2020.04.30 (最終更新日: 2020.05.02)

DaVinci Resolveを使おうか迷っているあなたが知っておきたい4個の事

はじめに

この記事を開いたと言うことは少なくともDaVinci Resolveに少なからずとも興味がある人だと思います。これから映像をはじめてみたい人、他のソフトから移行を考えている人。色々いると思います。なんだか難しそう。今まで使っていたソフトから移行すべきか悩む。そんな人の不安や悩みを和らげたいと言う記事です。

まずはじめに、私のDaVinci Resolve歴ですが、18年間ほどAdobe Premiereをメインに映像を編集してきましたが、「RAW映像をカラーグレーディングしたい」と言う目的の為に2017年にDaVinci Resolveへと移行し丸3年が経ちました。ほぼ毎日触っているので、まだ3年かという気分でもあります。バージョン12.5で編集機能が付いた頃でした。それ以前はDaVinci Resolveと言えば「カラーグレーディング」のソフトでしたが、急激な進化を遂げ今では編集、カラーグレーディング、VFX、オーディオポストプロダクションを一つのソフト内で完結できる統合ソフトウェアとなりました。Premiere ProやFinalcut Proでもここまで使いやすく統合できたソフトはありません。いまだに日々バージョンアップが繰り返され進化は続いていますが、大分落ち着いて来た今がDaVinci Resolveをはじめるちょうどいいタイミングです。

(著者の少し前の編集環境)

1.DaVinci Resolveはどんなソフト?

メディアの取り込み、編集(2種)、カラーグレーディング、SFX、オーディオ調整、出力のページに別れておりページを切り替えて映像を製作します。各機能に最適化されたデザインになっており、多機能な割にシンプルなデザインで作業の邪魔をしません。映像制作に必要な要素がこれ1本に全部詰まっています。

2.DaVinci Resolveの魅力

個人的に他のソフトに比べて便利だと思った機能をいくつがご紹介
正直「私のどこが好きなの?」と聞かれるくらいに好きのなところが多すぎて返答に困ってしまいます。下にいくつか書きますがそれ以上に「他のソフトより使っていてテンションがアがる」というところが一番大きいです。私の映像のクオリティはDaVinci Resolve以前と以後でガラッと変わりました。

カラーグレーディング
DaVinci Resolveと言えばカラーグレーディング。写真をLightroomで現像するように、映像を細かく現像できる。映像のクオリティが数段アップします。あなたにも出来ます!

トラッキング機能が優秀
動いている被写体をグレーディングするのはとても厄介。でもパワーウィンドウ(マスク)のトラッキング機能がとても簡単優秀なので動体のグレーディングも可能。動画版のLightroomと思ってもらって問題ない。

2種類の編集方法
DaVinci Resolveには編集ページが2種類あるというのが他のソフトにはないユニークな点だ。

エディット」従来の編集ソフトのように切って貼ってエフェクトをかけると言った編集に向いています。至って普通の編集ページですが編集機能が加わってから4つバージョンが進化し、だいぶ成熟してきました。
カット」バージョン16から加わった新たな編集方法。スピードを重視した編集に向いている。長回しした素材から必要な部分を切り出してつなげたりするのが得意。BMD的にはテレビCMやニュース番組のエディター向けと言っているけど、Youtuberにも向いているんじゃないかな。カット編集でサクサクっと大まかに組んだ後でエディットページで作り込むのもアリ。カット編集に特化したキーボードもある。

コラボレーション機能
エディターやアシスタント、カラリスト、VFXアーティスト、サウンドデザイナーが、同じプロジェクトで同時に作業できます。(Blackmagic Designウェブサイトより)
チームで映像製作をしている時にそれぞれの役割の人が同時に作業できるので、前の人の作業を待つ必要が無い。(Premiere Proにも似た機能が先日β版で付きましたね。)一人で全部作業している私にはあまり縁の無い機能ですが。。。

スタビライザーが強い速い
個人的にとても使用頻度が高い機能。Premiere Proでいうワープスタビライザー的なスタビライズやAfter Effectsで処理をしていたようなポイントを指定してスタビライズなど多種多様なスタビライザーがある。しかも処理がとても速い。一度処理すれば何度もレンダリングし直す必要がない。

効果音ライブラリー
500種類に及ぶ著作権使用料無料のサウンドライブラリーをダウンロード出来ます。(検索がしづらかったりまだβ的な感じですが)

ライブ保存
一定時間でプロジェクトを保存する「自動保存」ももちろんあるが1動作ごとに記録してくれる「ライブ保存」は素晴らしい。ソフトが落ちた時でも直前まで記録していてくれるので安心だ。特に動作が重くなることは無いので必ずオンにしておくように。

アップデートが頻繁にある
新機能が盛り沢山のマイナーアップデートがしょっちゅうリリースされディアゴスティーニやサクラダファミリアと呼ばれている。Ver.14や15の頃よりは大分落ち着いきましたが。

