2020.04.08 (最終更新日: 2020.04.11)

映画クレジットの英語での書き方を調べてみた

皆さんは映画館でエンドクレジットを最後まで見ますか?
普段何気なく見ていても、いざ作品を海外映画祭に出品するとなると、英語でのクレジットの書き方や順序に悩むことがあるかもしれません。

そこで、いくつかの洋画のエンドクレジットを調べてみました。

はじめに

この記事では、映画の製作に携わる人々の中でも、Above-The-Line(ラインの上)、いわゆる「ATL」と呼ばれる役職などを取り上げます。

プロデューサー、監督、スター俳優などのように、作品のクリエイティブ面やビジネス面に直結もしくは大きく影響する役職は、製作予算表の上の方に記載されます。
彼らのように個人の人気、経歴、能力によってフィーが変動する人々は、ATLに分類されます。

一方、フィーの変動が少ない一般スタッフは予算表の下の方、つまりBTL(Below-The-Line)に分類されます。

こちらは『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(2013)のエンドクレジットです。

ざっくり言うと、動画の2:05辺りまでがATL、以降がBTLということになります。

今回調査した作品

フィクション映画とドキュメンタリー映画それぞれ2本のエンドクレジットを調べました。
いずれもNetflixで視聴できるので(2020年4月現在)、よかったらチェックしてみてください。

フィクション映画

『スポットライト 世紀のスクープ』(2015年)
『アリー/スター誕生』(2018年)

ドキュメンタリー映画

『イカロス』(2017年)
『ピリオド -羽ばたく女性たち-』(2018年※短編映画)

映画のポスターで名前が掲載されているような人たち(上の写真で赤丸で囲っている部分)は、大体ATLの人たちと考えてよさそうです。

役職の英語

それでは早速、エンドクレジットに出てきた役職・肩書の英語を見ていきたいと思います。

※○○には名前が入ります。
該当する人が2名以上の場合、"Producers"のように複数を示す"s"をつけます。

◆監督

= Directed by 〇〇、Director

◆製作、プロデューサー

= Produced by 〇〇、Producer
 (関連)
   ◇製作総指揮
   = Executive Producer
   ◇共同製作
   = Co-Produced by ○○、Co-Producer
   ◇製作協力
   = Associate Producer

◆脚本

= Story by 〇〇
  (発案者、プロットやアウトラインを書いた人)
  Screenplay by 〇〇
  (プロットにシーンや会話を加え、脚本にした人)
   Written by 〇〇
  (物語を発案し、それを脚本にした人)

◆原作

= Based on a story by 〇〇
 (関連)
  ◇原作が小説
  = Based on the novel ‘小説タイトル’ by ○○
  ◇**年の脚本のリメイク
  = Based on the ** screenplay by ○○
  ◇過去作品の続編、シリーズもの等
  = Based on Characters Created by ○○

◆撮影

= Director of Photography, Cinematographer, Shot by ○○

◆編集

= Edited by 〇〇、Editor

◆音楽

= Music by 〇〇

◆プロダクションデザイン

= Production Designer

◆衣装

= Costume(s) Designed by 〇〇、Costume Designer

◆キャスティング

= Casting by ○○

◆出演

= Lead Cast, Supporting Castなどの表記をせず、俳優の名前のみを出しているものが多い

以上、今回調査した作品から推察した、米国映画で一般的と思われるクレジットの表記をまとめました(例えばイギリス映画などでは、異なる呼称が使われることもあるようです)。

ATLでクレジットされるのは作品への寄与度が特に高い人々ですが、必ずしも全作品に共通した役職が当てはまるわけではありません
例えば、フルCGのアニメーション映画であればCGアーティストが、ダンス中心のミュージカルであれば振付師が加わることもあると思います。

また、ハリウッド映画などでは、契約によってクレジットを出す順番が決まることもあるようですが、逆に言うと、契約で定められていない限り厳密なルールは無いようです

おわりに

いかがでしたでしょうか?
少人数での自主制作映画などでは、今回出てきた役職・肩書きでかなりの部分をカバーできるかもしれません。

またの機会に、BTLやオープニングクレジットも取り上げたいと思います!

16クリップする
クリップしておくと
あとからいつでも
見返したりできます。

コメント

  • まだコメントはありません