4KRAWでも高速に!映像制作にオススメのSSD活用法

4K・RAW素材の扱い方

撮影後でも明るさや、ホワイトバランス、ISOなどの調整ができるRAWデータ。しかし撮影データが重くなってしまうデメリットも抱えています。今回4K・RAWで撮影するための撮影環境や編集環境の整え方を映像ディレクターの曽根隼人さんに解説していただきました。
Vookのチュートリアル動画で無料で公開されています。

今回はBlackmagic RAW で撮影できる「Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K(BMPCC4K)」と、SamsungのSSD「Portable SSD T5」を使用して撮影しました。
【使用機材】
カメラ:BMPCC4K
SSD:Samsung Portable SSD T5
リグ:SmallRig BMPCC 4K/6K専用ケージSmallRig T5 SSDホルダー

収録で重要なのはストレージの転送速度

4K・RAWで収録するために重要なのは、ストレージの転送速度です。いくら記録容量が大きくても、十分な転送速度がなければ、撮影することができません。そこでおすすめなのが、SSDです。
SSDは転送速度が速く、記録容量も大きいため長時間撮影することができます。さらにSDカードやCFastカードに比べて、コストを抑えて購入できるのも特徴です。

SDカードCFastカードSSD比較表

Blackmagic RAWの中でも最高画質の「Blackmagic RAW 60p CB 3:1」で撮影するために必要なストレージレートは、135MB/s。約60分の撮影に1TBの容量が必要。

SSDでRAIDを組む3つのメリット

撮影後は、データのバックアップができる環境を整えておく必要があります。編集作業用・編集データのバックアップ用・撮影元素材のバックアップと、最低でも3つのストレージを用意して慎重に作業をしていきます。
このとき、複数のHDDやSSDを1つのドライブのように扱える「RAID」を組んで編集作業をすることをお勧めします。RAIDを組むメリットは3つあります。

1. データコピーの短縮

RAIDは複数のストレージにデータを転送することができるため、書き込み時間・読み出し時間を短縮することが可能です。また、複数のディスクへ分散させて書き込みをするため、一部のドライブが故障してしまってもデータを失わずに作業を継続することができます。

2. 保存容量・安全性・高速性の高いRAIDを組みやすい

RAIDには5つの種類があります。安全性・高速性・使用可能容量の3つのうち、何を重視して使用するかで選ぶRAIDの種類は変わってきます。

HDDでRAIDを組む場合、耐障害性の高いRAID6が使われることが多いですが、必要ドライブ数が多くコストが高いのが欠点です。しかし衝撃に強く転送速度の速いSSDでRAID5を組むことで、コストも抑えつつ、保存可能容量も1台分増やすことができます

3. 安定した編集環境

転送速度の速いSSDでRAIDを組むことで、編集や書き出しも快適に行うことができます
例えば複数のクリップを同時に再生するマルチ編集をするには、プレビュー画面がコマ落ちすることなく再生できる環境が必要です。

このとき転送速度の遅いHDD(USB3.0)から複数の素材を読み出すとコマ落ちしてしまいますが、SSD(Thunderbolt 3)から読み出しすることで4K・RAW素材をスムーズに再生することができます

まとめ

SSDを使用して撮影・編集・バックアップをすることで、安全で尚且つ効率よく4K・RAW素材を扱うことができます。チュートリアル動画では、「BMPCC4Kで4K・RAW撮影するための設定方法」や「RAWデータをDaVinci Resolveで編集する方法」、「適正露出で撮影するセッティング」など、4K・RAWデータを使いこなすためのテクニックを解説しています。
ぜひあわせてご覧ください!

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