エクスプレッションの進化で見えたPremiere Proとの連携
InterBEE 2019で行われたAdobe Dayのセッション「After Effects User Meeting」の山下のパートをご紹介します。ちょうどCC2020が発表されたタイミングだったのでそのお話になっています。
AEだって細かな所で頑張ってますという話
今回、After EffectsはCC2020になって大きく変わったところがまず安定性です。Premiere Proの方だとオートリフレームなど目新しい新機能付いているわけなんですけど、After Effectsも頑張っているんです。
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シェイプレイヤーやトランスフォーム処理はGPUに最適化されつつある
例えば、シェイプレイヤーに対してトランスフォームをかけることがあると思います。こう言ったトランスフォームの処理はGPUを使おうとします(まだ使われていない部分もありますが。。。いま頑張ってます)。CC2020を試されたユーザーさんで今までよりも早くなったと感じる方もいるのは、こういう細かな部分の変更も理由だと思います。
AppleはMetalのレンダリングベースに切り替わる
Mac環境だとレンダラー のOpenCLが廃止をされMetalしか使えなくなってます。また、CUDA完全に撤廃をしたとアナウンスがありました。寂しいですね。。。なので今後Mac環境ではMetalを使う。あとはソフトウェア処理を使う。Windowsの方では、CUDAを使うかソフトウェア処理を使うかというような選択肢になってくるかなというふうに思います。ただこれとは別で例えばデフォルトでバンドルされている外部プラグインのMochaAEはGPUを使う際にOpenCLを使ってくれます。
シェイプのグループ化とグループ解除が右クリックでも
あと、細かいところなんですが、デザインしようとするとシェイプが複数になりますよね。ショートカットでは⌘+Gを押すとグループ化が行えます。右クリックで今テキストメニューから選択する事も可能です。⌘+Shift+Gでグループ化の解除も行えますが非常に処理が早くなり便利です。
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ドロップダウンメニュー制御
エクスプレッション制御エフェクトの種類も新たに追加されました。例えば本日の天気は何ですか?というモーションを作るとしてその天気が晴れなのか雨なのかで変えたい。そんな場合はドロップダウンメニューを使う簡単に切り替えることができます。例えば、2つの色の違うシェイプがあるとします。ドロップダウンメニュー制御を使って切り替えることが可能です。項目名も変更できます。この機能はPremiere Proにmorgtとして持ち込むことが可能です。Premiereのユーザーさんは切り替えるだけで利用できるので大変便利な機能です。
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進化するエクスプレッション
CC2020から新しいエクスプレッションが増えてます。注意として現在AEには2種類のエクスプレッションが存在します。
* 以前のExtend Script
* Javascript
処理がJavascriptの方に軍配が上がる一方で、これまでのエクスプレッション の構文が認識しない事もあるので適宜使い分けていただければと思います。これから始める方はJavascriptの方で作業していただくのをお勧めします。
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コンテンツに応じた塗りぬりつぶしの強化
2019年4月に追加されたコンテンツに応じた塗りつぶしも今回アップデートしています。メモリの消費量の低減やアルファ範囲の拡張のバグの修正などもおこなわれていますので是非使ってみてください。
ご清聴ありがとうございました!また、お会いしましょう〜
ヤマダイ @ymrun_jp@yamadai
映像講師。 2017年11月よりAdobe Community Evangelist。 Premeire Pro/After Effectsなどを触る生活。 日々モーションを考えるサイトを運営 https://everydayskillshare.jp...
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