクロではなくツールごと保存することをお勧めします。

ノードを選択して、Settings → Save Asをクリックします。

するとダイアログが出てきて、どこに保存しますかと聞かれます。大きく分けて2つの保存先があります。

・Macroフォルダ
上で説明したマクロフォルダと同じ場所です。このSave Asで保存したファイルも、マクロと同じように.settingsという拡張子を持っているので、マクロと同じようにShift + Spaceで呼び出せます。

・Templatesフォルダ
別のフォルダとして、Templatesフォルダというものもあります。

Windowsの場合には、このパスです。

C: -> ユーザー -> (ユーザー名)-> AppData -> Roaming -> Blackmagic Design -> DaVinci Resolve -> Support -> Fusion -> Templates -> Fusion

ここに入れておけば、FusionページのエフェクトライブラリのTemplatesのフォルダから持ってこれます。ただしShift + Spaceでは出てこないのでご注意を。

ちなみにマクロも、プリセットも、どちらも複数のノードを一気に覚えさせることができます。こんな感じで複数ノードを選択してから、右クリックで、Macro → Create Macro、もしくはSettings → Save Asを選んでみてください。そうすると複数のノードをワンファイルとして保存できます。

Text+のデフォルトのフォントを変えたり、パワービンやマクロを使ったりすることで、テキストを効率良く編集できるようになるはずです。ぜひ試してみてください。

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コメント

  • Nadini

    NadiniNadini

    19.12.29
    パワービンに保存した Text+ の名前を変更したいのですが、どうすれば出来るでしょうか?
    OSはWindows10を使っております。
  • ブラックマジックデザイン
    パワービンを含むビンに存在するクリップの名前は、名前の部分をクリックすることで変更することができます。たしかにText+の場合には、ダブルクリックするとFusionページに飛んでしまうので注意が必要です。油断ならない。でもやり方がわかればなんのことはありません。まずパワービンの中のText+クリップをクリックして枠をオレンジ色にして、それからText+クリップの名前の箇所をクリックしてみてください。そうするとText+の名前を変えることができるはずです。