Blackmagic RAW
Blackmagic Design社のカメラ(ポケシネ、URSA mini Proなど)やVideo Assistに採用されているRAW形式のデータ。Premiere Pro等でも読み込んで編集することはできるが、本領を発揮できるのはDaVinci Resolveだけだ。ポケシネはDaVinci Resolveと組み合わせることで完全体になると思っている。

カラコレ専用パネル
ホイールやつまみをいじくりカラーコレクションをするためのパネル。繊細な調整ができ、操作効率も上がる。テンションも上がる。私的にはしたのホイールより上のツマミを使うことが非常に多いのでMicroではなく少しがんばってMiniパネルを導入することをオススメする。

他のソフトのショートカットが使える
他のソフトから移行する場合キーボードショートカットの違いがイラッとすることもありますよね。DaVinci ResolveにはPremiere Pro、Final Cut X、Media Composerのショートカットが用意されています。ただ私の経験からすると最初からDaVinci Resolveのショートカットを覚えた方が後々の為になるとは思います。

無料版がある
無料版というとお試し版や簡易版という印象があるが、ほとんどの機能は入っている。UHDまでの解像度やエフェクトがいくつか使えない等の制限はあるが、ガチのプロでなければ無料版でも十分だと思う。有料版を買わせる気が無いんじゃ無いかと言うくらいの無料版。そして有料版でも33,980円(税別)。一度購入するとその後一切お金が掛からない。15万円のポケシネを買っても付いてくる。どう言う商売をしているのか分からない。私が駆け出しの頃に欲しかった。

3.気になること・不便なこと

どんなソフトでもいいことばかりではありません。せっかく使うなら前もってつまづきやすいポイントや他のソフトと比べて不便な点も知っていた方が良いでしょう。

ノードベースの作業
カラーグレーディングとFUSIONはノードベースの作業となるので他のソフトから移ってくると一番つまづくポイント。ただし慣れるととても理にかなって効率的なのがわかるのでここだけはしっかり勉強した方がいい。ノードベースの作業自体は難しい事ではない。

Adobe After Effects, Illustratorのデータを直接読み込みたい
良く分かります。僕もそれだけの為にPremiere Proを18年使ってきました。どちらのソフトも今でもバリバリ使ってます。直接リンクできたらいいなと思うこともありますが、一般的な映像を作る分には書き出すひと手間が増えたくらいです。ただAE素材を使うのがメインの人はPremiere Proの方がいいかもしれませんね。
ちなみにPhotoshopのデータはレイヤー構造を維持したまま読み込むことができます。

DVD, BDの製作はできない
いまだに納品はDVD、BDでということが多いので他のソフトを使う必要があります。4Kで作った映像をDVDにして納品はナンセンスなのでもうやめたいですけどね。

ProRes RAWで撮っている人
残念ながらProRes RAWのファイルはネイティブでは取り扱えません。変換してから読み込むことはできますが、せっかくRAWで撮っているのに他のソフトで現像してDaVinci Resolveでまたグレーディングするは正直RAWの一番美味しいところを捨ててるような気もしますね。ProRes RAW以外のProResは扱えます。

プラグインやテンプレート素材をよく使う
サードパーティーから出ているプラグインやテンプレートの量はPremiere Pro、After Effectsにはかないません。スムーズトランジションのような流行り物はDaVinci Resolveでもすぐ出るようになりましたが。

GPUのパワーが重要
映像編集(特に4Kなど)をするにはマシンスペックは重要です。DaVinci ResolveはGPU(グラフィックボード)のパワーが作業の快適性につながります。Premiere Pro等と比べるとCPUとメモリーは重要ではありません。オンチップGPUだと4K編集やカラーグレーディング時に不安定になることがあります。

情報が少ない
確かにPremiere ProやAfter Effectsに比べて情報量は少ないですが、ほとんどの人が使用する上で必要な情報は検索すれば大抵出揃いました。ご安心を。

4.おすすめのチュートリアルで学ぼう

DaVinci Resolveを起動して絶望しそうなあなたへ。はじめて立ち上げた時の他ソフトとのインターフェースの違い。ワケがわからなくて絶望する気持ちわかります。私もVer.9の頃に素材を取り込めずに挫折しました。そんな私でも今では立派なダビンチ・リゾルバー?です。2〜3年前はチュートリアルが少なく入口で弾かれる。そんな時代もありました。しかし今は多くのチュートリアルで溢れている。DaVinci Resolveの情報が少ない!と使命感に駆られてた有志が多くのチュートリアルを作ってくれている。下記リンクに私がよく参考にさせてもらっているチュートリアル等をまとめました。

DaVinci Resolveを触ってみようと思ったあなたへ

とりあえず3本ショートムービーを作ってみよう。中途半端に編集は別ソフトでグレーディングはDaVinci Resolveでとやっているといつまでも上達はしない。えいやっ!と乗り換えてみよう。DaVinci Resolve怖く無いよ。

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