私は普段、少人数で地方・海外ロケでの取材を行い、
自分で編集から完成までを行うスタイルで映像制作を行っています。
そのため、撮影時のデータ落としから、完成までを同じポータブルストレージで
行っているのですが、今回はそのストレージをSandiskのExtreme900という
容量が最大1.92TBのSSDにしてみました。

普段のデータの流れ

私は普段以下のような流れで制作を行っています。

■作業用ポータブルストレージに求めること

上のようなフローで制作を行う私にとって、ポータブルストレージに求めるのは以下の3点です。
1から3の順番に優先度が高いかなと考えています。

1. 容量が大きいこと。

ただデータを保存・運搬するという目的だけでなく、そこにデータを置いたまま編集をする作業用フォルダとして使用するため、容量が大きいこと。SSDもこれまで何度か検討しましたが、500GB等だとひとつのプロジクトで使う素材が収まりきらず、複数のドライブが揃った状態でしかそのプロジェクトが編集できなくなってしまいます。できれば2TB近くほしい。

2. 軽量であること。

ビデオグラファースタイルでは、撮影機材・照明・音声収録機材等の多種多様な機材を少人数で運ぶ必要があり、特に航空機移動のある海外撮影ではフライトの重量制限もあるため、いかに全体の重量を減らすのかがとても重要になってきます。速度と容量でRAIDを組んだハードディスクなどを持っていくと、地味に重量の負担が大きい。特にストレージはデータが入っており、一番安全優先度が高いため機内持ち込みが必須ですが、バッテリー・カメラも同じように機内持ち込み必須で、シビアに100g単位で軽量化を計算する必要があります。

3. 高速であること。

データを保存したストレージの中でそのまま編集作業を進めたいので、ドライブが高速であればあるほど編集作業が早く進む。コンピュータ自体の処理速度よりもディスクの読み込み速度が足りておらずストレスを感じるシーンが多々あったため、高速ストレージはデータ保存時のコピー速度以上に、作業するときのストレスを減らしてくれる。

※その他に堅牢性・データの安全性はもちろん一番大事ですが、「ストレージは壊れるもの」として考えて、堅牢性の高いものをできるだけ選ぶようにするが、そこを過信しないように選択要素としては考えないようにしています。

これまでは1と2を満たすHDDか、2と3を満たすSSDかという選択をしなければならず、
容量の優先度が高いのでHDDを使用していましたが、Extreme900によって
やっと全ての要素を満たすポータブルストレージが登場しました!

RAW収録の際は必須のストレージに!

最近はURSA mini 4.6Kでの撮影を行うことが多いのですが、
このカメラで4.6K RAW収録をした場合、10~20分ちょっとで256GBを超えてしまうので、
撮影カットが多い場合、すぐに1案件の撮影データ量が1TBを超えてしまいます。

この容量をロケ先の宿泊地で、撮影後にHDDに落とすだけで、
かなりの時間がかかってしまい、ムダに労力がかかってしまいます。
このデータ落としのスピードがSSDなら大幅に短くなりました。

編集時にもスピードの恩恵を実感

そしてデータの落としの場面だけでなく、編集時にもスピードの恩恵を実感しました。
ドキュメンタリーの撮影の場合、撮影カット数がかなり多くなりますが(多いときは1000カット以上)、
これまでHDDでの作業を行っていたとき、素材フォルダをスクロールして素材を探すときに、
素材の読み込みが追いつかず、サムネイルが表示されるのを待つという時間が必要でした。
1回のスクロールで待ち時間が2~5秒程度でもその作業を何度も繰り返して行うので、
全体で見るとかなりのタイムロスで、またストレスでした。

エクストリーム 900ポータブルSSDに換えてから、この素材の読み込み時間が圧倒的に早くなり、
ほぼスクロールと同時にサムネイルが表示され、「ほしいと思ったカットを即座に見つけられる」
ようになり、ストレスがなくなりました。

まとめ

Extreme900はまだかなり高価なポータブルストレージですが、
それだけの価値を映像制作者にもたらしてくれる機材だと思いました。

Extreme900(1.92TB) ¥94800
Extreme900(960GB) ¥64415
Extreme900(480GB) ¥40814

(Amazon.co.jpで2017年3月17日の価格です。)

2クリップする
クリップしておくと
あとからいつでも
見返したりできます。

コメント

  • まだコメントはありません