2020.04.02 (最終更新日: 2020.04.02)

【ShortFilm鑑賞会】vol.04 スポーツブランドのコマーシャルフィルム2選

良いアウトプットのためには良いインプットを。

こんにちは、フィルムメイカーチームのinaho Filmです。
栃木県鹿沼市を拠点に、世界で通用するショートフィルムを作ることを目標として作品制作をしています。
inaho Filmでは定期的に、メンバー各自が「これはいい!」と思った映像作品を持ち寄って鑑賞する会を開催しています。

vol.03では写真の見せ方がカッコいい動画3選を取り上げましたが、今回はスポーツブランドのコマーシャルフィルム2選をご紹介したいと思います!

1. Donald Glover Presents: adidas Originals

俳優、ラッパーなどで近年マルチに活動するドナルド・グローヴァーが、adidasとのコラボスニーカーをプロデュースした際に公開されたシリーズ作品です。
肝心のスニーカーは会話劇の中で全く話題になっていないのですが、ストーリーにさり気なく織り込まれています

このCMを取り上げた記事に、次のようにありました。
(以下、一部抜粋部分の私訳)

“木を切ったり、蜂蜜を集めたり、絵描きを始めたりするグローヴァーに、女性は「ハリウッド的ね」とふざけながら畳み掛けます。彼女にからかわれて、グローヴァーは「本当の自分を持ち続けること」を思い出します。”
出典: Consequence of Sound

“この映像作品が最も表現しようとしたのは、adidasのブランド体験です。若い世代はブランドに対して、独自の体験やそれをSNSでシェアできることを求める傾向にあります。
若い消費者にとって「本物であること」は大きな意味を持ち、彼らは社会的な意識や責任を行動で示すブランドに自らを重ねたいと思うのです。”
出典: MARKETING DIVE

プロダクトを見せることより、ブランドメッセージを伝えることに注力した作品であることが、こうした背景から分かります。
メッセージ性に加えて、1話1話が短くて見やすかったり、シリーズ作品で拡散したくなるような作りだったりするのも、まさにターゲットである今の若年層に刺さりそうです。

2.NIKE - Chinese New Year

NIKEが2020年の春節(中華圏における旧正月)を祝して発売したスニーカー、Air Max 1 Premium "CNY"のコマーシャルフィルムです。
このスニーカーは、中国の伝統的な陶器製の食器からインスピレーションを得てデザインされたもので、「家族で食卓を囲み新年を祝う」という意味を持つそうです。

コマーシャルとしてプロダクトのコンセプトを描きながら、作品としても楽しめますし、中華圏外への文化の発信にも繋がっているように思いました。

【ストーリー】
ある女の子が親戚の叔母さんからの紅包(お年玉の入った袋)を遠慮して断り、一方で叔母さんは頑なに渡そうとします。
ある年から女の子はNIKEのスニーカーを履いて走って逃げるようになりますが、叔母さんも負けません。
時は流れ、大人になった女の子は叔母さんに紅包を渡そうとしたところ(年長者に渡す文化もあるそうです)、叔母さんの足元にはNIKEのスニーカーが。
叔母さんは「戦う準備はできている」と言わんばかりに、いたずらっぽい笑みを返すのでした。

番外編 NEXT 100 || NFL Super Bowl LIV Commercial

ブランドではありませんが、スポーツ関係ということで、2020年のNFLスーパーボウルのオープニングで流れた映像をご紹介します。

リーグ創設100周年を記念して作られた映像で、「これからの100年を担うのは子供たちだ」というメッセージが込められています。

ボールを持って走り出す少年(実は将来を期待されているジュニア選手なのだそう)は、NFL歴代の名選手や関係者の声援を受け、パスの受け渡しをしながらスタジアムへ辿り着きます。
そして仲間の少年少女たちとフィールドへ駆け出すシーンから、ライブ映像に切り替わります
スタジアムの観客にとっては、映像で見ていた少年たちが最後に目の前のフィールドに実際に現れるという仕掛けで、大きな話題になりました。

スーパーボウルといえば、米国視聴率の高さから例年さまざまな企業が巨額の広告費をかけてコマーシャルをうつことでも知られています。
2020年に流れたCMの一部が日本語の解説付きでまとめられていたので、興味のある方はこちらのサイトをご覧になってみてください。

おわりに

いかがでしたか?
CMでありながら、商品特長やブランド名を声高に謳う代りに別の側面から魅せるという手法は、スポーツブランドが結構はしりなのかなと思います。
その中でも、"カッコいい"や"映像がキレイ"ということに+αの要素として、仕掛けやストーリーの面白い作品を選んでみました。

特に、再生回数や話題性が重要なウェブコマーシャルフィルムでは、これからもクオリティが高く魅せる力に溢れる作品が増えていきそうなので、とても楽しみです!

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